LiveInPeace☆9+25

「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

(紹介) 日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯 /水曜デモ30周年 声明

2022-01-08 | 「慰安婦」問題

 日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯からリブ・イン・ピース9+25あてに水曜デモ30周年記念 第1525回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ 声明書が送られてきました。
 私たちの活動の励みになり勇気づけられる文書なので、この声明書を共有したいと思います。以下原文を紹介します。

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水曜デモが30周年を迎えました。
途方もない歳月、驚異的な旅程、信じられない時間です。


誰が知っていたでしょうか。
冷たい街頭、冷酷な視線、冷笑的嘲弄の中でひたすら歴史の真実を知らせようと立ち続けたその日が30年の旅程の始まりであったことを。

誰が知っていたでしょうか。
30年という時間にもかかわらず、日本政府が謝罪どころか後退ばかりを繰り返していることを。

誰が知っていたでしょうか。
30年が過ぎた今、日本のど真ん中にいるかのように極右歴史否定勢力が水曜デモの場所を奪い取り、差別と嫌悪発言を吐き散らしていることを。


水曜デモは1992年1月8日、宮沢首相訪韓を契機に日本政府に抗議するために始まりました。1991年8月14日、最初の公開証言者金学順の叫びにも事実否認と隠蔽、責任回避に汲々とする日本政府に向かって、挺対協と女性たちは歴史の真実を直視するよう要請しました。


30年の歳月の間

無視と挫折は覚醒と勇気に変わり、
恥辱と痛み、苦痛と鬱憤は連帯と愛の力で治癒され、
疑惑と試練の瞬間は希望と平和の時間に昇華されました。

名前さえなかった犠牲者とやるせない被害者は
堂々とした生存者、人権運動家になって私たちみんなを目覚めさせてきました。

片隅の小さな叫びは大きな響きと波紋となって地球村を揺るがしました。

全世界の市民は
植民主義、帝国主義、人種差別主義、軍国主義、覇権主義、男性中心主義に抵抗して
被害生存者が掘り起こしてきた美しくも驚異的な旅程に同賛してきました。

想像さえできなかった未来を現実のものにするために、世の中を自ら変化させるために未来世代が先頭に立ってきました。

日本大使館前の通りは出会いと疎通の場、理解と共感の場、記憶と教育の場、相互ケアと相互権限賦与の場になりました。


 その積み重なった時間と空間を毅然と守り、ともにした被害生存者の勇気に感謝申し上げます。人生をかけて変わることなく水曜デモの現場に立った先輩活動家、いかなる攻撃と威嚇にも屈しないで連帯した世界市民に感謝申し上げます。 女性の人権と平和のためにこの場をともにして下さったすべての方々に感謝申し上げます。遅滞する正義の時間の中で亡くなられた国内外被害者らと活動家に弔意を表します。


だからこそ一層呆れます。


日本政府は真の謝罪と反省どころか歴史を消して被害者を侮辱し、平和碑の撤去と設置妨害を露骨に敢行してきました。

口では「河野談話」を継承すると言いながら、奇異な論法で事実上「強制連行」を否認し、「性奴隷」を根拠なしとして否定し、
「1965年韓日請求権協定」と「2015韓日合意」を言い訳にして「最終的・不可逆的に解決された」という主張をオウムのように繰り返しています。

「歴史の真実を回避しない」という約束を手の平をひっくり返したように覆し、偽りと言葉の言い換えを日常とし、
ついには戦争国家として新たに立つために
憲法改正を推進しています。


国内外に拡散した歴史否定勢力は希望と平和の場を挫折と葛藤で汚し、愛と連帯の心を憎しみと嫌悪の刃で引き裂き、
心臓を熱く打つ真実の喊声を不正と歪曲の言葉で傷つけています。


それでも私たちは信じます。


30年もの歳月、きちんと積み重ねてきた被害者と水曜デモ参加者の念願が天にも達していることを。
凍土にまかれた種がついに芽吹き、正義の花が咲くことを。

そして日本軍性奴隷制問題が解決されるその日、水曜デモの長い時間の門がはじめて閉じられ、歴史の場に深く刻まれることを信じます。


その日がくるまで私たちは変わることなく平和路に立ち、叫ぶでしょう。


一. 日本政府はこれ以上未来世代に歴史的荷物を背負わせることなく、正義と真実にもとづいて過去の歴史を清算せよ

一. 日本政府は事実認定と覆ることのない謝罪、再発防止の約束を通して日本軍性奴隷制問題を正しく解決せよ

一. 韓国政府は真相究明、被害者の名誉と人権保護に自ら立ち上がれ

一. 韓日両国政府は紛争と戦争、暴力と差別で苦痛受けるアジア女性たちの人権と生命を保護するために積極的に取り組め

一. 反民主、反平和、反人権、反民族歴史否定勢力は今からでも反省し、被害者らと水曜デモ参加者に謝罪せよ


2022年1月5日

水曜デモ30周年記念 第1525回日本軍性奴隷制問題解決のための水曜デモ参加者
および正義記憶連帯


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