ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア

もし、障害を負ってしまったらどうするか?
今までの生活は??
暮らしを支えるリハビリテーションとケアを考えます。

ここのところ読んだ本

2006年07月07日 | 読んだ本
夏風邪で体調を崩してしまった・・・
今頃変声期(苦笑)

さて、ここのところ読んだ本を紹介します。

【目の玉日記】小林よしのり 著 小学館
小林よしのりといえば、なにかと物議をかもし出す漫画家である。
その小林よしのりが、ほぼ失明状態になった経験談と、
それに対する手術経験を語るマンガである。
理学療法の現場では、あまり「失明」の方とかかわる機会が少ないので、
「見える」ということがどういうことなのか、マンガなのでよく伝わります。

白内障の方の世界って、こういうふうにみえんるんだあ・・・、
といまさらながらに理解できた気がします。

【脳と生命と心 第一回養老孟司シンポジウム】養老孟司 編 哲学書房
この本は、養老氏主宰のシンポジウムをまとめたものです、といえば簡単だが、
内容は、脳機能について様々な視点の学者さんたちが喧々諤々の議論の様子が
かかれていたりします。
池田清彦・郡司ペギオ幸夫・計見一雄・澤口俊之・団まりな・松野孝一郎・
茂木健一郎・養老孟司など、それぞれの立場から「脳機能」を語ります。
最近TVにでている茂木氏の話は興味深く読みました。

【コミュニケーションという謎】秦野悦子+やまだようこ著 ミネルヴァ書房
この本は、「コミュニケーション」について、自閉症児の発達を追いながら、
コミュニケーションとは何か?を考えて行きます。
コミュニケーションは言語的・非言語的と分類されることが多いけれど、
それってホント?と思ってしまいます。

【クオリア入門】茂木健一郎 著 ちくま学芸文庫
先に紹介した、「脳と生命と心」のなかの茂木氏の話が面白かったので、
こちらも買ってみました。
ちょうど時期的に、高次脳機能障害について調べていた時期で、
「正常な脳機能」を理解するのに非常に参考になった2冊です。
論点は「脳と生命と心」とほぼ同じなのですが、この本はもう少し
脳機能について語ってあります。

【生老病死を支える―地域ケアの新しい試み―】方波見康雄 著 岩波新書
この本の著者は医師であり、親子2代に渡り
北海道のある地域を支えてきた、物語でもある。
著者が子供のころ、支えてくれた近所の方たちが、
今度は自分が終末の時期を支えることになった著者の活動を、
いろんな思いとともに綴ってあります。
こんな活動っていいな、と思ってしまいます。

【時間の止まった家 「要介護」の現場から】関なおみ 著 光文社新書
ひょんなことから病院勤務をやめ、行政・在宅へ入っていった、医師の物語である。
自分の価値観が、世間一般の価値観だと、ついついそう思ってしまうが、
この仕事をしていると、いろんな価値観の方に出会います。
そのいろんな方たちへ、向き合い、カメラを向け続けた
著者の思いが伝わってくる本と思います。



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
よしりんだ♪ (ママちゃん)
2006-07-11 13:08:51
よしりんのゴーマニズム宣言に目の玉日記載っててよみたいなーと思ってました。

面白かったようですね。

買ってみよっと。

それにしてもlifeさんの読む本はどれもおもしろそう。
ママちゃん (life-reha-care)
2006-07-11 20:53:14
面白かったですよ。

Drによっていろいろ意見が違うので、

よしりんも大変だったようです。



そうそう、ママちゃん、双子用のドレスいりませんか?

必要でしたらコメント下さい。

サイズは120です。
ママちゃんさんへ (life-reha-care)
2006-07-11 20:58:02
メアドは、

life-reha-care@mail.goo.ne.jp

へお願いします。



もしよければ、写真を添付で送りますので。

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