万葉チェコ日記

チェコ生活、子供たちの成長、子育て、チェコ料理のことなど海外生活や子育てに役立つ情報をチェコから発信するブログ

チェコの森 myslivec

2009-10-16 | チェコの行事、習慣
寒いです・・・チェコ、先週末から突然寒くなりました・・・
昼間でも4~5度。+風+雨・・・
先週までの幸せな陽気がうそのよう

やはり北国の冬は厳しいのね・・・

そうそう、だからこれがあるんじゃないかな!!きっと。



これ、krmelec(クルメレッツ)といいます。krmit(クルミット)は動物や赤ちゃんにえさやご飯を食べさせる、という動詞。クルメレッツはこの動詞からきていて、つまり森の動物にえさをあげる場所(小屋?)



ここの柵の中に干草を入れて、

     

ここは塩入れ~~、ぺろぺろ舐めた跡だ!!
ここにも、いろんな動物が来てるのね~~

そして、ここはなに入れか分からないけど・・・蓋を開けると・・・


vosí hnízdo(フチェリー フニーズド)蜂の巣~~
皆さん、引越し済みでよかった

しかし、闇雲にえさを与えるわけではなく、動物の数が増えればもちろんえさはあげない、反対に減りすぎればえさをあげる。
そして、もし増えすぎた場合にはmyslivec(ミスリヴェッツ)、森の管理人(??)がその数を調整する、ってことらしい。
そして、撃たれた猪や鹿はおいしく頂く、ということになる。
(夫のおじいさんはミスリヴェッツ。だからおじいさんのところでは野生の猪肉
ご馳走になれるこれが本当に激うま!!しかし真冬は、外の倉庫を開けたら、猪がぶら~んってぶら下がってたりする・・・


チェコの人、森をとっても大事にしてると思う。(それでも残念なのはやはりところどころにごみを捨てる心無い人もいることだけど)

初めて森に行ったときにお父さんに教えてもらった森のルール、

森の動物がビックリするから大声を出さない。(本当に周囲に邪魔にならないくらいの声で話してます。子供が大きな声出してもしかられちゃう)

食べないものは採らない。(不必要にこのきのこ、なんだろう??なんてとってはいけないって。毒キノコでもですよ。)

こうやって、チェコの森は守られているんですね。

森のあちこちに伐採され、新たに植えられた若木を見ることが出来ます。
小さな若木は鹿などに食べられないように囲いを作って守られていることもあります。

ちなみにチェコの森、こんなに管理されているから持ち主はだれ??
と思っていたのですが、持ち主は日本と同じく、個人だったり、企業だったり国だったり・・・

え!管理は各々がやってるの??

そうなんですって。これだけ管理するのは大変なこと。
森の管理に関する法律もあるのかもしれませんね。

話は変わりますが、この日はほんの1週間ほど前、
なんとこんな森の住人に出会うことが出来ました

žába(ジャーバ)かえる暖かかった証拠。
今頃はこのかえるも冬眠中
もしくは猪のお腹の中

この時期に森に行く=キノコ
でも、あまりの暖かさで前日の雨にもかかわらず、きのこもちょっとしか採れなかった・・・先客が採った跡もたくさんあったし・・・
それでも料理2回分くらいは採れた

毒キノコはどっさり見つけたんだけどな
こ~んな可愛い毒キノコ



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (カオリーナ)
2009-10-16 16:20:57
私も昔チェコの小さいお店にいたら、豚を丸ごと4人ぐらいのおじさんが運んでいたのをみてぎょっとしたよ~。日本じゃパックになったのしか見ないもんね。イノシシがぶら下がってたらそりゃぎょっとするわ。。
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Unknown (noriko)
2009-10-17 06:30:24
豚運んでるのも強烈だねクリスマスのときにアパートの窓からキジがぶらぶらぶら下がってるのも見たよ日本ではありえないから面白いよね!!
で、おいしいんだろうね
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