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求道 その4

2014-09-05 11:00:27 | Tetsuo's
こんにちは。求道の続きです。

後から振り返ると、

この病気(持病)が自分の健康を省みるきっかけになり、

そして人生を見直すことになりました。それも厄年の前後の歳に。

病気になるのは、その人の生き方や生活態度が間違っていることに気付いてもらうことだと

言われていますが、まさにそのとおりでした。

私を含めて一般のサラリーマン男性は、仕事や家庭の事などで常にプレッシャーがかかっています。

仕事では売上アップ、効率化促進、競争に勝つこと、ノルマ達成などが付きまといます。

出来るかどうか、失敗しないかという心配、不安、そして恐れの感情が出てきて、ストレスになります。

それにより、体の不調(だるい、重い、冷たい、痛い等)の症状が出てきて、自分の弱い箇所に

ストレスがかかり、病気になります。

また、心の不調(いろいろと考え、悩み、気が虚ろになり、気分が浮き沈む)が進むと精神が混乱してきます。

そのため、お酒、タバコやギャンブル。ゴルフや趣味などに走って、楽になることを求めるのが一般的です。

でも、楽になるのはそのときだけで、長続きはしません。ゆえ、何度も続けて慢性化になり、中毒になるのです。

体のサインに対処しないと不調がだんだんと拡大していきます。

不調の傾向を知り、原因究明し、対処法を見つけて、毎日それを実践していくことです。

健康でいるには自分がしなくてはならないという自覚が大切です。

家族や医者はあくまでも手助けです。

  ちなみにこういう体の不調がある方の対処法のひとつとして

  何もしないで、考えないで、リラックスして、深呼吸(丹田呼吸)をする方法があります。

  また、精神的に弱っている方は、丹田を鍛えることです。

  丹田力があるかないかのチェック方法は、次のやり方があります。

   仰向けになって両足をあげます。そして膝を90度に曲げます。足首は直角にして。

   両足の膝の間は拳1個程度開けます。

   また、両腕の肘を床につけて、手のひらはお腹に軽く置きます。

   その状態で静止を続けます。(両足を下ろさずに)

   男性で5分間以上、女性で10分間以上維持できれば、丹田力があると言えます。


私の場合、サラリーマンの時は、体が硬く冷たくなり、だんだんと太ってきて、メタボな体質になってきました。

健康診断では毎回何かにひっかり、お医者さんからは薬を処方され、「痩せなさい、何か運動しなさい」と言われます。

そこで選択したのが、スポーツクラブ(フィットネスクラブ)でした。

確かに筋力や持久力などが身に付いて、少しは痩せましたが、心は楽にならなかったです。


一方、以前大企業に勤めていたので、多くの諸先輩たちを見てきました。

病気を煩い長期入院される方、若くしてお亡くなりになる方、

自分だけでなく家族がトラブルに見舞われる方、家のローン、子供の養育費に追われる方、

定年後では、すぐに亡くなる方、ギャンブルに勤しむ方、趣味の園芸に没頭して田舎に住まわれる方、

退職後も動けるうちは働き続ける方。

色々な人の生き方を見てきました。

人生には多くの苦しみがあり、日々変化して行き、無情です。

本当に自分の人生で何をするのか?

まずは健康でいることが前提になります。

「病は気から」とうことわざがあります。心配ごとなど気分が優れないことが続くと病気になるということことですが、

気・エネルギーが体に流れないと不健康になるということが後から分かりました。


先日のブログ(三日坊主にならないために)で脳のことを紹介しました。

脳は巧妙です。脳には主に2つの意識があります。

一言で言えば 「天使と悪魔」、「善と悪」です。

例えば、ダイエットをするために 毎日1時間歩くことを決めたとします。

はじめは実行するのですが、3日目ぐらいから脳から囁きがあります。

「今日は雨だし、~の用事もあるのでやめとおこうよ。」というものです。

そこでその声に同調してしまうでしょうか?それとも「いや、決めたことはやり通す。」

とするでしょうか? 3日目に限らず、●●日目には誘惑に負けないでしょうか?

体は辛いことを嫌がります。脳の誘惑に負けなで、決めたことを続けることが肝要です。

その力は、丹田から生まれます。

丹田力とはエネルギー力で、生命力、やる気、根気などのことです。

脳の働きの傾向を知って、いつも第三者的に自分の心の状態を眺めること。

歩く自分と休む自分。どちらかを選択するのが本当の自分です。

昨日の休んだ自分を責めないで、これから歩くことを選択した自分を観るのです。

これには訓練が必要です。

イルチブレインヨガの会員さんはその囁きを断ち切ることができます。

「今日は雨が降ってきたので、スタジオに行くのをやめようと思ったが、

体が求めるので思い切って来ました。やってよかったと思いました。」

という分かち合いがいつも耳にします。

・・・(続く)