上野と言えば大統領。

ノリノリ紀香の引き出物が水素発生器って狂気をはらんでるとしか思えないし

わかった.....わかったから、紀香.....っていう気持ちになるのは

アタシだけでしょうか。

きゅうです、ども。







さて東京旅一日目、メタルサウンドの爆音から解き放たれ　熱気でもみくちゃになった東京ドームから外に出たらば

北上中の台風16号が鼻歌交じりで気ままに接近中で、そのおかげで抜群の雨を降らしやがっており

BABYMETALの余韻など光の速さで吹き飛んだワイ。

駅は一面ベビメタTシャツを着たメイトで大混雑。

場所がドームから駅に変わっただけの風景に「帰れるのか？」と一気に萎えてきたアタシは

雨が降りしきる中ベビメタタオルを頭から被り亡霊の様に道行くタクシーを捕まえる作業に没頭する。

早くビールが飲みたい....その一心で。

運よく車を確保し一路寝床の上野まで。

席が空いてる事を祈って向かった先は

上野　もつ焼き　大統領

台風だろうがなんだろうが、此処はいつ来ても満員御礼で賑わい方はハンパ無い。

が、客は皆酒の愉しみ方を熟知した呑んべえばかり、

カウンターは肩が触れるか触れないかという微妙な距離感であっても

自分の目の前３０㎝に繰り広げられる酒と肴のステージにだけ意識を留め世界に浸る。

その反対に入口のテーブル席ではサラリーマンや若者のグループが大声で笑いながら楽しそうに酒を酌み交わす。

安酒だが旨い、肴もお値段以上。

中のお兄さん方も威勢がよく覇気がある。

そんな最高レベルのコスパに独特で雑多な空気がアタシには非常に心地良く、

東京に来たなら上野でホテルを取るのがお決まりとなっている。

皿が欠けていようが、ジョッキから信じられない量の氷が飛び出していようがオールおっけーなのです。

謎のペットボトルから注がれる抹茶原液をぶち込んだ抹茶ハイをグビグビと美味しくお代わり繰り返し、

ピリリとペッパーが効いたポテサラをちびちび舐めながら人間ウォッチング。

毎度の事だがホント面白い人だらけだ、ここは。

というアタシ達もそんな風に見えてるんだろな（笑）。

たぷたぷに煮汁が染みた煮込み豆腐を皿いっぱいにもらい、ご飯代わりに平らげる。

旨かった～。


つづく。