Sue's Blog

クリスチャンでセクシャルマイノリティのSueのひとりごとやGay Lesbian human rightsリンク集

ジェンダークイアの日常再考

2006-03-17 | ひとりごと
Safe Zone Programに参加してもうすぐ2週間。混乱していたあの日から少しずつ気持ちが落ち着いてきている。
落ち着いて考えるとあらためて自分をふり返るいい機会になった。自分のセクシャルオリエンテーションをあらためて確認できたし、ジェンダーアイデンティティはまだはっきり確信できないけど、ジェンダークイアとしての自分に少しずつきづいているような気がする。

このプロセスが自分でもとてもおもしろい。今まで気づかなかったことに気づかされる。

まずは下着について。
私はできればブラジャーをしたくない。締め付けられる感じがしてきらいなのだ。
冬はほとんどつけない。夏もできるだけ付けたくないが薄着になるので仕方なく付ける。でもいまだにスポーツブラ。パンツもできればルーズなものがあればいいが、こればかりは仕方ない。
これまでは単に自分の好みだと思っていたけど、よく考えるとどういう下着を身に付けたいかということとジェンダーアイデンティティは密接に関係していると思う。とても女性的なスケスケとかフリルの付いたような下着を好まないのはジェンダーのせいか?と思っている今日この頃。

それからジムへ行ったときに感じる違和感。女性用のロッカー、トイレへ行くたびに感じる違和感。今まではそれほど違和感を感じなかったのに・・・・。
トイレ、ロッカーへ行くと必ずジロジロと見られる他者の目線については、最近始まったことではないのであまり気にならないが、自分自身がちょっと違和感を感じるようになった。
女性用か男性用しかないんだよね~ 男でもない、女でもないというジェンダークイア。どちらかを選ばないといけないのはちょっと厳しいな~(笑)。生物学的には女性だから当然女性用を使用するのがあたり前なのだが、心理的に居心地が悪い。トランスジェンダー用ロッカーがあれば迷わずそこへ行くのにな~と思ってしまう。
そんなことに気づいてから、トランスセクシャルの人たちはジムとか、温泉とか、公共の場で着替えや裸になるような場へ行くときはどうしているんだろう。さらには病院の検査とか・・・。それって結構深刻な問題だと思う。

こんな日常の何気ない変化。今まで気づかなかったことが見えてきた。
こういうことが意外とおもしろくて自分では結構気にいっている。しばらくそういう日常が続きそうな気がする。