25時の島

祝!カブ移籍。W杯は雲の彼方に

現実は、概ね絵空事の意表を突く

2007-05-27 09:51:02 | Weblog
しつこいけれど、福島の事件で思い出したこと。
日本のロックバンドDir en grey(ディル・アン・グレイ)が出した「朔-saku-」というシングルがあった。何でも北米のMTVオルタナティブ番組で話題になってチャートインしたらしい。(MTVジャパンで言っていた。)これ自体は日本のバンドとしても稀に見る快挙なのだけれど、このビデオ、先日Youtubeで初めてちゃんと見て、洒落でない内容に頭を抱えてしまった。

この曲のPVは、どこにでもいそうな高校生らしき少年による親殺しを扱っている。直接的な「殺し」のシーンこそないが、少年が徐々に追い詰められるようにして親に凶器を向ける家庭が細切れに描写されていて、見ていて途方にくれてしまう。

もっと怖いのが、このビデオが2004年に製作されていたこと。絵空事が現実になってしまったようないやな感覚が残る。

それでも、こうしたことを「危険思想」と安易に排除するのも解決にはならない。そして結局解決のない思考で終わってしまう。やれやれ。

なんにせよ、絵空事と思って書いても、現実はしばしば人の想像力を覆してくれる事態になるのだから、生きていくのも楽じゃないね。(落とし所が悪くてすみません。)

朔-saku-
Dir en grey, 京
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