りぶろぐ

a weblog on librarianship

東京大学大学院理学系研究科・理学部図書室 web サイト

2006-09-02 04:51:26 | 紹介―web サイト
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/lib/

研究集会で東大駒場に行ったとき数理研の図書室には入ったことがある(そこで知ってる先生の修士論文を読むという非常に悪趣味なことをした).が,この本郷にある理学系研究科図書室のほうには行ったことがない.

それはともかく,トップページ中央の News コーナーに注目した.ふつうこういうスペースではその図書館に関する連絡事項を書くものだが,ここはそれだけじゃない.図書館界はもちろん IT,教育,大学運営などに関係したニュースを集めて掲載している.ほぼ毎日更新されているようだ.

どれくらい閲覧されてるかは分からないが,こういう日々の努力は価値があるだろうと思う.というか,思いたい.

図書館のコンピュータのホームページには当然図書館サイトのトップページが登録されているだろう.図書館を利用したひとがブラウザを立ち上げたときにちらっとでも見てくれれば,それでいいのかな.

* * *

リンク集には Knezonデジタル台風も含まれていて,更新がしばらくされてない死んだ状態ではないということが分かる.

全国の大学図書館報

2006-08-25 16:52:47 | 紹介―web サイト
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/pub/tojo/link/gate-kanpo.shtml

大学図書館が定期的に発行してる図書館報(の web 版)へのリンク集.

ひとつの図書館のものを時系列に沿ってある程度まとめて読んでみるとなかなか面白い.
それにしてもいろんな名前があるんだねえ.

* * *

国会図書館の月報は「本屋にない本」という「らしい」コーナーが好きだ.

http://www.ndl.go.jp/jp/publication/geppo/index.html

PreFound - search what people have already found

2006-08-23 22:29:24 | 紹介―web サイト
http://www.prefound.com/index.php
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0601/19/news033.html

PreFound はコミュニティ型検索エンジン.ユーザの検索結果をフィードバック(タギングなどによる)して,検索エンジンを「みんなで作っていく」という発想に基づいている.非常に Web2.0 的.悔しいがこういうのは考えたことがなかったな.しかも PreFound というのは分かりやすくて良い名前だ.



それはともかく,紹介したいのは PreFound そのものではなくてこのイコライザのほう.



http://www.prefound.com/ssemain

PreFound でどういう検索を行うか,そのパラメタ設定を視覚的かつ簡単にできる.素晴らしいアイディアだと思った.

ぜひとも図書館 OPAC でパクりたい!(臆面もなく) メニュー画面で視覚的に検索条件を設定できるというのは魅力的じゃない? いろいろアイディアが浮かんでくるよ……



イコライザのメニューについてちょっと解説するね.

いちばん左の local というのは自分の住んでる地域に関する情報を検索するかどうかという意味.on と off が選べる.このため,イコライザを使用する前に zip code の登録が必要になっている.

その右には music, movies, TV, XBox という項目が並んでいる.これらはユーザが自由に設定できる.だから別にどういうキーワードでもよいわけだ.food とか,anime とか.これらについては関連度のレベルを off, lo, med, hi の4段階で選べるようになっている.

#イコライザは英語で equalizer ということを初めて知った.

矢祭町から:新設図書館の本,寄贈呼び掛け

2006-08-07 03:29:40 | 紹介―web サイト
http://www.town.yamatsuri.fukushima.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC020004...

例の寄贈だけで図書館を立ち上げようとしてる自治体のはなし.このページにどれだけ本が集まったか公表してある.

寄贈数は8月3日現在で52,970冊だそう.

ユニークでどれだけの数になるかは分からないが,小さな図書館だと3万冊程度でスタートするところもあるし,まずまずなのかな.

寄贈に頼るのがあやういのは間違いない.いつまで続くか分からない不安定さがあるし,蔵書構成が極端に(ベストセラーへ)偏ると想像されるし.でもこういう図書館がひとつくらいあっても面白い気はする.

金はないけど地域に図書館が欲しい.そんな現実的選択に対して「専門性が」なんていう理想主義的な批判は効力を得ないだろう.

善意だけ(ってこともないか)で成立する,みんなで作りあげていく公共図書館.そう表現してみれば,非常に Web2.0 っぽいという気もする.

図書館情報学での留学のために

2006-08-06 10:34:30 | 紹介―web サイト
http://www.cq.st26.arena.ne.jp/mlis.html

「これから図書館・情報学科への留学を考えていらっしゃる方のためのページです」

図書館情報学の修士号はそのうち取るつもりでいる.筑波か慶應かはたまた愛知淑徳大学か,場所は分からないけど.

でもどうせなら北米の大学院で MLS: Master of Library Science を……という気持ちがある.まあ奨学金の返済が600万円分あるし,そんな余裕はなかなかないだろうけど.

あーあ.

L-Learning 研究分科会

2006-08-06 10:24:59 | 紹介―web サイト
http://www.tdc.ac.jp/lib/lls/

「図書館員のリテラシーやスキルアップのための自己学習」のためのサイトらしい.
tdc.ac.jp とは聞き慣れないと思ったが東京歯科大学だそうだ.

失礼ながら,それほどコンテンツがあるわけではないと思った.
しかし,このオンライン模擬試験は貴重だ.

ちょっとやってみたところ,マニアックというか現場の知識というか些細というか,
「んなん知らねーよ!!!」とさじを投げたくなるような問題が多かった.
少なくとも採用試験に役に立つような感じではない.

でも一度くらい覗いてみてよ.

ひとまずおしまいです - 東大薬学図書館にっき

2006-08-01 03:20:20 | 紹介―web サイト
http://d.hatena.ne.jp/yakutosho/20060630

ちょっと見てないあいだに終わってた.

blog を書いてた職員が7月で別の学内図書室へ異動するためらしい.薬学図書館のサイトからリンクされてたから勘違いしてたけど(図書館としてではなく)個人が運営してたんだね.

ちゃんとチェックしてなかったくせにこういうこと言うのもなんだけど,いい仕事だったと思う.本当に.

こうやって,図書館の中の人の人格(大げさだけど)が見えるような広報のしかたが広まって欲しいと思う.お役所的なのはつまんないのよ.