25時の島

祝!カブ移籍。W杯は雲の彼方に

「夏草の賦」と「誰ガタメノ剣」

2010-01-24 11:44:08 | ミュージカル・演劇
土佐の戦国大名、長宗我部元親のお話の舞台作品を、紀伊国屋サザンシアターで観てきました。

シアター・キューブリックの「誰ガタメノ剣」。

ベースになっている司馬遼太郎の「夏草の賦」が好きだったので、いかなるものか!?と期待半分、不安半分でしたが、


面白かった!!!!

煽り文句にもありましたが、時代劇なのにちょんまげなし、チャンバラなし、ロックあり、ダンスありの舞台でしたが、これが良い感じでに物語と混じり合っていて、効果を上げていました。だって長宗我部元親も弟の香宗我部親泰はともにドレッド風ロンゲに顔半分に入れ墨風ペイントなんですよ!?

元親の妻、奈々は水色の着物風ワンピースで織田信長はヘビメタ風、秀吉一味はど派手なキンキラ風と遊びつつ、土佐の人々は様々な服の重ね着と色分けもされていたのがよかったです。

お話の方も長宗我部家の土佐統一~織田信長の圧力~本能寺の変~秀吉への降伏という、元親の成功と挫折の物語に、長宗我部家と家中の人間模様、(飄々としすぎる元親、それに付いて行く奈々、激しい性格の家臣・隼人、フォロー役の親泰、冷静な神官上がりの家臣・忠澄などキャラ分けがはっきりしていて面白かったです)、土佐に暮らす人々、特に家を守り、土地をもり立てる女性たちの生き方をあぶり出す、シンプルで良いものでした。

途中、登場人物が多すぎて(以前に征服した土佐有力者の娘の敵討ちのエピソードと家来のもめ事がごっちゃになってしまった所がありました)。??となったところが一カ所ありました、それも後に解消されて、最後は夢中で拍手していました

元々が挫折の物語ですから、哀しいのですが、本当に挫折した後に残るものは何なのか?その残ったものの価値とは?を問いかけることで、後味がとても良かったです。

この後の時代のいたずらで、長宗我部家は滅亡していくわけですが、彼らの遺していったものが、200年後に坂本龍馬を生みだしていき、また時代を変えていったのだと考えると、いや~ほんと、歴史って面白いですね(水野@郎風に。)。

終演後は演出・脚本担当の緑川氏、テレビでも観た事のある歴史プロデューサーの六龍堂の早川氏(着物が素敵でした!!)、そして何と長宗我部家の子孫(元親の弟、親房の家系)、長宗我部友親氏とやはり縁者の長宗我部晃親氏によるトークショーが行われました!!

もちろん、こちらも参加しましたよお~

大阪・夏の陣以降の長宗我部家の人々のその後(山内家の下で名前を変え、再びその姓を復活させたのは明治以降だそうです。)だとか、渡来人より始まる長宗我部家のルーツなど面白い話を聞く事ができてありがたかったです

そして、今では、緑川さん、六龍堂さんも加えたネットを通じて、長宗我部元親をNHK大河ドラマに取り上げてもらえるよう、活動中だとか!!!



興味のあるみなさんも、ぜひ下記までどうぞ!!


長宗我部最高委員会

長宗我部ターミナルサイト



夏草の賦 [新装版] 上 (文春文庫)
司馬 遼太郎
文藝春秋

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明けましておめでとうございます(汗)

2010-01-03 20:23:33 | Weblog
どうも、ご無沙汰しています。
以前から二ヶ月経過していますね

あれからまあ仕事が忙しくなったり、奇跡のような舞い上がりが起きたりしていたら、あっという間に二ヶ月が過ぎていました。

バレエは今年のパリ・オペラ座の「シンデレラ」とK-バレエの「海賊」までお休みですが、サッカーも合わせてお休み中。
昨年最後に見に行ったのは、大宮対柏の「野田線ダービー」、超必死の残留争いだったりします

今年もサッカー、バレエ、そしてもちろん仕事もがんばっていきたいものです。

あと貯金も!!

そして無理なく更新していけたらと思いますので、よろしくお願いいたします