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by abi_nosuke on Twitter
というわけで、久々にミュージカル感想です♪。
「ライオン・キング」、数年前に劇団四季のを見たのですが、英国版を見た妹から
「とおおおおおっても、良かったよ!ストーリーは納得行かないけれど、そもそも動物で王制ってさ~(以下、長いので省略)。」
とのお墨付き(?)もあったので、じゃあ、と行ってきたわけです。
会場のLyceumはコヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラハウス前を下りてすぐ下にある小さな劇場。窓口受け取りにしたら、当日券+受け取りの長蛇の列で開演に間に合うのか!?と焦ったものの、さすがのイギリスクオリティ、何とかなりました。奮発したので座席は1階のど真ん中!前のおじさんが大きすぎて少々困りましたが、まあたいしたことなく、無事に観劇してきましたよ。
感想は・・・「見て良かった~」とにかく素晴らしいキャストと素晴らしい演出!
最初の「サークル・オブ・ライフ」から広がるサバンナの世界。威厳あるお父さん、雄々しくステキな雌ライオン達、お馬鹿で可愛いティモンとブンバ、悪の魅力が光るスカーにあくの強いハイエナ達、全てが魅力的!
四季の劇場もそこそこの大きさでしたが、こちらは更に小さくて、その分臨場感がありました。国民性もあるのでしょうが、観客のノリも良かったです。
アニメも見ましたが、私はこの舞台版が音楽、演出共にとても好きです。
特に音楽。映画版よりリズムが良くて、躍動感があってとても良い。
エルトン・ジョンのあざといメロディもアレンジ次第でステキな曲に。(エルトンファンの皆様すみません。)
日本版も良いんですよ。踊りも素晴らしいし、四季だから出来たと思います。
ただ、唯一最大の欠点は日本語詩に併せてリズムが変えられていること。「ハクナ・マタタ」などが特にリズムが微妙に変更されていて、ちょっと乗れなかったんです。個人的な趣味の問題ですが、浅利慶太氏の訳も納得がいかない箇所が多いもので、どうにもそこが惜しかったのです。(特にラフィキが歌う「He lives in you」の訳が納得いかなくてですねえ~。)
あと、これはしょうがないけれどキャスト!アフリカンとモンゴロイドの差異が良くも悪くも出るといいますか、
四季版、一幕ラストでシンバが成長して「♪し~んぱ~いないさ~♪」と出てきた時に「ずいぶん体つきが細いなあ、心配ありだな」と微妙に思ってしまったんです。演技も歌も本当に良かったので、終わり頃には気にならなかったんですけれどね。翻って今回、シンバが「♪It means no worry!!♪」と出てきた時の躍動感や堂々たる体躯を見て「うん、これなら、のーうぉーりーだ」と素直に思えたんです。すいません!!
また、ラスト、敵討ちを果たしたシンバが王となってプライド・ロックを登っていく場面が、前回が比べものにならないくらい印象的だったのですよ。役者さんの滑らかな動きがライオンそのもので。あれは中々出せないなあ~と。
時間の関係なのかお気に入りの曲「朝のご報告Morning Report」が何故か割愛されており、ザズーの出番が少なかったのがちょっと残念でしたが、また機会があったら観に行きたい、そう強く思った舞台なのでした。