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届く 100mmマクロレンズ

2022年06月19日 | カメラ・ビデオ関連
先日、PentaxM100mmf4マクロレンズが届きました。1970年代後半のフィルムカメラ時代の、マニュアルレンズ(35mm版フルサイズ用)です。

先に50mmマクロレンズを入手して使い始めたのですが、この接写専用レンズと思いこんでいた一本のレンズがとても個人的に面白くて、今回焦点距離のより大きい100mm(中望遠)マクロレンズを入手することとなりました。



 
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届いたその夜に、Canon EOS5Dに取り付けてみたくて、早々にレンズ基部の突起部分を<切り><削り>落としました。

 
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このままKマウントPentaxボディに取り付けると、手元のPentaxカメラはAPS-Cセンサーサイズ・ボディなので、100mmの焦点距離は1.6倍の160mm望遠レンズとなってしまいます。

そういうこともあって、Pentaxレンズながら手持ちのPentaxカメラで使用するより、フルサイズセンサーサイズのCanon EOS5Dで、そのまま100mm中望遠レンズとして使いたかった、ということで早々にレンズ基部の加工をすることとなりました。

(APS-Cセンサーサイズ用に各メーカーから60mmマクロというような製品も出ていたりします。60mm焦点距離はAPS-Cセンサーにはちょうど100mm弱、90mmあたりに相当することになりますから。)

Pentax Kマウント > Canon EF マウント変換アダプターを利用して、フルサイズセンサーのボディ Canon EOS5Dに取り付けて撮影しています。

 

先に使い始めた右:PentaxM50mmf4マクロレンズ、Canon EOS5Dに取り付けてあるのが左:PentaxM100mmf4マクロレンズです。

PentaxMレンズシリーズは、1970年代後半のころ、フィルムカメラPentaxMEとかPentaxMXなどのシステムとして登場した、小型軽量コンパクトなカメラシステムのレンズです。当時、大変人気、市場で広く使われたこともあって、現在中古市場ではかなりお手軽に入手できるレンズになっています。

そしてそのレンズ描写は・・・というと・・・・

 
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ほぼ「普通の100mmレンズ」のように撮影するだけでも、中望遠レンズなので<広角レンズ>や<標準レンズ>とは少しだけ雰囲気の異なる写真になります。

 
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普通に中望遠100mmレンズとして撮影する時でも、ピントの合う範囲=被写界深度は薄くなるので(前後がよりボケる描写)、上の写真のように球体のように咲いている花を撮影する場合、標準レンズの感覚で絞り値を設定すると、花の前後が大きくボケてしまいます。(以前にこの花を写した時の失敗)

ということで、今回は絞り値をf8にしてできるだけ花の前後、奥行きに対してできるだけ<見かけのピント>=被写界深度を得ることが出来るように注意しながら撮影しました。

下の写真でも、花が複数ついて重さがどんどん増えていった結果、どんどん用水路に頭を垂れるあじさいは、ある程度前後の幅がありますから、そのあじさいの様子だけはなんとか見かけ上のピントのあった写真にするために、やはりF8に絞り値を設定しました。

 
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うっかり開放F4で撮影したり、f5.6あたりに絞り値を設定したまま、100mmレンズの先をどんどん花(被写体)に近づけてしまうと・・・ピントのあったように見える部分は、全体のごく一部だけになってしまいます。

それはそれで表現方法のひとつ(=全体にふんわり、やわらかい写真)になるのは確かですが、撮影時の意図としてしっかり撮りたい!と思っていたとしたら、出来上がった写真は 「あれっ?」 となってしまいます。

それから、50mm標準マクロと違って、中望遠100mmレンズでは、やはり望遠レンズなので50mmレンズのときよりも速いシャッター速度を選択できるようにしないと、レンズのボケ具合ではなく!単純に撮影時の手ブレで写真全体がボケてしまった写真をどうしても量産してしまいました。

わかりやすい基準としては、この100mm中望遠レンズを取り付けての撮影では、何がどう合ってもシャッター速度は1/100を下回らないように注意するようになりました。

撮影機材が 古い2005年のCanon EOS5Dと、1970年代のPentaxMレンズなので、カメラボディにも、レンズにも「 手ブレ補正機能 」というのは存在しません。

もし現在主流のあたらしいカメラボディ・カメラレンズを使っての撮影あれば、とても強力な「手ぶれ補正機能」を標準装備していますから、「100mmレンズなので1/100以上のシャッター速度」という目安は、かならずしも留意する必要はないのかもしれませんね。

 
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上の同じ写真、中央部分をそのまま拡大トリミングすると・・・

 
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古い100mm中望遠レンズの描画の様子を確認するために、1枚の写真の中央部分を拡大してみました。

(本来、こうした写真を取りたいと思った時は、そこはなんといってもマクロレンズなので、ピントリングを繰り出して、カメラレンズを花に近づけて撮影すれば、精緻で美しい接写写真が実現します。)



下の写真は、ピントのあった範囲の向こう(奥側)と、こちら(手前側)で、新入手のPentaxM100mmはどのようなボケ具合になるのかな?とそれを確認するために撮影してみました。

 
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そして上の同じ写真、中央部分をそのまま拡大トリミングすると・・・

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1280万画素の2005年製Canon EOS5Dは、さすがにフルサイズセンサーということもあって、このように同じ写真を拡大アップした時に、写真の綺麗さを維持したまま!と感じることがとても多いです。
(cf APS-Cセンサーサイズのカメラボディで撮影した場合、1600万画素、1800万画素だったとしても、同じ写真を拡大すると、写真の画像が多少荒れてくる場面は比較的多くあったような気がします)


 
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PentaxM100mm中望遠マクロレンズを使っての撮影では、ふんわり優しい空気感の写真も、当然のように得意ですし、他方一般にいわれるとおりマクロレンズ製品は、ちょっと高性能なポテンシャルを持っているようで、細かで緻密な描写を写真上で実現するのも、どうやら得意であるような気がしています。

まだまだ練習中で、これからももう少し集中して試写を重ねてみようと思っていますが、現時点でも、「いやあ、やっぱり50mmも、100mmもマクロレンズは面白いなあ」という感触です。


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