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「輪廻の蛇」感想 ロバート・A. ハインライン

2016-03-29 | 小説・漫画他

映画(プリデスティネーション)の原作、映画が面白かったので、原作を読みました。

図書館で、1995年出版の、早川書房の復刻SFマガジン1-3の中に含まれていたのを今回読みました。
30頁くらいと、こんなに短い小説だったのかー!と驚き・・・。
いずれにしても、このストーリーが私が生まれる前、50年以上も前に書かれていたんだ!ということに、驚きを隠せません。
中に1985年とか、1993年等という時代が登場するのですが、この本を書いた時に、作者が想像した、それらの時代は、どんなものだったのでしょうか・・・そういう事に思いをはせると、何とも言えず感慨深いものがありますね。

以前、伊坂さんのアッサリした短編小説を映画化して成功していたのを思い出しました。
この作品も原作は、とてもアッサリしており、だからこそ、映画化して色々な部分や登場人物の心の動きや表情、シーンなどを付け加え、膨らませたことによって、厚みが出来て成功したような気がします。
ただ、爆弾犯のところは、やはり原作にはなく、そこは映画でも不要だったんじゃないかなあーと思いました。

wiki
2度離婚歴があり、3度目の妻とはその後亡くなるまで40年間おしどり夫婦だったそうです。


★以下ネタバレ★
かなり下の方にネタバレあります。

















ここからネタバレです。
ぐるぐる輪廻、女が男になり、男になった自分がかつての自分と恋仲に落ちたものの男は突然失踪、その後産まれた赤ちゃんを、タイムリープして病院からかっさらって、孤児院に置く、って処は同じでした。
さて、ジェーンが恋した相手についてですが、映画ではふと出会ってしまって、その出会いの瞬間が、ドラマチックだったのですが、小説では、妙にアッサリしていました。
うーん、、アイディアはスゴイけど、映画の方が感動できる作品になっていた気がしました。

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