My Data of Dragons

中日ファンの評論。

そんなに余裕があるか?

2007年07月27日 | 敗北(TV観戦)
<CAPTION>【26日・ナゴヤドーム】◇13回戦・中日4勝8敗1分 ◇観衆35,421 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 0 0 0 0 0 0 3 0 0 3
中日 0 0 0 0 0 1 0 1 0 2
[勝]ボーグルソン  10試合 4勝 3敗
[S]藤川  39試合 3勝 2敗 25S
[敗]川上  16試合 8勝 5敗
[本]金本22号2ラン(川上・7回)、李炳圭4号(ボーグルソン・6回)



   阪神がナゴヤドームでは初、当時ナゴヤ球場だった86年4/18から4/20以来の中日本拠地での同一カード3連勝。連勝を今季初の5まで伸ばし、4/29以来の勝率5割復帰を果たした。1点を追う阪神は7回、金本の22号2ランなどで3点を返し逆転。8回に代打・立浪のタイムリーで1点差とされるも、その後の無死満塁を久保田と藤川で逃げ切り、藤川が25セーブ目。先発ボーグルソンは6回1失点で5/11以来の4勝目。中日・先発の川上は6回まで1安打投球も7回に打たれ5敗目を喫し、チームは首位転落となった。


 終わってみれば3連敗。終わってみればリードしながら逆転される展開。正直阪神がすごかったとは思えない。頭のイカレタ中日ベンチの作った波に阪神が乗っていっただけという感じだった。今日の試合はその波を立ちはだかってもとめることができなかったという試合だった。李のホームランのあとの攻撃、それまでやりたいようにやってた井端の足まで止めてしまう。確かにこう悪い流れになると失敗したときの流れをまた考えてしまい思い切れないだろう。だが結果的にさらにチャンス拡大しながら無得点で井上で終了。次はウッズからという打順を悪くする上に流れを変えるというマイナス方向に転がっていった。前の試合と同じように井端が走っていれば失敗しても荒木からできた。李のホームランでよかったよかったで次の回へいけたと思う。結局この流れはすぐ次の回に出る。今日の川上は完璧だった。球のきれ、コントロール抜群だった。それがシーツでカット2球が高めに浮く。初めてのノーアウトのランナー、初めてのコントロールミス。少しでいいから間をあけれれば、少しでいいからここちょっと気をつけてがんばろうという話ができていればここまで大怪我をしなかったと思う。現に林に打たれて以降は前と同じピッチングができている。だが今日の川上は調子いいから、川上だったら大丈夫だろう、変にケチつけてもいけないしと負け続けてる流れが川上に対するすがりとなり、押し寄せる波を川上一人で受けた形になって金本、林にどっカーンとやられる。同じような流れでビハインドになると8回裏の攻撃は必然とああいう形になる。正直井端フォアボールの段階でもう藤川出るかなと思っていたが久保田続投だったのは中日にとってはラッキーだったはずだった。荒木、井上で犠牲フライ一つ打てなかったのが話にならないといえばならないのだが、二人とも倍ぐらいの力が入っているのが見るからに明らかだった。ああなる結果は必然にも思える。当然ウッズが3倍以上に力が入ってしまい・・・。
 結局このような流れにしたのはベンチだ。すべて山井先発からおかしくなっていると思う。確かに山井は決して悪くなかった。よくがんばったと思う。だがやっぱりチームの気持ちがアップアップになっていた。やっぱり後半初戦エースが投げていれば、もう少し気持ちを強く試合ができていたはずだ。中日にそんなに余裕があるか?そんなに阪神に分がよかったか?そんなに選手は絶好調か?山本昌を2戦目に予定していたのだから、初戦は絶対勝たなくてはいけなかった。少しでも気持ちに余裕を持たせてマウンドにあげなくてはならなかった。逆にプレッシャーを強くさせた。もう歯車は狂っていた。初回からぼろぼろ。それでもすぐ裏に逆転はしたが、またすぐベンチのあほな采配で流れを壊す。スクイズだ。あんなところであんなリスキーなことをあんなリスキーな選手にやらせる必要はまったくなかった。昌は三振でよかったと思うし、もっと言うなら打ってゲッツーでもよかったと思う。なにも本人に負担を与えるようなことする必要はまったくなかった。結局流れを持ってこれるチャンスをふいにする。後はずるずるだ。
 これで阪神は生き返った。ジャイアンツじゃないが上が落ちた結果の4つ巴。正直Aクラスも安泰ではなくなった。


勝手に・・・

2007年07月25日 | 敗北(TV観戦)
<CAPTION>【25日・ナゴヤドーム】◇12回戦・中日4勝7敗1分 ◇観衆35,831 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 3 0 0 2 1 0 0 1 1 8
中日 4 0 0 1 1 0 0 0 0 6
[勝]江草  23試合 2勝
[S]藤川  38試合 3勝 2敗 24S
[敗]クルス  7試合 3敗
[本]ウッズ26号(下柳・5回)


   阪神が今季最多となる毎回の18安打で今季3度目の4連勝、ナゴヤドーム3連勝で借金を1とした。阪神は6-6の同点で迎えた8回に藤本のタイムリーで勝ち越し、9回にも林のタイムリーで加点。3人目の江草が2勝目。藤川が24セーブ目をマーク。中日は連敗で2位巨人とのゲーム差がなくなり4厘差となった。8回に勝ち越し打を許した4人目のクルスが3連敗。中日は4回に荒木のタイムリー、5回にはウッズの26号ソロで2度同点に追いつくが、6回以降無安打に抑えられた。1回に赤星が二盗を決め史上26人目の300盗塁を達成。


 翌日にて

アニバーサーリー

2007年07月24日 | 敗北(TV観戦)
<CAPTION>【24日・ナゴヤドーム】◇11回戦・中日4勝6敗1分 ◇観衆35,658 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 1 0 0 0 1 0 1 2 3 8
中日 0 1 1 0 0 2 0 1 0 5
[勝]久保田  51試合 2勝 2敗
[S]藤川  37試合 3勝 2敗 23S
[敗]岩瀬  36試合 1勝 4敗 25S
[本]矢野3号(山井・5回)


   阪神が逆転勝ちで今季8度目の3連勝。借金を2とした。阪神は1点を追う8回、中日5人目の平井を攻め、矢野のタイムリー3ベースと藤本のタイムリー2ベースで2点を奪い逆転に成功。再び同点とされた9回には抑えの岩瀬から、代打狩野のタイムリー2ベースで勝ち越し、シーツの2点タイムリー2ベースで加点した。勝ちは久保田で2勝目、セーブは藤川で23個目。中日は12安打、8四死球も14残塁。8回同点に追いつく粘りを見せるも、リリーフ陣が乱れ連勝は2でストップ。負けは岩瀬で4敗目。巨人とのゲーム差は1と変わらず。


 後半戦スタート、うまく回転しない中でこの位置にいる中日がやっぱりセリーグ一位になるだろうというほとんどの評論家の前半戦の総括だったが、では後半になったらうまく回転するのか?その答えが描かれていた今日の試合だった。
 この試合の敗因は森野と紀だ。前半のうちに大差をつけられる試合だった。取れるところで取らなかったからこんな展開になってしまうのだ。昨日の森野と紀は最終打席以外、徹底してアウトコース攻めをされた。阪神はポイントをつかんでいる。福留がいないとなると4,5,6番をなんとかすれば大量失点はない。いままでウッズを歩かせてその後の森野、紀に打たれているケース、特に長打を食らってやられているケースが多かった。元来引っ張りが好きな二人という傾向もつかんでいたのだろう。ただ二人とも外角を反対方向へ持っていく技術を十分に兼ね備えている。紀はバースデー、森野は目の前でウッズが歩かされているという心理が働いたのか、二人とも自分で決める気満々でまったく対応できなかった。紀は後半2打席対応していったが正直ときすでに遅し、森野にいたっては最後まで対応できなかった。今年の阪神戦は本当に矢野のリードにやられている印象がある。おそらくあと2試合もこういう攻め方をしてくるだろう。もう一度つなぐバッティングを原点にもってきてもらいたい。それにしても12安打に7フォアボールで5得点となると、落合監督ではなくても攻撃陣が敗因といいたくなる。
 対して中日の与えたフォアボールは3つだけだったが、これが致命的になっている。7回葛城には私にはもったいなく思えた。だがバッテリーはあっさり出している。ワンスリーからあの振ってくれれば儲け物というスライダーはあまりにも消極的だ。決して勝算のない相手ではないだけにあまりにももったいなかったと思う。8回のシーツのフォアボールもツーアウトから与える場面ではない。結果的にはシーツにとどめを刺されたがランナーなしでなぜフォアボールを出してしまったのか?
 後半初戦敗退、おそらく状況は前半よりよくなるという可能性は低いだろう。各選手に考えた一つ上のプレーを期待したい。例えば堂上、初球の変化球の空振りでストレートが来ないことを読んでほしかった。ひとつひとつ考えたプレーをすれば道は開けると思うのだが。

前半、有終の美。

2007年07月18日 | 勝利(TV観戦)
<CAPTION>【18日・ナゴヤドーム】◇14回戦・中日9勝5敗 ◇観衆32,240 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 0 0 0 1 1 0 0 0 0 2
中日 1 0 0 2 0 1 1 3 X 8
[勝]小笠原  10試合 6勝 1敗
[敗]グライシンガー  17試合 10勝 3敗
[本]ウッズ24号(グライシンガー・4回)、25号(グライシンガー・6回)


  中日がヤクルトに連勝し今季最多タイの貯金10。2位巨人と1ゲーム差として2年連続で前半戦を首位で折り返した。中日は1-1で迎えた4回、ウッズの24号ソロなどで2点を挙げ勝ち越すと、その後もウッズの2打席連続25号ソロ、イ・ビョンギュのタイムリーなどで着実にリードを広げて逃げ切った。先発小笠原は5回を投げ6安打2失点で自己最多の6勝目。本拠地では自身3連勝。ヤクルトは打線が7安打2点に抑えられ、先発グライシンガーも自己最悪の6回途中5失点で4/26以来の3敗目。自身の連勝は7で止まった。



 「前半最終戦をみごと勝利で飾る」という言葉が紙面に踊る模範のような試合だった。ここまでうまくいってない中日にありながら結果的に首位ターン、中日寄りの人、またそうでない人もそうだがチームの調子が悪いのにこの位置にいるという言い方をよくしていたが、一つの理由としてここで勝ちたい、勝たないとやばいという試合をだいたい拾っている印象がある。5月の大型連敗の時の5割割る試合でも負けたときぐらいじゃないだろうか?そういった意味では前半はうまくまとまったといえるであろう。そして今日の試合で、グライシンガーを攻略、4番が2ホーマー、荒木が復帰後のヒット打つ、先制中押しダメ押しの理想的な展開とやっぱり中日かというように思わせた形になるだろう。後半の見通しを後日書きたいと思うが、やはり後半戦も他球団が中日にあわせて戦ってくることになりそうでやはり大変そうだ。
 ちなみに今日のグライシンガーだが別にコントロールがそこまでうまくいってないようにも見えなかったし球の走りもそこそこのように見えたが、ウッズのあれだけ完璧にはねかえした2本のホームランを見ると球威がなかったのであろう。でなきゃグライシンガー相手にあんなに理想的にはいかないだろう。
 それにしても明日から休みだからであろうか、ものすごくいい動きをしていたと思う。あんなにコントロールのいい中田は久しぶりに見たし、紀はあんな軽快な守備ができるようである。李にもあんな鋭いスイングをみせるんだ。だったら日ごろから・・・
 ま、ともかく中日ファンにとって気持ちのいい試合だった。
 とおもっていいのかなぁ?


再び首位。あと1試合。

2007年07月17日 | 勝利(TV観戦)
<CAPTION>【17日・ナゴヤドーム】◇13回戦・中日8勝5敗 ◇観衆30,101 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 1 0 0 0 0 0 1 0 0 2
中日 0 1 0 0 1 0 1 0 X 3
[勝]朝倉  17試合 7勝 5敗
[S]岩瀬  35試合 1勝 3敗 25S
[敗]吉川  24試合 2勝 2敗


 中日が逆転勝ちでヤクルト戦の連敗を3で止め、1日で首位に返り咲いた。試合はヤクルトが1回にガイエルのタイムリー2ベースで1点を先制。中日は2回に藤井のタイムリー2ベースで追いつき、5回には森野のタイムリーで勝ち越すも、7回ヤクルトが代打真中の犠飛で再び同点。しかしその裏、中日がウッズの内野ゴロの間に1点を奪い勝ち越し、これが決勝点に。中日先発・朝倉は8回を5安打2失点で自身4連勝となる7勝目。最後は岩瀬が締め25セーブ目。ヤクルトは2人目吉川が2敗目を喫し、4位・阪神とのゲーム差は2に広がった。


 きれいに点取った回しかヒットが出てない。じゃ少ないチャンスをものにして勝った試合かといわれるとそうではない。ヒット6本の影に四死球が7つ。3回、5回、7回、8回と追加点取れるチャンスが4回あった。結果的にだが紀が3回つぶしている。試合を見てた人は分かると思うが、最初の三振は別として後の2回はいい当たりのセンターフライだった。ミートはしていたのである。以前にも書いたのだが、どうものりのバッティングは角度がついているのが気になる。打ってる方向をみても別にホームランを意識しているわけではないと思うのだが、ライナーではなくフライ、中途半端に伸びている。うまく芯には当たっているのだから、スイングの角度や力具合など何か一つ工夫がほしい。
 ま、それにしても一久の落ちるスライダーにくるっくるくるっくるバットが回っていた。今に始まったことではないが、やはり左ピッチャーにはかなりもろいと思う。対戦が多く残っている阪神の下柳、ヤクルトの一久、そして直接対決の巨人は尚成、内海、金刃と3人いる。今日の試合のように藤井を使っていって少しでも右の戦力の補強ができるよう努めてほしい。
 それにしても今日のスタメンを見て藤井のスタメンや機動力が見えそうなど期待も大きかったが、後半の選手交代が難しいなと思っていた。どっちかというと9回の守備固めラインナップであり、福留、立浪、井上と代打が3枚あるのは大きいのだがとても使いにくいと思った。事実8回そのような展開になり、結論から言うと荒木だけは絶対に変えてはいけないというのが私の意見だった。セカンドが開くことによって各ポジションのレベルが落ちるからだ。そもそも今日は1点リードしている展開であり、先頭藤井も代えるべきではなかったと思う。ただ勝つだけでなく岩瀬のリベンジがかかった展開、できるだけしっかりした守備で投げさせたかったと思う。もちろん1点でも追加点をという気持ちも当然分かるのだが、今日のようなスタメンを組んだ場合は我慢する作戦であるべきと私は思ったのだが。
 ま、ともかく岩瀬のリベンジも叶い巨人、横浜が負けたため昨日に戻り、再び首位に立った。後一つ、やはり首位で折り返したい。

棚にあったぼたもちが

2007年07月16日 | 敗北(TV観戦)
<CAPTION>【16日・ナゴヤドーム】◇12回戦・中日7勝5敗 ◇観衆35,972 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 1 0 1 0 0 0 0 0 5 7
中日 0 1 0 2 0 0 0 0 2 5
[勝]吉川  23試合 2勝 1敗
[S]高井  32試合 2勝 3敗 1S
[敗]岩瀬  34試合 1勝 3敗 24S
[本]中村紀12号2ラン(川島・4回)

   ヤクルトが連敗ストップし、去年から続いていたナゴヤドームでの連敗を7で止め、中日戦は3連勝を飾った。ヤクルトは1点を追う9回、岩瀬を攻め内野ゴロ間で同点とすると飯原のタイムリー2ベース、代打・川本のタイムリー内野安打など8安打で5得点を挙げ逆転に成功した。勝ちは3人目の吉川で2勝目。セーブは高井につきプロ初セーブ。中日は1点リードの9回に6人目・岩瀬が自身ワーストとなる5失点を喫し逆転負け。チームはわずか1日で2位に転落した。

 うーん。負けるときはこんなもんだろうか?投手リレーや選手起用などほんとに謎の多い試合だったが、最終的には謎ではない岩瀬の部分でやられたわけだから仕方ないといえば仕方ない。ただ岩瀬についてはメスを入れなくてはならない時期になってきたような気がする。今日も岡本が出なかったのでなんともいえないが、もし無事であるならば思い切ってストッパーを交代させることも考えるべきである。現時点では少なくとも岩瀬よりも岡本のほうが可能性が高いと思われる。もちろん他に浮かぶ候補もいない。少なくとも岩瀬と心中というやり方はもうやってはならないと思う。大変残念だが現状の岩瀬はそこまで信頼に値しないことになっている。もちろん結果論だが3失点でとめていれば裏に追いつけた形になるのだから。
 ところで話は変わるのだが、この情報非公開は監督の方針なのか球団の方針なのか分からないが、さすがに一生懸命応援しているファンを馬鹿にしてるのかと感じてしまう。川上がピッチャーライナーを喰らったとき、あれだけファンが心配したということを感じないはずはないはずだ。同じように福留を岡本を紀を一生懸命応援しているファンが大勢いるわけだから、このようなスタメン落ちがあると何かあったのかと心配するのは当然なわけで、なぜそのようなファンの気持ちをほっとくのか?それとも応援するなということなのか?ファンあってのプロ野球ではないのか?非常に怒りを覚えてならない。

棚からぼたもち

2007年07月15日 | 勝利(ラジオ観戦)
<CAPTION>【15日・甲子園】◇10回戦・阪神5勝4敗1分 ◇観衆48,521 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
中日 0 1 5 0 0 0 0 0 0 6
阪神 0 0 0 0 2 0 1 0 0 3
[勝]川上  15試合 8勝 4敗
[S]岩瀬  33試合 1勝 2敗 24S
[敗]上園  6試合 2勝 2敗
[本]ウッズ23号(上園・2回)

   中日が巨人とゲーム差なし・勝率4厘差で5/27以来となる首位に浮上した。中日は2回、ウッズの23号ソロで先制すると、続く3回には福留、井上のタイムリーなどで5点を追加した。先発・川上は7回を投げ、毎回の11安打を浴びるも3失点に抑え8勝目。通算100勝に王手をかけ、昨年からの甲子園の連敗を3で止めた。3人目の岩瀬が24セーブ目。阪神は先発・上園が3回を6安打6失点で今季2敗目。打線は5回に坂、鳥谷、7回には林のタイムリーで3点差まで迫るも及ばず、連勝は4でストップ。甲子園でも5連敗となった。


 この二日の中止、岡田監督にとって選手を休ませることができるということでとてもプラスなことのようだったが、中日にとっても大きかったと思う。3連勝した阪神、サヨナラ負けした中日、流れも分が悪い。そしてこの3連戦が行われていて、もし阪神が勝ち越すようなことがあれば完全に息を吹き返す。しかも中日にとってやや苦手意識のあるチーム。リスクがおおきな3連戦だっただけに、本当に恵みの雨だったと思う。もちろん選手も休むことができ不調だったウッズや李などもリラックスできた。下柳ともあたらずに済んだ。今日勝った方が恵みを得るという形にもなるであろうが、私の意見としては阪神にはマイナスだったと思う。
 で、絶対勝たなくてはならないこの試合で勝手に阪神がこけた。3回表が致命的になったのだが、そもそもケチのつけ始めは2回表だ。ウッズをツーナッシングに追い込んでおいて3球目をバックスクリーン、先週とまったく同じミスをおかしたのである。ウッズは打ち気にはやるバッター、もしピッチャーが下柳だったりキャッチャーが矢野だったらツーナッシングまで追い込んだ時点でストライクはいらないという方程式がすぐ出てくるはずである。となれば3球目に勝負を急ぐ必要などまったくなく、あそこでストライクからボールになるというリスクの高いフォークを選択してはならないのである。そういう意味でこの経験の浅いバッテリーが出てきたことも中止の影響としてラッキーだった。で、経験の浅いバッテリーだけに引きずった結果が3回表に表れたと思う。結果論だがこれ以降中日は点が取れてないのだからこれがなければ負けていた。まったくのもうけもんである。
 試合を見てないので川上の内容はよく分からなかったが、金本へのフォアボールだけはナンセンスだ。調子も悪くひざの状態も悪い金本なのだから少なくとも一発はない。むしろそのあとの林のが恐い。打たれてもしょうがないものとしてしっかり攻めてほしかった。7回は失点に絡んでいる。無駄なフォアボールだけは本当に避けてほしい。
 テイタラクのジャイアンツが今日も負け、ついに首位に立った。なにより負け数が3つさというのはかなり大きい。いろいろまだうまくいってない中日だがどうやらすこしづつ傾いてきたと思う。とりあえずヤクルト3連戦、首位をキープして終わらせたい。

結局今日もやって・・・

2007年07月12日 | 敗北(ラジオ観戦)
<CAPTION>【12日・横浜】◇12回戦・横浜6勝6敗 ◇観衆7,629 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
中日 0 2 0 0 0 0 1 0 0 3
横浜 0 0 0 1 1 0 0 1 3x 6
[勝]那須野  36試合 3勝 4敗 1S
[敗]クルス  4試合 2敗
[本]井上3号2ラン(工藤・2回)、佐伯5号3ラン(クルス・9回)

   横浜が今季4度目のサヨナラ勝ち。連敗を2で止め、2位中日とのゲーム差を2.5に縮めた。横浜は1点を追う5回、村田の犠飛で同点に追いつくが、7回に1点勝ち越しを許す。粘る横浜は8回、古木のタイムリーで再び同点にすると、9回には1死1、3塁から佐伯が自身初となる5号サヨナラ3ランをライトへ放った。先発・工藤は7回を5安打3失点。9回を抑えた4人目那須野が3勝目。中日は3人目クルスが打たれ今季4度目のサヨナラ負け。なおこの試合9回に、横浜・石井琢朗が史上11人目となる250犠打を記録した。


 この3連戦全部中止でもおかしくなかったが、結局全部やった。
 今日中日が勝って、巨人が負ければ首位が入れ替わる試合。9連戦中だし変に鞭を入れるところではないができれば早く上に行きたい。そういう意味では中田に期待が寄せられるのだが。
 実は井上のツーランのあと、眠りに入ってしまった。起きたら3-2中日勝ち越しとラジオがわめいていた。で試合経過を見てみると、中田が今日も病気をいかんなく発揮していた。5回裏1失点が奇跡なぐらい。ちなみに4回ワイルドピッチに悪送球、5回ワンアウトランナー1塁でフォアボール2つ。思うのだが朝倉と中田を比較して例えると、朝倉は優等生を演じている詰めの甘い間の抜けた少年、中田は優等生に育てられた天然のくそがきでどちらも物足りなく、相手にとって怒りを買うタイプだ。結果的には7回2失点なのだが、ほんとにすっきりしない。一方、打線は工藤にひねり回されていた。もともと左ピッチャーには弱いんだけど、どうもあの日本シリーズ以来選手はほとんど変わっているのに工藤にはいいイメージないんだよなぁ。他のチームはよく工藤をやっつけているのに。
 で問題はここから。まず8回表。英智のタッチアウトは痛すぎた。もらったランナーといわれるかもしれないが、こっちもエラーで失点してる。なにより相手ピッチャーにダメージを与えるプレーになるはずだった。ここでもう一点取れていれば・・・。
 8回裏。デッドボール、前の回当てといて喰らって睨み付ける吉村にもむかついたが、結果的にはこれが痛かった。でも平井なら古木には打たれてほしくなかった。決め球のはずのフォークでカウントをかせぎすぎ。もっとストレートを使ってほしかった。ま、これもくずキャッチャーが悪いのだが。
 9回表。ここまで確かに働いていた井上だったが、ノーツーまでかせいだカウントをもっと大切にしてほしかった。手を出すからにはしとめてほしかったし手を出す必要はまだなかったんじゃないのかと思う。ま、これは8回表のウッズにも言えることだがウッズにはそんなことできないだろうから。
 9回裏。ここのピッチャーの起用については賛否両論になると思う。正直クルスはまだこのような場面では荷が重いと思う。今日クルスのピッチングを見たが、ストレートとスライダーの投げるフォームのスピードが違うためバッターがあわせやすいという槙原氏の解説に素人の目で見ても納得した。平井続投か岡本だったと思う。平井は連投になるが明日からの阪神戦こそ多分中止がでる。あと1イニングは投げてもよかったと思うし、岡本は4日間投げていない。同じように阪神戦が中止になることを考えると、やはり2イニング投げてもらってもよかったと思う。岩瀬は昨日、一昨日と投げていたので使いたくないのは分かるが、クルスは平井、岡本の後でもよかったのではないか?佐伯の時にはもうクルスは手詰まりだった。ここで小林に変えてもよかったと思うし。クルス続投なら佐伯を歩かせるべきだったし。なんかまだ打つ手はあったと思うのだが。
 ま、ともあれ2勝1敗。よく乗り切ったと思う。ジャイアンツも12回表にスリーラン喰らって3連敗しそうだ。3連勝した阪神とやるのは非常にやだが中止も混ぜつつ、無難にのりきってもらいたい。

今日もやってんだ?

2007年07月11日 | 勝利(ラジオ観戦)
<CAPTION>【11日・横浜】◇11回戦・横浜5勝6敗 ◇観衆9,464 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
中日 0 1 0 0 0 2 0 0 0 3
横浜 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
[勝]小笠原  9試合 5勝 1敗
[S]岩瀬  32試合 1勝 2敗 23S
[敗]土肥  13試合 7勝 4敗


   中日が連勝で貯金を9とし横浜スタジアムでの連敗を3でストップ、首位巨人とのゲーム差を1と縮めた。中日は2回、中村紀洋のタイムリーで先制、6回には井端の2点タイムリー2Bで加点。先発・小笠原は5回1/3を被安打6、奪三振2、四死球0、失点1、02年に並ぶ自身最多タイ5勝目。小林・クルス・平井と継投し9回から登板した5人目岩瀬が馬原に並ぶ両リーグトップタイの23セーブ目。横浜は、今季対中日戦3連勝の先発・土肥が7回5安打3失点で中日戦初黒星で今季4敗目、貯金2で2位中日とは4・5ゲーム差となる。



 昨日はよかった。今日は土肥と小笠原の予想?やめやめ。土肥には今年3敗してる。小笠原と比べると分が悪い。
 と思っていたが、なんと今日もある。こんな天気予報である意味えらいもんだ。
 それにしても昨日、今日とこの雨の中、ピッチングの調子を崩していたのは横浜のほうで朝倉、小笠原また中継ぎ陣と中日のピッチャーはこの悪条件の中、ほんとによく投げていると思う。連勝で勢いづいてた横浜打線を昨日、今日と1失点ずつ。たいしたもんだ。
 今日もバンドの成功率0割4回試みて全部失敗、4番ウッズでとまる打線、決していいリズムではなかった。ただ今日は英智がスタメンで改めて思ったがちょっと安心感が増えるのは否めない。事実、今日は守備で助けられた部分が結構ある。6回の失点の差は守備力の差だろう。ここへ来てだがやっと投手力の差が出てきたとなると、やっぱり無駄な失点を与えない守りの野球という戦略に重きをおくべきだ。ジャイアンツの即席投手陣もついに崩壊した。やっとうちのようなしょぼい打線でも阪神以外は点が取れるようになったと思う。いかに無駄な失点を与えないか。もう一度中日野球の見直しだ。
 ちなみにベンチの継投ミスもあってはならない。今日の小林、クルスはどうだったのか?結果論ではないが経験を考えると、小林への交代はなしだろう。小笠原が右ならまだ分からなくもないが。その後のクルスも抑えはしたが、すごくギャンブル的な采配に思えてならない。まだランナーがいるなかで出せるピッチャーではないと思う。むしろ1イニングをきっちり抑えて来いというように出してやるべきだ。あいかわらず継投にはよく分からない采配がある。
 ともあれ2勝、気づけばジャイアンツと1ゲーム差。前から言うように上にいるほうが有利だ。ここが勝負どころ。明日あるかないか分からないが、早く上に行くことが大切だ。チャンスを逃すと上にいけなくなる。

よくぞ勝ったもんだ。

2007年07月10日 | 勝利(ラジオ観戦)
<CAPTION>【10日・平塚】◇10回戦・横浜5勝5敗 ◇観衆11,373 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
中日 0 2 2 0 0 0 0 0 0 4
横浜 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
[勝]朝倉  16試合 6勝 5敗
[S]岩瀬  31試合 1勝 2敗 22S
[敗]寺原  14試合 6勝 6敗
[本]森野10号2ラン(寺原・3回)






 いつまで中止だろうなぁ?と思ったらやっとるんかい。いいよ、中止で。現在好調の横浜と現在も岡田監督のように冴えない中日。少しでも後に回してちょっとでも調子が上がってくるのを待ってからのほうが・・・。今日はジャイアンツさえ負ければ。んで朝倉と寺原。ああ、一応地方球場か。寺原かぁ。打てるかなぁ?いいよ、途中で中止になっちゃえば。
 という気分だった。終わってみればジャイアンツの負けもあり、大きな1日となった。こんなもんだろうか。
 ただ今日の試合、今年の中日からすると負けていてもおかしくない試合だった。4回以降最悪の展開だ。4回表の朝倉の打席は惜しかったらしい。それはしょうがなかったとしても5回裏先頭バッターを紀がエラー、ま、これも難しい当たりではあったらしいが。6回表、7回表でフォアボールを5個もらいながら無得点、7回にいたってはコントロールが定まってなくてフォアボールだって言っているのにアウトになってるバッターは早打ちをするお粗末さ。7回裏先頭バッターをウッズがエラー。9回表エラーでもらったランナーをゲッツー。こんなことが続いたら今年のドラゴンズのピッチャーは我慢できないんだが。
 相当に調子がよかったのか?地方球場のジンクスがあまりにも強いのか?雨のコンディション、中止になるかもしれないという焦る気持ち、そしてこのグダグダの展開で、本当に今日の朝倉はよく我慢したと思う。是非とも今後この姿を忘れず投げてもらいたい。
 ま、それにしてもほんとにいい1日になった。ゲーム差よりも負け数が並んだことは一つのハードルをこえたといっていい。今年はこっからってとこでこけている。明日以降やるのかどうかもわからんが、気合をもってやってほしい。