25時の島

祝!カブ移籍。W杯は雲の彼方に

おかしいぞ、CNN!

2006-07-28 00:14:01 | Weblog
ブログのテーマからは大幅にそれますが、(というかすでに逸れ過ぎとも言えますが・・・)ちょっと言わしてください。

イスラエルのレバノン侵攻に対するアメリカCNNの放送姿勢に疑問があります。

我が家、CS入るので、ニュースを一時間ほど見ていたのですよ。
こんな事態になったのでCNNもずっと「中東の危機」と言っているのですが。。。

気持ち悪いまでにイスラエル寄りのニュース。

中継場所はイスラエルの国境沿いの村。
インタビューしているのはヒズボラの攻撃で避難を余儀なくされた人たち。
アメリカ育ちながら、イスラエルで兵士として働く若者とその家族。
死亡者の発表はイスラエル側のみ、専ら強調。

一応、レバノンにも中継を入れているものの、そちらは殆ど映らない。


ここで比較対象を。
BBCニュースではレバノンの街から中継していた。
しかも録画中に爆撃が始まって、砂埃にまぎれて逃げ惑っている場面も流れた。
取材先は、学校を緊急改造したベイルートの野戦病院。
映っていたのは、血にまみれたレバノンの民間人。
住民が去り、空っぽになった悲しいほど綺麗な町並み。(潅木がきちんと植えられた、本当に綺麗な街なのだ。

BBCが世界一公平だ、と言うつもりはない。結構、独断的な面もあるし。

だがCNNは凄まじいほどに作為的だ。
残骸だらけのレバノンの一角が映ったとする。
これはNHKでも、BBCでも使われた映像で、我々はそれがレバノンだというアナウンスを受ける。
ところがCNNはここにイスラエル側の被害のアナウンスをするのだ。

何だこれ。

怒りとか嘆きより、呆れてしまった。逆に笑えるよ、本当に。

最高だったのが、イスラエルに滞在中の取材チームの紹介コーナー。
乗っていた黒バンに白いガムテープで「TV」という文字がでかでかと張られていたのだ。それも二箇所も。

この人たちは、テレビ取材だといえば、戦闘機も避けると思っているらしい。
おいおい、戦闘機はそんなもの見ないよ。

「おやテレビだ。よし爆弾を落とすのをやめてあげよう♪」なんてメルヘンな思考を、ボルテージ上がったパイロットがすると本当に思っているのだろうか?

いや、面白い。

実に面白い。

そして一言。

あほか!

レバノンとイスラエルに関する問題はあまりに複雑で、しかも多数の国を巻き込む問題なので、安易なことはいえません。
ただ、言いたいのです。

おかしいぞ、アメリカ。

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