CBSテレビの人気ドラマシリーズに「NCIS(=Naval Criminal Investigative Service 米海軍犯罪捜査局)」がある。これは自分の一番好きな米テレビ番組の一つである。
好きな理由が2つあって、1つはスクリプト(script 脚本)の面白さとカメラワーク。主役捜査員たちのセリフの緻密さピカ一。マーク・ハーモン(Mark Harmon)、マイケル・ウエザリィ(Michael Weatherly)、シーン・モーレイ(Sean Murray)、デビッド・マッカラム(David McCallum) などの男優はじめ2~3の女優のやりとりがかなり面白い。また、still(スチール・静止)の映像がほとんどなく、カメラは常に右から左へ、左から右へと pan (パン・移動)し、ドラマの躍動感を狙い視聴者が画面に飽きないようにしている。
もう1つの理由は、NCIS の組織が実在し米海軍省の機関として安全確保、反諜報・反テロ活動、法執行を司っている。米海軍第七艦隊の母港が横須賀と佐世保にあるが、ここでも NCIS が活躍している。
第七艦隊の守備範囲は、北の千島列島から南の南極まで、日付変更線からインド・パキスタンの国境線の東経68度までとかなり広く、ロシア、中国、北朝鮮、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、日本など重要な国が多く含まれる。
60~70隻の艦船、200~300機の飛行機、4万人の海軍・海兵隊員がこの艦隊に所属しているが、航空母艦 (aircraft carrier) 、旗艦 (flagship)、駆逐艦 (destroyer)、巡洋艦 (cruiser)、フリゲート艦 (frigate)、揚陸艦 (landing ship)、掃海艇 (mine sweeper) など17隻が日本の2つの母港を中心に活動している。これらの艦船の西日本各地の港への寄港に長年携わり、NCIS の人々とも一緒に働いてきたから、このテレビシリーズに親しみを感じる。テレビ番組のような殺人事件はなかったが、かなり各地の警察と密接に連携して事件・事故がないように努めた。
フィクションと現実が重なって、このテレビシリーズを楽しく観ている毎日である。#YS
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます