サクラの写真を撮りに行ったとき、仙波河岸史跡公園から愛宕神社への階段でウグイスの鳴き声を聞いた。
今年最初のウグイスの鳴き声だった。
その階段の直ぐ下に、小さな祠と倶利迦羅不動尊がある。
倶利伽羅龍王が剣を飲み込んでいる像で、川越では3体を確認したが、その中の1体である。

その前で、散歩の途中なのか、立ち止まって手を合わせる人がいた。
倶利伽羅不動は不動明王の化身らしいので、新型コロナウイルスも何とかして欲しい。
その後ろには、山吹が満開になっていた。
このとき、家の山桜は咲き始めだったので、大分早いと感じた。

この花の明るさとウグイスの声は、コロナウイルスのもたらすいやな気分を、少しだけ紛らわしてくれた。