「ブランケット・キャッツ」重松清
(朝日文庫)
猫にまつわるほのぼの小説かと思いきや
やっぱりこれは重松作品、なかなかの重さでした。
馴染んだ毛布とともに、2泊3日で貸し出される
レンタルキャット。
3日間の道連れにレンタル猫を選んだ
7つの家族の物語。
登場人物はどの人もさびしくて、悲しい。
レンタル猫は彼らを楽しませるわけでも
癒すでもなく、ただひたすら理想の飼い猫を演じて
傍にいるだけ。
それでも、傍にいるだけで猫が与えてくれる
小さな(時には大きな)魔法。
一編だけ、猫視点で綴られている
「旅に出たブランケット・キャット」が好き。
小さな旅人と”タビー”の幸せを願わずにいられません。
(朝日文庫)
猫にまつわるほのぼの小説かと思いきや
やっぱりこれは重松作品、なかなかの重さでした。
馴染んだ毛布とともに、2泊3日で貸し出される
レンタルキャット。
3日間の道連れにレンタル猫を選んだ
7つの家族の物語。
登場人物はどの人もさびしくて、悲しい。
レンタル猫は彼らを楽しませるわけでも
癒すでもなく、ただひたすら理想の飼い猫を演じて
傍にいるだけ。
それでも、傍にいるだけで猫が与えてくれる
小さな(時には大きな)魔法。
一編だけ、猫視点で綴られている
「旅に出たブランケット・キャット」が好き。
小さな旅人と”タビー”の幸せを願わずにいられません。