25時の島

祝!カブ移籍。W杯は雲の彼方に

「マッハGO! GO! GO!」・・・じゃなくて、「スピードレーサー」!!

2008-06-30 22:20:52 | 映画、テレビ感想
日曜日に、プレミア試写会に行ってきました。場所はなんと東京ドーム。
「マッハ~」、直接見た記憶はないものの、あの主題歌はよく覚えています。すかっと明るくて覚えやすいメロディーですな。

でも長いこと、「マッハGoGo!」と覚えていました。Go!が一個足りなかったのです

そんな「マッハ」さんが北米でも受けていて、続編も作られ続け、挙げ句の果てにウォウシャウスキー兄弟の手で実写版なんて、これこそ漫画みたいなストーリー。確かにデザインが日本離れしていますからね。

で、今回のプレミア、アリーナ前方に巨大スクリーン、後方の一角には撮影で使用された「マッハ5号」英語名マック・ファイブが鎮座して、セレブ(ぶぶっ)の記念撮影が行われました。
ちなみに来場していたセレブ(ぶぶぶっ)は叶姉妹、世良公則、片山右京、藤田朋子など、そして主演のエミール・ハーシュと真田広之も来ていました。エミール君、映画では初々しい熱血少年だったのに、結構なひげ面のお兄さんでびっくりしました。真田さんは小柄ですが、スタイルが良かったです。撮影の時、出された指示を通訳を介さず直接エミールに指示していたり、英語力あるのだな、と妙に感心しましたが、二階席にファンが陣取っていたらしく、真田さんの挨拶にプラカードを持って悲鳴を上げていたのが妙に印象的でした。あと、やはり出演していたピ(Rain)が来るかもしれないという情報があって、ピくんの内輪を持ったおねい様方もかなりの数いましたが、結局彼は現れず、残念そうでした。

映画はひたすら、カラフルでスピード感があり、原作への愛が詰まっていました。50~60年代のアメリカ風のカラフルな衣装にこてこてに仲の良い主人公一家、ひたすら腹黒い悪の実業家とくせ者揃いのライバル、関係者がとにかく走って戦って、ぼけかまして、愛を語ったりもして、楽しかったです。ただちょっと悪ふざけが過ぎていたり、無闇にファイティングシーンが長かったり(カーレースもファイティングなのだから、喧嘩までつける必要ないだろうと思ふ。)、木枯らし紋次郎のようなレーサーXの正体についてたらたらと映像で、流したりと、原作への思い入れが強すぎてテンポが悪かったのが残念です。

とはいえ、お母さん役のスーザン・サランドンと彼女役のクリスティーナ・リッチがとてもキュートで目の保養でした。女の子が元気なのは良い!!

あとピ、もといRainはかっこよい!あ、主人公もかっこよいけれど、英語も流暢だし、こりゃあ人気出るなあと納得してました。

小さい頃、レーサーになりたくて自転車を大破した人、忍者を目指して骨折した人にお勧めの一品です。


Birmingham+新国立=?

2008-06-28 23:56:30 | Weblog
EUROも終わり・・・ってまだ決勝戦が残っていますが、トルコ負けたし・・・。もう良いかな~っと。楽しい夢をありがとうミラクルと思っていたら、バレエではこんなニュースが。



2008/06/27-22:47 芸術監督にビントレー氏=新国立劇場
 新国立劇場運営財団は27日、同劇場舞踊部門の次期芸術監督に、英国の振付師でバーミンガム・ロイヤルバレエ団芸術監督のデヴィッド・ビントレー氏(50)が決まったと発表した。任期は2010年9月から3年間。同氏は準備として今年9月から同劇場の芸術参与に就任する。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008062701244

だそうです。うぁわお。バレエの神様も粋なことをしてくれるではないですか!ついでにBRBの演目とかも上演してくれないでしょうか!全幕が無理なら、「シェイクスピア・スイート」とか「クルミ割り人形スウィーティ」とか小品でもビントリー作品を上演してほしいです。それでゲストも来てくれたら、個人的には万々歳

でも表記としては「ビントリー」の方が浸透していると思うのだけどなあ。新国立の変な意地のようなものを感じます。

ま、些細なことですけれどね。

取り急ぎびっくりうれしいニュースでした。

みらくるたーきー

2008-06-24 22:52:29 | 読書感想
↑最近、一番印象的なフレーズ。実況アナウンサーが日英ともに、EUROで叫んでいたのが印象的だったので
(あと「Oh, my goodness~!!」とか「I can't believe it!!」とか、米語とも日本語とも違う感嘆表現がBBCのツボだと思ふ。)

そんなわけで戦国時代からトルコに興味が移行している昨今、熊さんの「海賊」も再見することにしたし、下準備って関係ないか。でもまあ、海賊が若い娘をさらうというのは18,9世紀におけるロマンだったでしょう。先日読んだ「イスタンブールの群狼」にも、彷彿とさせるエピソードが挿入されていました。

「イスタンブールの群狼」著者のジェイソン・グッドウィンはオスマン帝国研究で有名な歴史家で、ごりごりの史書も書いていますが、この作品は2006年にかかれたミステリー。


舞台は、タンジマート(恩恵改革。歴史の授業、覚えてますか~?)前夜のイスタンブル。ギリシャ独立など不安定化した情勢に対応するために、西洋式を取り入れた近衛軍が設立された直後、若手士官4人が行方不明になり、惨殺体で発見される。背後に見えるのは10年前に抹殺されたオスマン帝国のかつての象徴、イエニチェリ。これは虐殺された彼らの復活の前章なのか・・・。

ほぼ同時期に宮殿のハレムで若い女官の死体が発見され、さらに皇太后の所有の「ナポレオンの宝石」までなくなっていた。市中に住むギリシャ人宦官、ヤシムはスルタンと母后から依頼され、二つの事件を解決するためにイスタンブルを奔走する。


原題は「Janissary Tree」。Janissaryはイエニチェリの英語表記で、作中で言及される、かつてイエニチェリが内乱の際に重臣たちを吊し上げていたスズカケの木を指す。木を中心にソフィア大聖堂(当時はアヤ・ソフィア・モスク)、ブルー・モスク、トプカピ宮殿、グランド・バザール、市井の公衆浴場など喧噪と猥雑に彩られたイスタンブルの市街を舞台に物語は繰り広げられる。

謎解きそのものは結構あっけなく終わるのだが、読んでいて飽きないのはこの時代のイスタンブル、およびその住人の多彩さがこれでもか!と書かれていて、作者のオスマン帝国への愛が伝わってくる。というか、読んでいるとトルコに行きたくなってくる

とにかく人々が宗教も人種も背景も多種多様で読んでいて楽しいです。
主人公のヤシムは少年時代に宦官になったものの、いわゆる完全な去勢をしていないので中途半端な自分のアイデンティティに悩んだりもする。普通から切り離されているという気持ちがいつもある。けれどその分、柔軟な視点で物事を見ていく。ウィットに富んでいて、料理も上手で、フランス文学を読むのが好きだったりする。
そんな彼の周囲に集うのは、国家消滅の憂き目にあったポーランド大使、おかまのコサック舞踊手、有能な黒人宦官の司書、金目当ての儀礼結婚で連れてこられた美貌のロシア大使夫人、極めつけは植民地から本国フランスへの航海中、海賊に攫われた後にスルタンに献上されて、お家騒動にも勝ち抜き、のし上がった母后。ちなみに彼女の従妹はかのナポレオンの皇后ジョセフィーヌ。実際にタンジマートを発令したスルタン、マフムート2世の母親はフランス人だったという説があるそうで、うーむ。「海賊」や「後宮からの逃走」の影がチラチラしますな

もっともこの作品のハレムはいわゆる一般概念からくる下世話なイメージからほど遠く、帝国を持続させるシステムとして機能している巨大組織といった面持ちで大変よろしい。また、母后さま、かっこよいんですわ。成人した息子(皇帝)がいるとは思えない美貌と才気に富んでいて威厳があって素敵。

本格派推理小説が好きな人には合わないかもしれないが、国内にいながら異国を味わいたい人、トルコに興味がある人、ロマンに浸りたい人にお勧めの一冊です。続編もあるそうで、待つぞ翻訳!

イスタンブールの群狼 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 15-1)
ジェイソン・グッドウィン
早川書房

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かくありたい!!

2008-06-21 22:30:05 | Weblog
明日、アラビア語検定を受けるので準備をしているのですが、迂闊なことに、自分がこれまで手をつけていなかった「不規則複数」が試験のかなりの点数を占めていることを今日まで知りませんでした。

やばいです。
まじやばいです。

趣味で受けると言えば、それまでですが、お金を払って受けるからには結果を残したい。
でも、ただでさえ網の目のようにややこしい文法でうなって、さらに単語を覚えるには時間が・・・
と思っていた夕方に見たスポーツニュース。



サッカー・ユーロ2008、準々決勝でトルコがクロアチアに逆転勝ちしていました。
大会前は確かトルコへの注目度はさほど高くなく、試合が始まってみても毎回、先制されてしまっています。でも彼らは決してあきらめません。スイス戦でも、チェコ戦でも、有利とは決していえない状況を見事乗り越えてきています。
そして今回も、延長戦終了一分前で先制という最悪の展開になったのに、ロスタイムで挽回、PK戦に持ち込んで勝ってしまいました。
サッカー詳しくないけれど、すごいよ、トルコ!!

「あきらめたら、そこで試合終了」といったのは、某バスケ漫画の先生でしたが、私もあきらめないで、詰め込んで明日、やってみます
しかし、すごいな~トルコ。ゴールキーパーのリュシュトゥ、好みだなあ~(あ、脇道にそれそうだ。ここで止めておこう)




世界の終わり

2008-06-17 22:42:23 | Weblog
先々週の秋葉原、(夕方に秋葉原在住の友人から電話がかかっていたが、自分も外出中だったので、帰宅するまで事件に気づかなかった。)、
今週の地震、(怖くてgoogleマップが見れない。)
ミャンマー、四川、スーダン、ジンバブエ、後期医療制度に食料品値上がりとこれでもか!とニュースが氾濫してくると、どうしてよいかわからなくなります。
「世紀末」という言葉も使えなくなり、末法思想でも使おうか、それとも天罰とでも言おうか、でもそんな言葉では片付けられない。そんなやり切れなさ、ぐだぐだした感情が世の中を流れているような気がします。

そんなときに思い出すのが、レイ・ブラッドベリの短編、「世界の終わり」。
ある日、突然に今夜で世界が終わることを何となく知ってしまった夫婦の最後の夕べの話です。
本当に短い物語なのですが、これまで自分たちが行ってきたことを考えてもしょうがないのだろう、と「世界の終焉」を静かに受け入れて、でも最後に改めて夫婦は眠りに就く、何とも静かで入り込んでくる話です。

あともう一つ好きなのがミッシェル・ガン・エレファントの名曲「世界の終わり」。
ゴリゴリのガレージ・ロック(というか、パンク?とりあえずギターがしゃがしゃ系。)にのった歌詞が好きです。


悪いのは全部 君だと思っていた
くるっているのはあんたなんだって
つぶやかれても ぼんやりと空を
眺めまわしては 聞こえてないふり

世界の終わりが そこで待ってると
思い出したよに 君は笑い出す
赤みのかかった 月が昇るとき
それで最後だと 僕はきかされる

ちょっとゆるやかに だいぶやわらかに
かなり確実に 違ってゆくだろう
崩れてゆくのが わかってたんだろう
どこか変だなと 思ってたんだろう

世界の終わりが そこで見てるよと
紅茶飲み干して 君は静かに待つ
パンを焼きながら 待ち焦がれてる
やってくる時を 待ち焦がれてる

(作詞:チバユウスケ)

このシンプルな美しさ、ブラッドベリに通じるような気がします。
世界と自分の関係って、決してハリウッド映画やアニメみたいじゃあないんだなあと思うわけで


THEE MICHELLE GUN ELEPHANT GRATEFUL TRIAD YEARS
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT,YUSUKE CHIBA
コロムビアミュージックエンタテインメント

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帰還の挨拶

2008-06-13 22:20:14 | Weblog
というわけで、超お久しぶりの日記です。
どうもすみません

自身の風邪に加えてPCまでおかしくなっていたので、安易に動かせなかったのです。

そこで、この際だ!とばかりに買い換えました。
マックですよ、マック!!

噂に聞いていましたが、すごいです。使いやすいです。もうゲイツなんかぺぺいのぺい!と評したくなるくらいです。すごいぞ、スティーブ(アップル名物社主、スティーブ・ジョブズのことですよ。)。

もっとも、未だにウィンドウの大きさ調整とか、アイコンの配置がよくわかっていないのですが、
ぼちぼちやっていきます。

とりあえず、そんな感じで