新河岸川の岸辺で、オレンジなどと並んで花桃があるが、その枝の一部が剪定されていた。
その後方に見える土手は、雑草がきれいに刈り取られていた。
しまった、アレチウリの実をまだ見ていない。
どこかに残っていないかと思い、探したながら先へ進むと、枯れた葉に覆われた木があった。
おそらくアレチウリだろうと思っていると、手前の柵に見覚えのある葉が見えた。
もしやと思って近づくと、あった、あった。
一枚の葉が裏返っていて、その中央に茶色いものがある。
それは間違いなく、アレチウリの実だった。
図鑑にあった通り、細長い尖った実が集まり、全体にトゲがついている。
近くを探すと、もう一つ実があった。
こちらの方がトゲがしっかりしている。
なぜここだけアレチウリが残っているのか分からないが、私にとってはありがたい。
滝下橋の手前も奇麗に草刈りが済んでいて、景色は全く変わっていた。
しかし、アレチウリの実からこぼれた種は、すでに土手に落ちているはずで、来年になるとまた一面に広がるだろう。