不動産屋に騙されるな!~その金額、本当に適正ですか?~

司法書士が代表を務める不動産業者のブログです。
正義正論を貫きながら業界のタブーに迫ります!

大京アステージ>>>>>>>>長谷工コミュニティ(5)~議案の議決方法~

2015年06月22日 | 実務
こんなものに違いなどあるのかと思われるだろう。

しかし全然違うのである。


大京アステージ(大阪ひびきの街ザ・サンクタスタワー)

→総会の会場に多数の従業員を配置し、各議案毎に「反対票」の数と番号を集計

→「反対票」を重視し、なし崩し的な承認決議はしない意図の表れ


長谷工コミュニティ(TheKitahama北浜タワー)

→なし崩し的に「拍手」で承認

→拍手をしていない票数は数えないので、反対票も賛成票とみなされるというあり得ない議事進行


マンションの総会は株主総会と同じで、開催時点で議長に過半数の議決権が委任されているケースがほとんどである。

つまり会場の大多数が反対しても議案は承認されるのである。

しかし総会時に出た反対意見を重視する姿勢は大切であるし、反対票を集計しなければ正確な賛否の票数を議事録に記載できないのである。

これは理事会にも言えることで、僕がTheKitahamaの役員になったときは各理事の賛否と議案に対する結論を明確にするように指導したが、議長が???なので、すぐに曖昧な議事進行に戻ってしまった。

これでは管理会社の思うつぼ。

管理会社に騙されるな!

(このシリーズ終了)

嬉しい業務の依頼とは?~一般消費者編~

2015年06月22日 | 日常
司法書士にとって嬉しい業務依頼とはどのようなものか?

一般的には分譲マンションの登記や一般住宅の取引など、定型的で報酬が取りやすい業務だろう。

しかしこれらには僕の大嫌いな「不動産屋」が必ず絡むのである。

僕にとって嬉しい業務の依頼とは、不動産屋ではない一般消費者や事業会社からの「直接の」依頼である。(ただし、人脈によるものに限り、ネット経由は除く。)

今日も3年程前に別荘地の登記をさせてもらった方から事務所に電話をいただいた。

その別荘を売ることにしたので依頼したいとのことだった。

当然ながら仲介に不動産屋が絡んでいるので、買主側の司法書士がいる。

このケースは一般消費者である売主からの直接の依頼なので、業者売主や仲介屋からの依頼で絡んでくる「乞食司法書士」とは意味合いが違うのだが、結果は同じに見えるので、丁寧に説明した上で買主側司法書士に依頼するように伝えた。

この依頼で僕が受け取る手数料は0円だが、僕のことを覚えていてくれて電話してくれたことが何よりの手数料である。

仲介屋にペコペコして仕事もらってる買主側司法書士よりも僕の方が「真の営業力」は上だと思っている。