りぶろぐ

a weblog on librarianship

JFKの記録を永遠に――JFK図書館とEMC

2006-04-27 11:12:56 | ニュース
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0604/26/news063.html

司書講習で聞いたんだけど,アメリカは大統領ごとに図書館を作るんだよね.ほんとにすごい国だ.

さて,「記録を未来に引き継いでいくには、永遠の長期保管を考えなければならない。災害からも安全であるか、フォーマットの変化に耐えられるか、などデジタル化を行う上でさまざまな課題がある」とある.

確かに電子資料の最大の弱点は保存可能性かもしれない.

電子媒体が紙より完全に優れているわけではない.なんせ積み重ねてきた歴史が違いますからね.何千年前の人たちがパピルスや羊皮紙などに書いた文章を現代のわたしたちがそのまま目にすることができるっていう単純な(だけど心が震える)事実にもっと敬意を払うべきなんだ.

物理的実体があるというのは強い.

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JFK については:
http://ja.wikipedia.org/wiki/ジョン・F・ケネディ

そうか,キューバ危機のころか……

飲食物持参OKの読書部屋  図書館にオープン 狭山

2006-04-27 10:45:32 | ニュース
http://www.saitama-np.co.jp/news04/26/21l.html



「飲食物を持参して読書にひたることができる」部屋だそうです.ここに本を持ち込むためには貸し出し手続きを経る必要があるのかどうか.それが気になる.必要があるんだったら別に画期的なことではない.ないんだったら褒めてあげる.

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個人的には飲み物を飲みながらの館内利用ができるようになって欲しい.館側は本が汚れるのを気にしてるのかもしれないけど,貸し出してしまったらどう利用されてるかなんか分からないんだし.少なくともわたしは借りてきた本を片手にご飯食べたりしてますよ.

わたしは,知的活動に必要なものは本とインターネットに接続したコンピュータとコーヒーと甘いものだと思います.ひとつも欠かすことはできないね.

京都市吉祥院図書館

2006-04-23 02:57:54 | 紹介―図書館
http://www.kyotocitylib.jp/kisyoin/index.html

行ったことはないんだけど web サイトがよく出来ていると思ったので紹介.画像を使って分かりやすく説明しているのが素晴らしい.特に,この画像



なんて嬉しい気配りじゃないですか?

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個人的には館長便りというコーナーが面白かった(というか最初はこのページが Google で引っかかった).プログラミングが趣味ということで,Google Maps で遊んだりしてらっしゃる.

こうやって職員が気楽に書いた日記などについて,利用者と「見ましたよ」「ありがとうございます」なんていう会話をする,そんなゆる~い図書館が理想です.

情報も魅力も再発見 司書が案内、書庫など見学 松任図書館体験ツアー

2006-04-23 02:42:44 | ニュース
http://www.chunichi.co.jp/00/ikw/20060422/lcl_____ikw_____002.shtml



「ふだん入れない地下書庫などを見学した」とありますが,どうせなら館長室事務室まで見せてみては?

冗談じゃなく,職員がカウンター以外でどういう仕事をしているかをアピールすることは大切だと思うんです.特に今の図書館業界の事情を考えると.それによって司書の仕事の「専門性」(とやら)も広く伝わるんじゃないでしょうか?

#それによって職員も緊張感が持てる,かもね.

そういうのに興味がない人もいるだろうから,見学ツアーを表側と裏側のふたつのコースに分けてみるか.
陰と陽.光と闇.ブラック&ホワイト.なんでもいいけど.