今日の一言「CNNのしんごが復活しとる
!!いつのまに!!」
ローゼン麻生のひん曲がった口元を見るのが嫌なので、専らアメリカ大統領選を追っています。
先月、彗星のように登場したペイリンさん、「プーチンはアラスカに上陸する」発言で無事にアホ列伝に並び立つことになりました。
過去にも「ポテト」の綴りを間違えた副大統領クエールさん、「ホワイトハウスってどんなところですか
?」と尋ねた小学生に「白いよ
。」と答えたブッシュという前歴があるので、ネタにはなれど、政治生命に別状はないでしょう。
あとはいしいひさいち氏の漫画に描かれれば完璧です
。
で、そんな中で行われた副大統領候補討論会。一回限りの討論会なので俄然盛り上がるわけです。経済も気になるところですが、とりあえず一進一退といった所でしょうか。
概ね、ペイリンさんはボロを出さず、バイデンさんも失言がなく終了。CNNの調査ではペイリンはより印象が良くなったと答えた人は84%に達したものの、バイデンさんの方が副大統領に適していると答えた人はペイリンさんの36%に対して51%。総合評価は五分五分といったところでしょうか。ただ、ペイリンさんに対しては、概ね「目下の人に送る優しい目線」になっている向きがあるようです。園児に向かって「よくできまちたね~
」みたいな。言い過ぎですが。
驚くのが偏見バリバリで有名な保守派のFOX。意識調査では8:2でペイリンの圧勝・・・ってをい
!!
一方で凄く考えさせられたのがアル・ジャジーラのレポート。
海外問題への言及で、イラク、アフガニスタン、パキスタンなど問題視されている国が列挙されている中、イスラエルの無断入植が続くパレスチナへの言及が全くなされていなかった点に着目しています。確かにアメリカはイスラエルシンパですからね。
http://english.aljazeera.net/news/americas/2008/10/200810323444768768.html
上記の記事、英語ですが、大変読みやすいです。結論としては「ペイリン個人は大きな間違いを犯さず、討論を全うしたものの、マケイン陣営へがこれで好転するほどではない。」ということで、だめ押しに先だっての「アラスカはロシアとカナダに近いから海外事情に詳しい」発言で落としています
。見る角度で本当に変わるから面白いものです。
やはり選挙当事国家ではお祭り騒ぎと内部事情で手一杯だから、外からの見方、評価を知ることで、単なるお祭り騒ぎに浮かれるだけでなく、第三者として今後の事とかも考えられるからね。だから日本のニュース番組も単なる「どっちが勝った?」レポより、きちんと総括してほしかったのよーーー
。ふう。
個人的には、誰か北朝鮮問題についても質問してほしいのですが・・・
あれは「解決間近」にカテゴライズされてしまったのでしょうか?まあ、自分の家の台所に火がついている中で、隣町の暴力じいさんの件なんて構っていられないのだろうけれど、どうなるのだろう?
何れにせよ、世界各国に影響を及ぼす大選挙、あと一月は我が国の情けなさと比較しながら見ていきます。っていうか日本も総選挙早くしてほしい・・・。