監督 ロバート・ゼメキス
キャスト ジョセフ・ゴードン=レヴィット、フィリップ・プティ、ベン・キングズレー、パパ・ルディ、クレマン・シボニー、ジャン=ルイス、ジェームズ・バッジ・デール
2015年 アメリカ
ジャンル:アドベンチャー、実話
【あらすじ】
8歳の時に綱渡りに魅せられ、独学でトレーニングを積んできたフィリップ・プティ。1973年、パリで大道芸人として綱渡りを披露していた彼は、雑誌の記事でワールド・トレード・センタービル建設のニュースを知り衝撃を受ける。地上110階、高さ411m。エッフェル塔を抜いて世界最高層となるツインタワーの間にワイヤーを架けて歩きたいという危険極まりない夢に囚われたプティは、実現に向かって走り始めるのだが…。
【感想】
3Dで鑑賞することを前提に作られたような映画なので2D鑑賞した私では正当な評価はできない。今、話題のVRとかで観たら足がすくんだだろうなと思った。
ロバート・ゼメキス監督が曲芸師フィリップ・プティの実話を映画化。なのだが、映画の見どころは完全に地上400メートルから真下の景色を撮った映像にあったと思います。その映像については怖いというよりも少し気持ち悪くなりました。高所恐怖症の人間は気を失ってもおかしくないと思います。
悪い言い方をすれば、映像が目玉過ぎて主人公自体にがおざなりになっていたように思います。そのため人物に興味を持てませんでした。
ワールド・トレード・センタービルにロープを張って主人公がその上を綱渡りするのを1回ではなく何度も往復するのが、演出としてかなりくどい。1回で渡り切って終わりにした方が目標を果たしたという達成感があったと思います。何往復もすることで目標の価値観そのものが下がってしまった。最後の方は「もう満足しただろ」と主人公に対して冷めた目で見てしまいました。ラストが盛り上がらなかったのは大きな原点要因。全体をシリアスではなくコメディタッチで描いているのも好みが分かれるところでしょう。
観る人を選ぶというか高所恐怖症の人は絶対に観てはいけない映画でしょう。事前に注意書きを入れた方がいいでしょうね。
お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆
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