Sue's Blog

クリスチャンでセクシャルマイノリティのSueのひとりごとやGay Lesbian human rightsリンク集

抑圧からの解放

2006-05-16 | 自分のこと
やっと自分で気づいた。自分で自分をずっと抑圧してきたことに。
中学になって変わっていく自分の身体を受け入れたくなくて、でも受け入れなくてはどうしようもなくて、どうしようもできない自分のそんな気持ちをずっとずっと心の奥底にしまいこんできた。
奥底に奥底に、自分でも気づかないくらい心の奥に、ほんとうの自分の気持ちをしまいこんできた。
そしてその抑圧は、いつのまにか自分の中で、何をしても何かが違う、もっと何かが他にあるような気持ちへと変わり、何かに怯える子どものようにビクビクしたり、
またあるときは理由のない嫉妬心やねたみ、ひがみとなって私を襲った。

そしてあるとき気づいた。
理由もなく怯えたり、誰へということのない嫉妬心が沸き起こってくる原因が自分がずっとずっと抑圧してきたほんとうの自分の気持ちからだということに・・・。

私は男の子になりたかったんだ。
小学生のときに母が作ってくれたキュロットスカートでさえ穿いて学校へ行くのがいやで、生理や膨らんでくる乳房が嫌で嫌で仕方がなかった。
スカートの制服より学生服が着たくて、なぜ自分にはチ○チ○がないんだろうとずっと思っていた。

そんな気持ちを私はずっとしまいこんだまま40年近くを生きてきた。

そのことに気づいたとき、そんな気持ちに気づかないまま40年も生きてきた自分のバカさ加減にも呆れつつ、そんな自分がなんて愛おしいんだろうと思った。
よくぞここまでそんな思いをしまいこんだまま生きてくることができたな~と自分で自分を誉めてやった。

こんなに冷静に、そして客観的に自分を見つめることができたのは初めてだった。
そして自分で自分を素直に受け入れ、自分のことを好きになれたのも初めてだった。

これまでずっとずっと何んだかわからないものに怯えてきた自分。
もう怯えることも、おそれることもなく、妬むこともなく、ありのままの自分を見つめて、ありのままの自分で生きていこうと思う。

男になりたいという思いは実現できないけど、今さら男になる気もない。
かといって女らしく生きていくこともできないし、女性という性に属することも好まない(便宜上仕方ないけど・・・)。

これから自分はどう生きていくのか、私は私らしくありのままに生きていこう。
自分らしく・・・・
自分の思いのままに・・・・
私は私なのだから