産経新聞4月20日生活欄に掲載された記事からです。
東日本大震災で傷ついた子供の心を癒すため、遊びの必要性が専門家から指摘されている。
「日本冒険遊び場づくり協会」副代表、天野秀昭さんは、
子供の被災体験の表現は震災から約2ヶ月が経過したころ、遊びを通じてのものだった。
震災を思い出させるような子供たちの遊びを大人たちは嫌がったが、地震ごっこなどの遊びで表現することを通じ、子供たちが理不尽な体験を整理し、気持ちを収めようとしていた。
「怖かった」「つらかった」という気持ちを遊びの中でぶつけることで、子供たちが自分を癒していけるようにしないといけない。
また、臨床心理士で兵庫教育大学教授の冨永良喜さんも、
「今の時期は少しでも子供が安心できる体験が必要だ。安心すると、自分で少しずつつらい体験を表現するようになる」
と、遊びの必要性を指摘する。遊ぶことによって子供たちは安全・安心感を再確認し、徐々に心の奥に閉じ込められている感情を表現できるようになる。安心感のない状況で、つらい体験をはき出させるのは危険だという。
そのため、被災した初期の段階では、体を動かす遊びがいいという。具体的には、ボールがあれば、子供たちが日常的に慣れ親しんでいるキャッチボールやサッカー、なければ鬼ごっこなどだ。
そのうえで、子供たちが自発的に被災体験を表現しつつある際には、大人が見守っていくことが重要だという。「地震ごっこ、津波ごっこなどをしても『不謹慎だ』と言わないでほしい。怖い体験を外に出して、心を収めようとしているのだから、ねぎらってほしい」と話す。
子供の遊びの参考になるサイト
「みんなで遊ぼうー遊ぼう会」
http://blog.goo.ne.jp/torrino_hito
遊び道具がなかったり、スペースが狭かったりしても楽しめる状況に応じたさまざまな遊びを案内。
東京学芸大学こども未来研究所
http://www.u-gakugei.ac.jp/~codomo/
「避難所ですごす子どもたちのための、あそびのマニュアル」
学研グループHP
「保育おたすけハンドブック いつでもどこでも編」
特別な道具を使わずに楽しめる遊びの紹介。
東日本大震災で傷ついた子供の心を癒すため、遊びの必要性が専門家から指摘されている。
「日本冒険遊び場づくり協会」副代表、天野秀昭さんは、
子供の被災体験の表現は震災から約2ヶ月が経過したころ、遊びを通じてのものだった。
震災を思い出させるような子供たちの遊びを大人たちは嫌がったが、地震ごっこなどの遊びで表現することを通じ、子供たちが理不尽な体験を整理し、気持ちを収めようとしていた。
「怖かった」「つらかった」という気持ちを遊びの中でぶつけることで、子供たちが自分を癒していけるようにしないといけない。
また、臨床心理士で兵庫教育大学教授の冨永良喜さんも、
「今の時期は少しでも子供が安心できる体験が必要だ。安心すると、自分で少しずつつらい体験を表現するようになる」
と、遊びの必要性を指摘する。遊ぶことによって子供たちは安全・安心感を再確認し、徐々に心の奥に閉じ込められている感情を表現できるようになる。安心感のない状況で、つらい体験をはき出させるのは危険だという。
そのため、被災した初期の段階では、体を動かす遊びがいいという。具体的には、ボールがあれば、子供たちが日常的に慣れ親しんでいるキャッチボールやサッカー、なければ鬼ごっこなどだ。
そのうえで、子供たちが自発的に被災体験を表現しつつある際には、大人が見守っていくことが重要だという。「地震ごっこ、津波ごっこなどをしても『不謹慎だ』と言わないでほしい。怖い体験を外に出して、心を収めようとしているのだから、ねぎらってほしい」と話す。
子供の遊びの参考になるサイト
「みんなで遊ぼうー遊ぼう会」
http://blog.goo.ne.jp/torrino_hito
遊び道具がなかったり、スペースが狭かったりしても楽しめる状況に応じたさまざまな遊びを案内。
東京学芸大学こども未来研究所
http://www.u-gakugei.ac.jp/~codomo/
「避難所ですごす子どもたちのための、あそびのマニュアル」
学研グループHP
「保育おたすけハンドブック いつでもどこでも編」
特別な道具を使わずに楽しめる遊びの紹介。