コロナの前年春(2019春)、最近のPC状況はどうなっているんだろう?とジャンクノートPCと、必要なパーツを入手して、一つ稼働するノートを試しに組み立ててみました。
以前はIBMノートPCだったThinkPad 、その後メーカーがLenovoレノボになっていましたが、全世界的に普及したIBM・Thinkpad用の補修パーツはサードパーティ製品で市場にとても豊かだったので、ThinkPad X220にしました。
すでに当時古い世代のマシンになっていましたが、個人的な使い方(画面にデータ読み込みのネット接続と、ワープロ、表計算程度)のためには、十分なスペックだろう!と判断しました。
(ですがHDD・ハードディスクドライブは多分動作が遅いので、マザーボード上にスロットのあるThinkpadだったのでSSDドライブを取り付けOSを稼働させることにしました)
ThinkPad X220、本体はBIOSロックで起動せず、冷却ファン故障のため起動せず、システムドライブも、内蔵カメラも、ブルートゥースも、パーツは全部外してあるジャンクPCでした。・・・結果格安でした。
で、ノートPCとして利用する上で必要なパーツをネット購入し、故障冷却ファンも新品に交換し、普通にWindows10が動作するPCになりました。
CDドライブのない、少し小さめのディスプレイのThinkPad X220は、薄く、軽く、とても使い勝手が良かったので、結局その後2019,2020,2021,2022,2023とほぼ毎日仕事で使い続けることになりました。
で、2023年12月・・・職場で電源ONしたところ、ディスプレイ画面に冷却ファンが故障のためシステム起動不可! という英語のエラーメッセージが2,3行表示されるだけで、システムが起動せず「使い物にならなくなりました」。
この時代のレノボ・ThinkPad は「冷却ファン故障・システム起動せず」が持病である、という記事も2019年同時目にしていました。
ということで、2024年になってもまだ入手可能なThinkpadのパーツを用意して、やっと今日、「冷却ファン換装・修理」を行いました。
ノートPC裏側のネジを外してしまうと、正面のアームレスト、キーボードがボコッと外れます。どちらもマザーボードと結線されているので、トラックパッド・クリックボタンのケーブルと、キーボードのケーブルの2つを、マザーボード上のソケットから外します。
ノートPC本体左上にハマっているのが冷却ファンです。ここへアクセスするためには、手元のありとあらゆるネジを全部はずして、マザーボードそのものを、ノートPCから取り出す必要があります。
( 中央にポンとおいてあるのが、付け替える新品冷却ファンです )
マザーボードを取り外すと、それを裏返しにします。CPUがGPUなどの発熱するパーツにつながる銅パイプをネジで外すことができます。
冷却ファンそのものは、小さなネジ3つで固定されているので、そのネジを外すと冷却ファンを取り出せます。
故障して回らなくなった冷却ファンのかわりに、新品冷却ファンを取付、さらにマザーボードに取り付け直します。
あとは、分解した逆手順で、マザーボードをノートPC内部に固定し、必要なケーブルの結線(ディプレイ、無線Wifiアンテナ、電源コネクタ、SSDドライブ、無線Wifiレシーバー、ブルートゥースなど)、ほぼコネクタを元通りに指していくだけです。
とりあえず仮組みで、起動してみます。冷却ファンが回って、BIOSが起動し、SSDドライブからWindowsOSの読み込みが進みます。 OKです。
無事動作することを確認した後に、ノートPC背面から、キーボードをねじ止めし、手前のアームレストを固定したら、冷却ファン換装・修理の作業は終了です。
その後、久しくWindowsOSが起動していなかったので、Windowsアップデートに時間がかかりますが、時々ThinkPad X220に戻ってきてクリックを重ねれば、OKです。
いちばん最初に「冷却ファン故障で起動せず」のジャンクThinkPad X220を、冷却ファン取り付けから修復して、使っていたので、今回の「持病の再発」はある程度覚悟していました。
ちなみにこの「冷却ファン故障の持病」にそなえて、予備の冷却ファンを手元に用意してあったのですが、どこにしまい込んだか探すのが大変そうなので、 アマゾンで新たに購入しました。
今回の予備もふくめて,冷却ファン2個を購入したので、また数年先故障してThinkPad X220が起動しなくなってもOKです。
それよりも、手元のThinkPad X220、今Windows10なのですが、これをなんとかWindows11にOSを変更すると、今後も安心してまだまだ使っていけそうです。
追記: 古いThinkpadのはじまり・・・
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