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なでしこジャパンがゴールするのを見る度に
胸が熱くなり、込み上げるものを抑えきれず
猛烈にダッシュしたくなるという
松岡修造現象に見舞われる最近のアタシです。
きゅうです、ども。
さあ、お江戸旅2日目夜呑み2軒目は
神田からタクシーをぶっ飛ばし向かう
文人の里、正岡子規終焉の地でもある 根岸。
1軒目の“みますや”は東京最古の居酒屋と書いたけど
根岸のこの居酒屋は元は酒屋であって、その店の片隅で酒を飲ませていたのが
昭和の時代に居酒屋のみの商いに変わり今もなお現存し続ける。
安政3年の酒屋時代から数えると来年には創業160年目を迎える文化財クラスの居酒屋なんだ。
それがこちら、 「鍵屋」さん。
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現に、幕末に建てられた建物は震災や戦火をまぬがれ、小金井市にある 「江戸東京たてもの園」 に移築し
貴重な文化財として大切に展示保存されている。
今ある店は大正時代の造りで、言問通り拡張工事の為、昭和43年に移転された。
今回の旅一番の行きたかった場所、夢にまで見た酒場へと足を踏み入れる。
ここは異界ですか?
気分は三丁目の夕日だよ。
まず目に飛び込んでくるのが銅で出来た燗付器。
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これを作れる職人はもう日本では3人といないらしい。
お燗は神戸の櫻正宗 菊正宗。
お通しは 「みそまめ」 と決まってる。
あまり見かけなくなった細身の徳利を感慨深く握りしめ
ご主人がつけてくれたお燗の温かみを肌に教える。
美味しくて涙がでそー!
そんな旨い酒と共に楽しむ肴は創業当時より一貫して変わらずこれのみ。
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此処に通った数々の文人達と同じ景色を見ながら酒を呑めている事にひたすら感動してて
メニューを見ただけでチョー舞い上がっておるアタシ。
写真OK顔出しOKのご主人が、ポーズをとってキメてくれた。
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うれしーーーーーー!!! 気さく過ぎてまたしても泣きそうですーーーーー!!!
調子に乗ってカッペ丸出し、旅の恥はかき捨てどんと行け。
舐めるように店中ガン見し、奥様も交えてトークに花が咲く。
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散々朝から呑んでいるのに鍵屋に来た途端、背筋も伸びリセットされたのか
どんどんすすむよ燗酒が。
「とり皮なべ」なんて、いなせな食べ物サイコーにンマイ!
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アタシ達はL字カウンターのお燗場目の前特等席に座ったのだが、そこからぐるりとカウンターは埋まっており
後ろのテーブル席にもこの大正ロマンを楽しむ皆さんでいっぱいだった。
店の中央に飾ってある百合の花は先代の奥様が好きな花で、その先代の時代から年中ここには百合が生けてあるそうだ。
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ただ、桜の時期には桜を、正月には松になるらしい。
ご主人と奥様、本当いろんな話をしてくださって夢のような時間を過ごせました。
最後にダメ元で、代金お支払いするので徳利を頂けないか尋ねてみたら
快く受けて下さって、またしてもまたしても泣きそうになる。
最後深々とお礼申し上げお会計をしたのだが、徳利の値段が入ってんのかどうなのかエライ安いのでビックリしてたら
奥様がニコニコ笑っていらした。
もぉーーーーーーーー大好きだよ!!!! ありがとうございました。
という事で、今回のお持ち帰りの品は、
居酒屋の神髄、鍵屋の徳利2本。
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つづく。
鍵屋のたたずまい
いーねー
ここで熱燗を2合×2本ほどあおって
うとうとしたところでおやじさんに起こされて帰宅。
なんてしてみたい!
先日はども!
ねーいいっしょ、声に出して読みたい鍵屋。(笑)
是非いつの日かあの大正ロマンを味わってきて下さい。
とりあえずは、寿し居酒屋H家で熱燗2合×10本程あおって
ベロベロになったところで強制退去されてきましょう。(爆)