ニコンの古いカメラとレンズを使うようになって、ニコンのレンズをCanonのフルサイズセンサーCanon EOS5D mark2でも使ってみたい!と思うようになりました。
レンズ基部とイメージセンサー(フィルム面)までの距離=フランジバックの大きさの違いによって、「キャノンレンズをニコンに取り付け・・不可」ながら、その逆の「ニコンレンズをCanonに取り付け可能」ということなので(=ニコンのフランジバックが大きい)、<マウント変換アダプター>を利用して、ニコンレンズをCanonカメラボディに取り付けてみようと思います。
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<<ニコン28mmレンズ 取付 不可能 + 実際の撮影 不可能>>
現在、ペンタックス・マクロレンズをCanon EOS5D mark2でよく使っています。(もともとペンタックスレンズの背景ボケの具合が個人的に気に入っていて、それをCanonのフルサイズセンサーでも使ってみたいと思ったため)
ただペンタックスレンズ基部はかなり飛び出た部分があって、そのままアダプター利用でカメラに・・・「EOS5Dへ取り付けそのものが実現不可能」だったりしました。(CanonのAPS-Cカメラボディにはそのまま取付可能!)
そのためペンタックスレンズの基部をヤスリで削り落としてCanon EOS5D mark2に取り付け、散歩の時に見かけた花を接写撮影して楽しんでいます。
同様に、上の写真のニコンレンズを眺めてみると、レンズ基部が大きく飛び出しているのが28mmレンズです。50mmレンズと75-150mmズームレンズはあまり飛び出していません。
なので、変換アダプター経由で実際にあてがってみたところ・・・無改造で、50mmレンズとズームレンズはCanon EOS5D mark2に取り付けそのものが実現しました。
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<<ニコン50mmレンズ 取付可能 + 実際の撮影可能>>
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<<ニコンズームレンズ 取付可能 + 実際の撮影 不可能>>
しかしながら、実際にCanon EOS5D mark2で普通に撮影が実現したのは、50mmレンズの方だけで、75-150mmズームレンズはレンズ基部がCanon EOS5D mark2カメラボディ内部のミラー(撮影時にパタパタ上下する)と干渉してしまいました。
幸いミラーが壊れるほどの干渉ではなかったのが幸いです。
実際にシャッターを切ってみると、撮影はできるのですが跳ね上がったミラーが撮影後に「降りてくる時ニコンレンズの何処かに当たってミラーが元の位置に戻ることが出来ない」という状況です。
(一枚撮影するごとにレンズをボディから外せば、次の二枚目の撮影は可能ですが・・・そのうち動きを遮られているCanon EOS5D mark2のミラーが故障することでしょう。)
とりあえず、手元にある単焦点レンズ、ニコン28mmは見るからに使用不可能、ニコン50mmはCanon EOS5D mark2を使ってフルサイズセンサーでの撮影が可能、ニコンズーム75-150mmは実質使用不可能! という事になりました。
これら3本のニコンレンズ(資産)、もしフルサイズセンサーで撮影を試してみたいと思ったら、その対応策としては「ニコンのフルサイズセンサーボディ」を一つ用意する、というのが基本なのかもしれません。
もしくは、上述のフランジバックが極端に小さいカメラ=各メーカーの「フルサイズセンサーのミラーレスデジタルカメラ」ボディを用意すれば、古いニコンレンズでも、それぞれの<変換アダプター>を利用することで、昔ながらのフィルム面の面積で画像を記録する方法が、もう一つの基本的な対応なのかもしれません。
・・・ともあれ、個人的には「古いニッコールレンズ、一本だけ50mmを使ってフルサイズセンサーで撮影できる」というのは、今後いろいろ面白がって、撮影遊びができるなあと喜んでいます。
◯オールドNikonレンズをCanonカメラに取り付けて撮影 2023.02.22
冬型が緩んで暖かい日差しになった22日、Canon EOS5D mark2にフィルム時代のニッコールレンズを取り付けて撮影してみました。
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ISO160 f2開放 1/1250 s秒 JPEG トリミングあり
NikkorAi 50mmf2 Canon EOS 5Dmark2
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