ポテトのポテト日記

家族の幸せを願う平凡なポテトの日常生活です

好きだった人

2009年04月18日 | 家族
春ですね。
ポテトの好きだった人の話です。

ポテトは大学1年生の時好きな人が出来ました。
2こ上の先輩です。
大学祭で何かすることになりました。
歌を歌う事になり先輩に頼んだのです。
先輩はギターが上手で歌が上手でした。

ポテトは勉強ばかりしていたつまらない学生でした。
「竹田の子守唄」をハモって歌いました。
たった1回目で先輩の事が好きになりました。
つまりどーんと一目ぼれしたのです。
自分でもビックリするほどでした。

先輩と研究室が同じなので毎日会えます。
嬉しくて毎日バラ色ってやつでした。
コンパで帰り二人になるとうれしくて。
ポテトは先輩が大好きオーラいっぱいでした。

でも片思い。
ポテトだってモテ期到来でした。
好きな人には好きになってもらえないものです。

ある時先輩の事が大好きだって言いました。(告る)
先輩はポテトのことは妹のように思っているって言いました。
はい、失恋です。
泣きました。
分かっていたのに確かめなければ良かった。
シクシク、シクシクでした。

しかし研究室が同じですから顔を合わすわけです。
つらかった。
研究室に行く前にトイレで鏡に向かって
ニコって笑う練習してからおはようございます!でした。

失恋したのにどうしても先輩が大好き。
もうポテトのしつこいのにはあきれます。
でも先輩はポテトを大切に思ってくれていました。
決して嫌な態度をとりません。

そして先輩が卒業です。
もう会えなくなる。そう思うと淋しくて
先輩の卒業式は行きませんでした。
今日は先輩の卒業式なんだとケロッとして
言ったつもりでした。なのに
お前、淋しいかといきなり昼食を食べていた時
父親に言われました。
そしたら急に泣けてきて
ポロポロ涙が出てきて
しかも親の前で、全くカッコの悪いポテトでした。
片思いはつらいのです。

そして先輩は社会人に
片思いのままポテトの大学生活の時は流れます。
先輩の事を考えなかった日はありませんでした。
ポテトは人を好きになるってすごい事だなって思いました。

ある日先輩から電話が来ました。
ポテトの職場にです。
先輩のお母様がなくなったことでした。
知らなかったとはいえ
何の力にもなってあげれなくてスミマセンでした。
ポテトはそう言いました。
お互い仕事頑張ろうね、等とフツーに話し、
先輩はじゃあまたといって電話を切りました。

またね‥‥大変罪作りな言葉です。

また、ある時先輩から電話です。
ねえポテトさん人はどんな時に結婚したいって思うんだろうね?
それはひとりが寂しくなった時。
見たいな返事をしたように思います。
そしてじゃあまたねです。

ポテトは片思いのまま数年が過ぎていました。
でもしかたないのです。
片思いでも好きという気持ちが消えません。

そしてちょっと事体は動きました。
先輩がポテトの実家に来ました。
秋のお祭りに行って見ない?と誘ってくれました。
ポテトの家族に先輩は挨拶に来たのです。
これからお世話になるかもしれません。
よろしくお願いします見たいな感じでした。

ポテトは先輩と二人で大学の街の秋祭りに
行った日のことを今でも覚えています。
でも先輩は付き合おうとも言いません。
言わなくてもポテトがずーっと
先輩の事が好きだった事が分かっていたからだと思います。

ずーと好きだった先輩。
やっとやっとポテトのことを分かってくれたのです。
こんな嬉しい事はないのです。
でも先輩はポテトに好きという言葉を一度も言いませんでした。

全く神様はいじわるです。
その時ポテトは今の夫とのお付き合いが始まっていました。
AにするかBにするか状態になりました。
とても悩みました。
例えば二股かけちゃえ!見たいな器用な事が出来ないのです。

結果夫と結婚しました。
なぜ夫を選んだのか。
結婚は縁なのでしょう。

ポテトはみんなに祝福されて結婚しました。
幸せでした。
なのに先輩の事はいつもポテトの心にありました。

ポテトの嫁ぎ先に先輩から電話が来ました。
びっくりしました。
夫も焦った事でしょう。

ポテトさん僕も結婚する事になったんだ。
それでポテトさんにお願いがあって
電話したんだよ。
僕に結婚おめでとうって手紙を書いて欲しいんだ。
先輩それは良かったですね。
分かりました。幸せになって下さいね。

ポテトはすぐ手紙を書こうとしました。
文面なんか直ぐに浮かびました。
先輩が結婚する、幸せになって欲しい。
その気持ちを文章にすればいいだけのことです。

でも書けないのです。
ポテトは結婚して幸せです。
だから先輩にお祝いの言葉を贈るのは当たり前です。
というか手紙を書いて欲しいと言われたのです。

でもやっぱり書けなかった。
何度も便箋をじーとみて書こうとしました。
先輩の結婚式の日も近づいてくる。
書けない。
どうしても‥‥
思えば先輩にお願いされたたった一つのことだったのに‥‥
ポテトは先輩が結婚する事が淋しかったんでしょう‥‥

10年間片思いだった先輩!
手紙書けませんでした‥‥ごめんなさい‥‥しあわせですかァ?
ポテトはぼちぼち幸せです。

きっとどちらかが一言「会いませんか」といえば
今の人生と違う道を進んでいたはずです。

今なら急にかかってきた電話の意味が分かったのに。
ポテトは子どもだったんです。
言葉にしてくれなければ不安だったのです。

またね‥‥だけでは無理だったんです。


という訳で
片思いが得意なポテトでしたあ‥‥自慢になりませんねえ‥‥あははhh
コメント (20)
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