もうすぐ秋の番組改編期。またアニメがたくさん始まるようなので大変だ。そんな中、うちのレコーダを起動したらこんな表示が出た。
「HDDの空き容量がなくなりました」
( Д ) ゜ ゜
HDDは600GBもあるのに? いっぱい? やべー・・・・・・
もうすぐ秋の番組改編期。またアニメがたくさん始まるようなので大変だ。そんな中、うちのレコーダを起動したらこんな表示が出た。
「HDDの空き容量がなくなりました」
( Д ) ゜ ゜
HDDは600GBもあるのに? いっぱい? やべー・・・・・・
二月上旬に放送されていたドラマだけど、録画したまま見てなかったのを最近になって見た。主演が反町隆史なので「お、こいつが信長になるんだな」と思ってしまった俺。関ヶ原だってばorz
そんでもってこの反町演じる伊庭小隊長がダメダメだった。いや、演技は良いのだがキャラクターがだめ。時代は関ヶ原の戦い直前で、徳川にも石田三成にも加勢しないと宣言するまでは良し。ただ、小隊を守るための防御策を何も講じていない。独立独歩で行くのは一つの選択肢だが、それにしても自衛のためにやることはいろいろあるはず。だがやることと言えば家康の所に怒鳴り込んだりただ一人の女を守ったりするだけ。渡部篤郎演じる嶋村小隊長の方が目的がしっかりしていてよほど良い。
戦いに関して言うと戦術がまったくなっていなかった。まず野営地が駄目。あんな隠れるところがたくさんある所にいるのは自殺行為でしかない。敵よりも足の速い乗り物を持ち、敵よりも長射程の武器があるのだからなるべく見晴らしの良いところに陣を構えるべきだ。実際、そのせいで何度も奇襲されてるし闇討ちもされている。敵がやってきて味方が「敵襲!」と叫び、応戦するのはドラマ的には緊迫感があるのだろうが、俺としてはあきれるばかり。せっかくある手持ちの装備を有効に活用できていない。かと思えば銃弾、ガソリン、バッテリーは貴重なはずなのにただ子供をバイクに乗せるためにガソリンを無駄遣いしていたりする。
小早川秀秋をバイクに乗せたのは逆にOKだ。権力者の一人の心を掴むためならガソリンなど安いもの。藤原竜也演じるこの小早川がとても良かった。従来の優柔不断な情けないイメージではなく、時代に翻弄されて悩む若者として魅力溢れる演技だった。特に小早川の決断のシーンは名場面。
俳優で言えばもう一人、津川雅彦がやはり凄い。「葵 徳川三代」の時よりも狸親父に近いメイクで登場した家康だが、伊庭との初対面のシーンでいきなり伊庭の名前を知っている所など、不気味な凄みを漂わせていた。他の者が鉄の馬とかよぶところをただ一人「装甲車」と正しく呼ぶところとか、そういうところに凄さを感じる。そう、装甲車だ。車は戦車、装甲車、トラック、高機動車等があったのだがその中で正しく「装甲車」と呼んでいた。そういう細かいところから家康は優秀な諜報部隊を持っていることを伺わせる。
そしてまたもや出たセリフ「生きろ」。
日本で戦争物をやると何故か決まってこのセリフが出てくるのだが、俺はこのセリフが大嫌いなのでこれが出ただけで作品の評価が下がる。これが「死ぬな」とか「俺はいい。先に行け」とか「必ず生き残れ」とかなら違和感が無いのだが、「生きろ」は違和感ありあり。なぜこのセリフを使うのだろうか。
違和感と言えば初めての戦闘が終わったときに「人を殺しちまった!」と叫ぶ自衛隊員にも違和感。この時の感情としては第一に味方が死んだことにより次は自分が死ぬかもしれないという恐怖。第二にまた戦友が死ぬかもしれないという不安。そして三番目くらいに人を殺したという罪悪感が来るものだと思う。人を殺した罪悪感が第一に来るような人はそもそも陸上自衛隊に入隊しないような気がするのだが・・・
全体的に見るとつまらなくはなかったが、つっこみどころ満載な感じのドラマだった。戦国時代に自衛隊という時点でぶっとんだ設定なのは承知の上なのだが、その上でもっとよく練られた脚本であれば良かった。二作の映画の方が面白い。
今頃正月番組の感想を書きます・・・(;´Д`)
「新選組!」は面白かった。大河ドラマとしては軽すぎるという意見はあるしその通りだとも思うが、実際の年齢にそぐわない俳優が演じる重厚な新選組よりよっぽど良いと思う。彼らは若かったんだから。あれから一年。
「待たせたな」
土方歳三登場時のセリフ。この一言に尽きる。回想シーンもあるので新選組が帰ってきたという想いが強い。新選組の中では山南敬助が好きで、この「新選組!」でも堺さん演じる山南がハマリ役だったのでそれがまた見られただけでも満足。
榎本武揚は草薙ではなく他の役者(名前失念)に変わってしまったが、ドラマを観ていくうちに納得。悪いけどあの演技は草薙にはできない。大鳥圭介役の吹越満は好きな役者なので、土方、榎本、大鳥の三者のやりとりはとても面白かった。ちなみにこの大鳥、後に日清戦争なんかにも関わっていくのでそのあたりも吹越満で観てみたい。
新選組はあるものの、池田屋以来のメンバーは五人。そのうち二人に対し、島田の「あれ、お前らそんな前からいたっけ?」というセリフに笑った。我々も「こんなやついたっけ」と思っているところでこのセリフは良い。視聴者の疑問や思いをうまく捉えて劇中に反映させている、これぞ三谷節。
題名の通り最後の一日に絞って史実を織り込みながら描かれたこの作品は、新選組という祭りの最後の花火にも似て、大きな満足感と共に本当に終わったなという寂寥感を感じさせる。うん、面白かった。
エターナル(RD-X6)を買ったことにより、テレビの録画・編集は格段にやりやすくなった。それをいいことに録画しまくっていたところ、こんなメッセージが。
「HDDの空き容量が少なくなりました」
ヤバイ。ヤバイですよ。見て消さなければ。節分も迎えたのに正月に録った番組まで残っているのは非常にヤバイ。日曜日をこれの消化にあてることに決定。未見の番組は全部で・・・・・・
18時間 ( д ) ゜ ゜
残り8時間まで漕ぎ着けました。俺がんばった。
お正月特別番組の「里見八犬伝」を見た。原作の大筋は覚えているものの、大部分はいい感じに忘れているので改めて楽しめそうだと思ったのだが、いきなり原作と違うところに気づいてしまった(笑
(以下ネタバレあり) まず犬が出てこない(笑 これでは八人が犬士である意味合いが薄くなる。他にも死なない奴が死んだり、死んだ奴が死ななかったりとだいぶ改変されている。そのあたりはあまり気にならなかったが、全体的に大河ドラマの総集編のような印象を受けた。面白いのだが話が駆け足に進みすぎているのだ。八犬伝はやはり一年くらいかけてやった方が良いと思う。 犬塚信乃戌孝 滝沢馬琴だからタッキー? 全編に渡って主役だった。義経で鍛えられたのか演技力は向上しているが、もっと向上して欲しいところ。 犬山道節忠與 俺の先祖に縁がある人物だと初めて知った。道節は架空の人物だが、それでも縁があるとなると親近感がわく。演じた小澤征悦については良く知らないのだけど、今回といい義経の時の木曽義仲といい、時代劇向きの方だと思う。 犬田小文吾悌順 照英。それ以上言うこと無し。気は優しいが力持ちみたいなキャラがこれほど似合う俳優は他にない。 犬坂毛野胤智 原作では一番好きなのだが、今回の出番は少ない。智の能力を発揮してほしかったが、タッキー他とぶつかるので駄目か。 敵討ちのシーンで三人が刀を持って回るところを上から撮ったシーンが格好良かった。 犬江親兵衛仁 本来なら後半の主役だが、今回は脇役。残念。風使いになっているようで、親兵衛と道節の合わせ技は圧倒的な破壊力。っていうか何その妖術(;´Д`) 足利成氏 京本政樹。 昔の映画では信乃だったが、今回は敵役。公家っぷりがすげー似合っている。何から何まで言うこと無し。情けないキャラを演じてはいるが、家臣を切り捨てる時の動きは決まっていた。 馬加大記 笑い方が独特すぎ(笑。さすがは佐野史郎。 船虫 いつの間にか演技力がかなり向上しているともさかりえ。悲運の女を演じきっていた。 ゝ大法師 死んだ。このあたり原作と違うはず。渡部篤郎がやる役は死んだり生き返ったりする運命なのか。 なかなか楽しめる作りになっていた。最後に八犬士が登場するシーンはヒーロー物特撮っぽい格好良さ。合戦シーンもややエキストラの人数が少ないが、派手で良い。原作を読みたくなってきた。原作口語訳で何か良い本はないかな?