猫縁（ねこえにし）

昨日の散歩途中のこと。
ある建物前の駐車場で、弱々しい猫を発見。野良だろうか。
川に落ちたのか水をかけられたのか、半乾きの体で喉元が黒く汚れてる。
無事を祈っていったん立ち去ったものの、主人もワタシも気になってしょうがない。
猫がいた場所まで戻ってみると、猫さんは位置を変えて座っていた。
動く元気はあるようでしたが、涎がひどい。
散歩でたまに通る道ではあるけど、動物病院が近くにあったかどうかはうろ覚え。
しかも日曜日の午後。数件連絡を取ってみたけどやはり休診だったり、診察時間が終わってたり。
そういえばウチの近くに新しい動物病院が開業してたけど、日曜の診察はどうだったかな…。
来た道を引き返して病院まで行ってみると、扉は閉まっていましたが日曜午後3時から5時まで診察とのこと。
ウチに戻ってお昼を食べ、キャリーケースとタオル、軍手を持って猫さんのいた場所へ急ぎました。
猫さんは歩道の近くで身体を休めていました。お？少しきれいになってる？
隣家で鉢植えの手入れをしていたおばさんに猫さんの事を聞いてみたら、野良には違いないけど、おばさんが猫さんの面倒を見ているのだそう。高齢の猫で歯も既になく涎も止まらないけどご飯もちゃんと食べて、病院にも連れて行ってるようでした。
よかった。ホントによかった。
いや、あまり長くは生きられないようなのでよかったとも言い切れないけど
お世話してくれてる人がいて安心しました。

あのままおばさんに出会うことなく猫さんを捕獲して病院に連れて行って
その後どうするか…。
ウチで引き取る覚悟は当然していましたが
もし感染症を持っていたり、何よりヨモギさんと相性が悪かったりしたら
里親さんを探すことも考えなくては。その間の保護部屋やその他諸々。短い時間で、いろんなことを考えました。
取り越し苦労ですんでホントによかった。



猫と飼い主にはやっぱり「縁」と言うものがあるのだろうと思います。

我家のヨモギさんはペットショップからやってきた子。
実はやや売れ残り気味の子でした。
こんなに可愛いのにねえ。（＾＾；）ゞ

我家にやってくるためにお店に居残っていたんだね。


2匹目をそろそろ迎えてもいいかなと、時々里親募集のサイトも覗いています。
つい先日とっても気になる猫さんがいて、保護主さんに連絡を取ってみましたが
先に里親候補に名乗り出た方のおうちでトライアルに入っているとのこと。
早い者勝ちのようで申し訳ないと保護主さんは仰っていましたが
タイミングの早い遅いも含めての「ご縁」なのだと思います。


まあ、また雷に打たれるような出会いがあるかもね。
それまではヨモちゃん一人っ子で大事にしなさいと言うことなのかもしれません。