夏の暑い時期はこの道を歩いていないので、久しぶりだった。
シャリンバイの木の脇を通るとき、まだ花は咲いていないな、と思いながら撮り過ぎた。
しかし、すこし気になったので戻ってみた。

すでに実がなっているが、まだ上半分ほどしか色が変わっていない。
春に咲いた花が実になったものだが、完全に色がつくにはまだ早かった。

あちこちに白いものがぽつぽつと見える。
秋の花が少し開きかけていた。

それよりも、少し前の段階のものもある。

龍池弁天の方はどうかと寄ってみた。
シャリンバイは、斜面にポツンと生えている。

こちらも、坂の途中のものと同じように見えた。

しかし、近づいて見ると、実はほとんど色づいていない。

一方、花の方はほぼ同じような状態だった。

弁天のお堂の脇の大木からは、アブラゼミとツクツクボウシの鳴き声が降り注いでいる。

龍池の脇の看板に掛けられた網の数は、2つに増えている。

キショウブには、あちこちに大きな実がついている。

池の水は小さな出口から勢い良く流れ出ている。

その水は水路に流れ、新河岸川へと続く。
水路には濃い緑の藻が拡がっていた。

龍池のあたりは、夏から秋への変わる途中のようだった。