25時の島

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連休後半に、なぜかストーンズ熱再燃

2007-05-08 21:23:03 | Weblog
今年の連休後半4日間、実家に帰省していました。一年ぶりだったぜえ~。

前半2日間は非常に天気も恵まれていたので、家族でドライブに行ったりしてました。途中に寄ったのが北米産超大型倉庫店舗、「コストコ」。なぜかその第一号店はウチの県の山中にあるのです。正直に申しますと、コストコは私にはでかすぎ、物大きすぎ、量多すぎで、大皿サイズのアップルパイだの、巨大自宅プール用ジャグジーなど物量に圧倒されて溺れそうになりました。一軒の倉庫で食料から電化製品、ソフトウェアまで揃うのは凄いですけどね。しかし、食料以外は殆どがメイド・イン・チャイナだったな。何だか貧弱な顔でふんぞり返るブッシュの後ろで、トンカチ持って笑っている胡 錦濤なんて図が頭に浮かんできてしまった。


閑話休題。
で、とりあえず「適量」、すなわちささやかな量の食料品と18個1セットのキッチンペーパーに加えて、ストーンズの写真集を買いました。ビートルズのバージョンもありました。まあ、ビートルズなんて誰かが買うだろうし、ストーンズ版は丸善よりアマゾンより安かったので、買いだろうと



The Rolling Stones:365Days


洋書なのですが、有名なものから未公開写真まで取り混ぜて、ストーンズの40年間の歩みを365枚の写真を通じて見ていく体裁になっています。非常に重い本ですが、お買い得♪

で、写真を見ているうちに動く彼らを見たくなり、戸棚に眠っていた89年のドキュメンタリービデオ、「25x5」を、およそ10年ぶりに再見

当時は気づかなかったのですが、このビデオ、“The Continuing Adventures of the Rolling Stones”というサブタイトルが付いていました。訳して「ストーンズの終わりなき冒険」と言ったところでしょうか。

ストーンズにはまり始めた10ン年前にはあまり気にも留めていなかった箇所にお!?と目がいったりしました。

今回、特に見てしまったのが60年後半のブライアン・ジョーンズ離脱について。
ロニーもミック・テイラーも好きで、ブライアンに関しては「死んだ人」扱い(すみません。)で昔はするーっと見ていたのですが、自分がブライアンの死んだ年(27歳)を追い越し、加えて昨年、映画「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」(邦題が長いので、以下、原題の『Stoned』で通します。)を見て、おかしくも悲しいブライアンとストーンズ・メンバーとの関係が気になったのです。

まず意外だったのが、生前のブライアンの声が、「Stoned」でブライアンを演じたレオ・グレゴリーにとてもよく似ていたこと。と言うよりも、レオ・グレゴリーがブライアンに似ていたということ。キースに関しては、監督に対して「アンタ、キースに悪意あるやろ!?」と突っ込みを入れたくなったのだが、ブライアン像に対してはとても真摯だったのだなと、少し感心した。

余談だが、「Stoned」でキース役を演じていたのは『パフューム』で美しくもイカれた調香師の主人公を演じていたベン・ウィショーだった。『パフューム』の時の方が頬もそげて、キースに似ていたと思うのだが・・・


キースと言えば、ブライアンと決別した時の事を語る箇所で、それまで「ミックと俺はキッチンに閉じ込められて曲作らされてよお~。参ったぜ。へっへっへ。」などと比較的リラックスして語っていたのが一転して「モロッコに行って・・・アニタと逃げて・・・結局ブライアンは俺を許さなかった・・・仕方ないよな・・・。」と目線も下向きで、本当に言い難そうだった。きついよなあ、そりゃ。
そんなキースに続いて語ったのはチャーリー。当時も外野だったのであっさりと「酒とドラッグでブライアンは身を持ち崩してたんだ。限界だったんだよ。」と言ってのける。当事者と傍観者の違いをここに見る。

そんな感じでストーンズ熱が再びゆっくりと上がってきたゴールデン・ウィークでした。

ちなみに上の写真はコストコともストーンズとも関係ない、北九州・平尾台です。山口の秋吉台と比べて小規模ですが、気持ちの良いカルスト台地ですよ。