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ビジネスホテルの旅

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恐怖の牙 K氏危機一髪! Ⅱ

2007年10月25日 13時52分34秒 | 左衛門日記

K氏と私は例の場所で必死に松茸をさがしました。



松茸は葉っぱの陰で成長している物もあり、油断できません。
まして、止め山でないこのような場所は、笠が開いているような大物は
まず期待できません。
手探りで慎重にさがしつづけました。
30~40分ほど歩き回ったでしょうか、残念ながら
山の状態も悪く帰ることにしました。

登ってきた山道をまた下ります。
前を歩いていたK氏が突然、藪のほうへと方向をかえました。
そして、やおらズボンのチャックを下ろし始めたのです。
(ナ~んだ。しょんべんか~)
私は心の中でつぶやきK氏の脇を通り抜け、藪の方を横目でちらりと
見たのです。
「ま、まむしだ~」
私は声を震わせK氏に告げました。
K氏がションベンしようとしている50センチほど前で
まむしが鎌首を持ち上げていたのです
「はは、はぁ~ 嘘ばり言うな!」
と笑い飛ばしたK氏でしたが、次の瞬間
「ま、まむし!!!!!!!!!!!!!!!」



K氏は2メートル程吹っ飛びました。まむしとしてはかなり大きなものでした。
たざえもん氏なら持ち帰るでしょうがビビリまくりです。
まむしの目はきらりとひかり、今にも、山を汚すものに制裁を加えようと
するところに見えました。
私が止めなければションベンはまむしにあたり
哀れK氏のちん○は噛み切られていたでしょう。
「ピーポ、ピーポ」
という救急車の音が一瞬聞えたかのような気がしました。
明日の山形新聞にはどんな記事が載ったのでしょう。

少しすると私は冷静さを取り戻し、写真を撮りました。
それを見ていたK氏は
「接写しろ!接写しろ」
と勝手なことをのたまったのです。
また、まむしに近づいた所、藪へ消えかけたまむしは
こっちへふり向きさっきより大きな口を開けたのです。
「ひえ~!!!!!」
「ひえ~!!!!!」

走って逃げ出すしびたれな二人でした。



しかし、懲りないK氏はきっちり用をたすのでした。



恐怖の牙 K氏危機一髪! 終わり