My Data of Dragons

中日ファンの評論。

前半、有終の美。

2007年07月18日 | 勝利(TV観戦)
<CAPTION>【18日・ナゴヤドーム】◇14回戦・中日9勝5敗 ◇観衆32,240 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 0 0 0 1 1 0 0 0 0 2
中日 1 0 0 2 0 1 1 3 X 8
[勝]小笠原  10試合 6勝 1敗
[敗]グライシンガー  17試合 10勝 3敗
[本]ウッズ24号(グライシンガー・4回)、25号(グライシンガー・6回)


  中日がヤクルトに連勝し今季最多タイの貯金10。2位巨人と1ゲーム差として2年連続で前半戦を首位で折り返した。中日は1-1で迎えた4回、ウッズの24号ソロなどで2点を挙げ勝ち越すと、その後もウッズの2打席連続25号ソロ、イ・ビョンギュのタイムリーなどで着実にリードを広げて逃げ切った。先発小笠原は5回を投げ6安打2失点で自己最多の6勝目。本拠地では自身3連勝。ヤクルトは打線が7安打2点に抑えられ、先発グライシンガーも自己最悪の6回途中5失点で4/26以来の3敗目。自身の連勝は7で止まった。



 「前半最終戦をみごと勝利で飾る」という言葉が紙面に踊る模範のような試合だった。ここまでうまくいってない中日にありながら結果的に首位ターン、中日寄りの人、またそうでない人もそうだがチームの調子が悪いのにこの位置にいるという言い方をよくしていたが、一つの理由としてここで勝ちたい、勝たないとやばいという試合をだいたい拾っている印象がある。5月の大型連敗の時の5割割る試合でも負けたときぐらいじゃないだろうか?そういった意味では前半はうまくまとまったといえるであろう。そして今日の試合で、グライシンガーを攻略、4番が2ホーマー、荒木が復帰後のヒット打つ、先制中押しダメ押しの理想的な展開とやっぱり中日かというように思わせた形になるだろう。後半の見通しを後日書きたいと思うが、やはり後半戦も他球団が中日にあわせて戦ってくることになりそうでやはり大変そうだ。
 ちなみに今日のグライシンガーだが別にコントロールがそこまでうまくいってないようにも見えなかったし球の走りもそこそこのように見えたが、ウッズのあれだけ完璧にはねかえした2本のホームランを見ると球威がなかったのであろう。でなきゃグライシンガー相手にあんなに理想的にはいかないだろう。
 それにしても明日から休みだからであろうか、ものすごくいい動きをしていたと思う。あんなにコントロールのいい中田は久しぶりに見たし、紀はあんな軽快な守備ができるようである。李にもあんな鋭いスイングをみせるんだ。だったら日ごろから・・・
 ま、ともかく中日ファンにとって気持ちのいい試合だった。
 とおもっていいのかなぁ?


再び首位。あと1試合。

2007年07月17日 | 勝利(TV観戦)
<CAPTION>【17日・ナゴヤドーム】◇13回戦・中日8勝5敗 ◇観衆30,101 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 1 0 0 0 0 0 1 0 0 2
中日 0 1 0 0 1 0 1 0 X 3
[勝]朝倉  17試合 7勝 5敗
[S]岩瀬  35試合 1勝 3敗 25S
[敗]吉川  24試合 2勝 2敗


 中日が逆転勝ちでヤクルト戦の連敗を3で止め、1日で首位に返り咲いた。試合はヤクルトが1回にガイエルのタイムリー2ベースで1点を先制。中日は2回に藤井のタイムリー2ベースで追いつき、5回には森野のタイムリーで勝ち越すも、7回ヤクルトが代打真中の犠飛で再び同点。しかしその裏、中日がウッズの内野ゴロの間に1点を奪い勝ち越し、これが決勝点に。中日先発・朝倉は8回を5安打2失点で自身4連勝となる7勝目。最後は岩瀬が締め25セーブ目。ヤクルトは2人目吉川が2敗目を喫し、4位・阪神とのゲーム差は2に広がった。


 きれいに点取った回しかヒットが出てない。じゃ少ないチャンスをものにして勝った試合かといわれるとそうではない。ヒット6本の影に四死球が7つ。3回、5回、7回、8回と追加点取れるチャンスが4回あった。結果的にだが紀が3回つぶしている。試合を見てた人は分かると思うが、最初の三振は別として後の2回はいい当たりのセンターフライだった。ミートはしていたのである。以前にも書いたのだが、どうものりのバッティングは角度がついているのが気になる。打ってる方向をみても別にホームランを意識しているわけではないと思うのだが、ライナーではなくフライ、中途半端に伸びている。うまく芯には当たっているのだから、スイングの角度や力具合など何か一つ工夫がほしい。
 ま、それにしても一久の落ちるスライダーにくるっくるくるっくるバットが回っていた。今に始まったことではないが、やはり左ピッチャーにはかなりもろいと思う。対戦が多く残っている阪神の下柳、ヤクルトの一久、そして直接対決の巨人は尚成、内海、金刃と3人いる。今日の試合のように藤井を使っていって少しでも右の戦力の補強ができるよう努めてほしい。
 それにしても今日のスタメンを見て藤井のスタメンや機動力が見えそうなど期待も大きかったが、後半の選手交代が難しいなと思っていた。どっちかというと9回の守備固めラインナップであり、福留、立浪、井上と代打が3枚あるのは大きいのだがとても使いにくいと思った。事実8回そのような展開になり、結論から言うと荒木だけは絶対に変えてはいけないというのが私の意見だった。セカンドが開くことによって各ポジションのレベルが落ちるからだ。そもそも今日は1点リードしている展開であり、先頭藤井も代えるべきではなかったと思う。ただ勝つだけでなく岩瀬のリベンジがかかった展開、できるだけしっかりした守備で投げさせたかったと思う。もちろん1点でも追加点をという気持ちも当然分かるのだが、今日のようなスタメンを組んだ場合は我慢する作戦であるべきと私は思ったのだが。
 ま、ともかく岩瀬のリベンジも叶い巨人、横浜が負けたため昨日に戻り、再び首位に立った。後一つ、やはり首位で折り返したい。

まずは安心

2007年07月07日 | 勝利(TV観戦)
<CAPTION>【7日・ナゴヤドーム】◇8回戦・中日3勝4敗1分 ◇観衆38,181 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
中日 0 0 0 2 0 0 0 1 X 3
[勝]川上  14試合 7勝 4敗
[S]岩瀬  30試合 1勝 2敗 21S
[敗]上園  5試合 2勝 1敗
[本]ウッズ22号2ラン(上園・4回)

 中日が今季6度目の完封勝利で40勝到達、貯金8、首位・巨人と3ゲーム差とした。先発川上は7回先頭野口の打球を左胸に受け負傷降板も被安打5、奪三振6、四死球0、球数77、無失点で7勝目。8回途中から岩瀬が登板、打者4人を4者連続三振に抑え21セーブ目。この登板で9年目・岩瀬が秋山登氏、稲尾和久氏に次ぐ史上3番目の早さで500試合登板達成。中日は4回にウッズの22号2ランで先制、8回にも代打立浪の併殺崩れ間で加点。阪神は先発上園がプロ初黒星、今季11度目の完封負けで借金7、4位ヤクルトと2ゲーム差。


 まずは川上が無事でなによりだった。首周りという人間にとってとても危険な箇所に当たり起き上がってこなかったので、大げさかもしれないが命に別状がなかったこと、また障害みたいなことにはならなそうというのはホッとしたところだった。で病院の検査結果によると骨には異常なし、長期離脱も避けられるというのはまずは本当によかったといったところだろう。
 この事実が確認できたからこそだが、昨日の試合においては川上のアクシデントはよい方向に転がったと思う。昨日の川上は本当によかった。なによりストレートに球威があった。スピードも久しぶりに145kmでていた。やはりこれだけストレートがいいとカットボールとの微妙な緩急も生まれピッチングの幅が広がる。その余裕かコントロールもしっかり決まっていた。完璧の内容といっていい。それが8回のあの場面、ツーワンのカウントでカットを失投した。おそらくこの試合初めての失投だと思う。そこで川上のもう一つの懸念が生まれる。突然崩れだすパターン。もし打球が体に当たらず、センター前に抜けていたとしたらどうだっただろう?当然エースで完封で抑えているとすれば代え時が難しい。今までの展開になるかもしれなかった。結果的に岡本、岩瀬で抑えたことを見ても、シーズンの中盤でジャイアンツに4ゲーム差上を行かれてる中では、アクシデントがあったにせよなかったにせよ川上の代え時はあそこだったと思う。そんなきっかけを作ったアクシデントだったと思う。あの回の無得点が昨日の勝因である。
 ちなみにウッズはあのホームランのあとも強く振っていたが、もう少し感じてほしい。当てただけでも芯に当たればスタンドに飛んでいくことを。そうすれば自ずとよくなってくると思うのだが。
 ちなみに岩瀬の昨日の内容は、なにより本人の気持ちがかわるいいきっかけになってくれるいいメモリアルになるのではないか?ま、阪神打線相手というのもあるが。

あーあ、疲れた疲れた。

2007年07月05日 | 勝利(TV観戦)

<CAPTION>【5日・ナゴヤドーム】◇10回戦・中日7勝3敗 ◇観衆31,372 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 0 0 3 1 3 1 2 0 0 10
中日 0 0 4 5 0 0 0 2 X 11
[勝]岡本  35試合 3勝 1敗
[S]岩瀬  29試合 1勝 2敗 20S
[敗]梅津  33試合 1勝 1敗
[本]アレックス1号(中田・4回)

   中日が両軍計30安打21得点の乱打戦を制し広島戦5カード連続勝ち越し、貯金8として首位巨人に4ゲーム差に迫った。中日は中村紀洋のプロ1000打点(史上29人目)となる2点タイムリー等で奪った5点のリードを逆転されたものの、8回に3個の四死球などで2死満塁とし、井上のこの日5打点となる2点タイムリーで再逆転。最後は岩瀬が締めて4年連続4度目の20セーブを記録。4人目岡本が今季3勝目。広島は一時5点差を逆転したものの、リードを守れず今季6度目の3連敗で借金はワーストの16。梅津は今季初黒星。




 中田VSフェルナンデス、4回終了の時点で7-1ぐらいで一方的な流れじゃないといけない試合なのに、5回終了時点で9-7、鮮やかな逆転劇にシーソーゲームってなにやってんだ?1,2を争うぐらいのフラストレーションのたまる試合だった。
 今日フェルナンデスから2つも三振を喫したことに驚くぐらい、あのピッチャーから三振を奪われることはありえないのは選手ならずとも感じるところだろう。もちろんコントロールのいいピッチャーでもない。フォアボールだってくれるピッチャーなのである。そんななかで初球に手を出したバッターが7人、とてもナンセンスだ。ちなみに間違いないヒットだったのは井上のタイムリーだけ。福留のタイムリーも前田の守備に助けられただけ。あとは全部アウトになっている。非常にもったいない。特に中田、打てると思っていたのだろうか?ワンアウト満塁で初球に手を出す場面でもあるまい。自分が粘られて苦しんでることが分からないのか?次の打席でもチャンスで2球目で手を出して、自分で自分を苦しめていた。そしてピッチング、今日も3回 梵にくだらんフォアボールを出しクリーンアップにつながれる展開をつくり新井に打たれる。この配球も話にならない。初球2球3球と外角にストレートを投げさせる。確かにこれで1-2というカウントにした中田のコントロールも悪いのだが、次に投げる球を自分でなくしてるのである。4球目苦し紛れのスライダー打ち損じてくれったものの、5球目にまた意味のないストレートをはずし、結局また苦し紛れのカーブ今度は通用せず走者一掃される。最初の3球のうち1球でもインコースにまたは変化球をまぜればぜんぜん幅広いピッチングができることぐらいベテランキャッチャーなら分かるだろ?5回は変化球でカウントを悪くして真ん中にストライクを取りにいって打たれるの繰り返し。6回の栗原、7回の石原のタイムリーはストレートばっかり投げさせてタイミングを取られる。リードではない。受けてるだけである。ほんとにこのキャッチャーは理解に苦しむ。
 ちなみに展開を悪くした一つの要因に6回のゲッツーがある。ベンチの指示にも疑問を感じることの多い試合だったが、あそこで紀に打たせるならなぜランナーを走らせなかったのか?ワンスリーなのだからあまりにも策がなさすぎる。あのゲッツーはほんとうに痛かった。
 ただそういう意味では8回に心配していた岡本が抑えたこと、なにより8回の井上のタイムリーは本当に賞賛していいと思う。よくぞ展開を変えた。もしこの試合を落としていたらまちがいなく今シーズン終わっていた。


久しぶりに・・・

2007年07月03日 | 勝利(TV観戦)
<CAPTION>【3日・福井】◇9回戦・中日6勝3敗 ◇観衆8,043 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 0 0 0 0 0 1 1 0 0 2
中日 0 0 0 2 2 0 0 2 X 6
[勝]朝倉  15試合 5勝 5敗
[敗]高橋  9試合 1勝 3敗
[本]福留13号2ラン(高橋・4回)、井上2号(高橋・5回)


   中日が連敗を4で止め、04年から続く福井での連勝を3とした。中日は4回、福留の13号2ランで先制すると、5回には井上の6/5以来となる2号ソロ、井端のタイムリーで2点。さらに8回に森野の犠飛などで2点を追加し、広島を突き放した。先発・朝倉は6回と0/3を6安打4奪三振2四球2失点で5勝目。05年7/17から続く地方球場での連勝を7に伸ばした。広島は10安打を放つも7残塁。得点は6回新井のタイムリー、7回嶋の犠飛の2点のみで、借金は今季最多の15。高橋は5回を6安打4失点の3敗目で自身3連敗。



 7回終了で4-2。スコアーだけ見れば毎回毎回の追い上げられる展開。だが今日は比較的負ける雰囲気が薄かったのは私だけではないと思う。もちろん相手が違うというのも大きいが。ただ今日は井端の4点目のタイムリーがチームの気持ちを強くしていたと思う。井上のホームランのあとせっかくノーアウトで2塁に出したのに朝倉がランナー進めず、李もいい当たりながらセンターフライ。ワイルドピッチまでもらって点取れなかったらほんとに昨日までの展開だった。当たってきたからそう見えるかもしれないが、井端がしっかりと右に意識を向けて打つようになってきた。だいぶひきつけての彼の持ち味のバッティングになってきたと思う。まだ若いカウントでの勝負は気になるところではあるが。もちろん8回の森野の犠牲フライももう一つの要因だ。こういうチャンスで一点も取れない秋田の試合だった。こういうところで最低限の仕事さえすれば、おのずとリズムはついてくると思う。
 ちなみに李についてだが、すこしづつ期待できるようになってきた。すべてにおいて積極さが出てきたと思う。2軍に落ちる前の守備の緩慢さは皆を怒りの渦に巻き込んだが、今日の守備を見ても分かるように少しでも何とかしようという気持ちが出てきた。もちろんうまいわけではないので今日例えば英智だったらひょっとしたらタッチアップきられなかったかあるいはホームで刺せたかと思ったが、李のなかでは精一杯だったと思う。それよりも期待したいのは打撃だ。それまで結果を恐れて当てることだけを考えたバッティングだったが、上がってきてから振りが鋭くなったと思う。気持ちを強く持ってきたのではないか?上がってすぐのときそのせいか初動が早くてバットにあたらなそうな雰囲気だったが、タイミングもだんだん合ってきているし十分期待していいと思う。ただやっぱり1番でなく7番にいてほしい選手だが。
 逆に心配なのが中村紀である。いい当たりはしているのだが中途半端に打球が伸びているため外野ライナーでのアウトが目立つ。特にチャンスで。おそらく長距離砲であったバッターとして少しでも遠くへと角度がついてしまっているのだろうが、やはり全盛期の力ではないことを考えてヒット狙いの割り切りも持っていかないとそのうち自分で調子を崩すような気がする。
 もっと心配なのが投手陣。相変わらず朝倉はというかんじだった。いらんとこでのノースリー、フォアボールを出したくなくてのストライク欲しさで痛打。今日は命取りにならずに済んだがなんにも内容が変わっていない。ラジオで小松辰夫氏が最初からシュートなどの変化球に頼りすぎといっていたが、是非あの馬鹿キャッチャーに訴えてもらいたい。それが原因で自分の力を出し切れてないピッチャーが大勢いると思うのだが。そして何より心配なのが岡本。明らかに球の切れがまったくなかった。別人かと思うぐらいに。やはり疲れが出てきていると思う。中日としてはここがこけると本当に崩れてしまう可能性がある。つらいだろうが岡本にもう一度がんばってもらいたい。

試行錯誤。

2007年06月19日 | 勝利(TV観戦)
<CAPTION>【19日・富山】◇3回戦・中日1勝2敗 ◇観衆10,709 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
中日 0 0 0 1 0 0 0 0 X 1
[勝]朝倉  14試合 4勝 5敗
[S]岩瀬  26試合 1勝 2敗 18S
[敗]高木  27試合 1勝 1敗


中日が今季5度目の完封勝ちでオリックス戦の連敗を2で止め、貯金を今季最多タイの9とした。中日は4回に1死一・二塁から谷繁のタイムリーで先制。その1点を朝倉-岩瀬のリレーで守りきった。先発朝倉は8回を投げて、4安打5奪三振無四球で今季4勝目。一昨年から続いている地方球場での連勝を6に伸ばした。岩瀬は今季18セーブ目をマーク。オリックスは先発カーターが2回に打球を顔面に当て負傷降板。急遽登板した2人目高木が1点を失って今季初黒星を喫した。今季5度目の完封負けで借金も2ケタ10に。


 相変わらず胃の痛くなるような試合。見てるほうでこうだからベンチやピッチャーは相当きついだろうなぁ、と察する。
 大幅な打線変更、井端が一番から外れた。確かに今の井端に一番はとてもじゃない勤まる気がしない。だが、井上でもないような気がする。現メンバーでは英智しか・・・。というよりこうやって見てみると、井端だけが目立ってしまっているが全体的に打者の意識が変わってしまったように見える。選手個々の特徴、足が速い、長打力がある等、違っていてもフォアボールや内野安打でもいいから塁に出ようというものがもっと根底にあったと思う。例えばそれが得点圏にランナーがいる場面でも、フォアボール等で次のバッターにつないでいる場面が去年までには何度も見られた。その結果予想外の大量得点を取っていたりしたものだった。確かに主力が大幅に欠け若手が多くなりここでという気持ちになるのもわかるのだが、実際に結果にはなっていない。へんな言い方だがハードルを下げてまず一塁に行くという気持ちに変わったらもっといい結果を出せるのではないだろうか?昨日の井端の第3打席、もしフォアボールでもいいという意識があったとしたら、あの見逃しの三振はなかったと思う。それこそ去年みたいにファールで何球も粘っていたであろう。それこそが中日のしぶとい打線の原点のはずだから。
 ちなみにそういう意味で言えば堂上は、中村公、沢井に比べ感じられた。まだ緩急の対応は大変そうだが、もっと経験をつめばという意味では途中交代などせず最後まで使ってほしい。少なくとも渡辺と帰るよりは価値はあると思うのだが。


やっぱりもらった試合かなぁ?

2007年06月11日 | 勝利(TV観戦)
<CAPTION>【11日・ナゴヤドーム】◇4回戦・中日3勝1敗 ◇観衆35,109 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ロッテ 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2
中日 0 5 1 1 0 0 0 0 X 7
[勝]浅尾  16試合 4勝 1敗
[敗]渡辺俊  10試合 6勝 2敗
[本]福留11号(高木・4回)



試合終了
「今日は自分のピッチングができず、直さないといけないところがたくさんあったので今後の課題にしていきたいです。特に立ち上がりは今までで一番悪くて見ている方がイライラする投球だったと思います。(プロ初打点について)たまたまですが振れば当たるということが分かりました。いつも打線に助けられてばかりなので自分の力で勝てるようにがんばります。(ファンのみなさんに)今日は本当に情けないピッチングを見せてしまいました。次は絶対に満足してもらえるようなピッチングをしたいのでこれからも応援よろしくお願いします!」(談:浅尾投手)
「ここに立つのが久々なのでちょっとはずかしいですね。大阪で連敗していやな雰囲気になりかけましたが名古屋に帰ってきて4連勝して、お客さんもたくさん来てくれているので選手もよろこんでがんばっています。(ファンのみなさんに)一試合一試合必死で戦っている姿を球場に来て応援してください。」(談:谷繁選手)


中日が今季2度目の4連勝で貯金を最多タイの9とした。中日は2点を追う2回、谷繁の2点タイムリー2Bで同点、井端のタイムリーで勝ち越すと、ウッズの2点タイムリーで5点を挙げる。3回に先発・浅尾のプロ初打点のタイムリー、6回には福留の11号ソロでリードを広げた。今季初の先発全員安打で交流戦初のロッテ戦の勝ち越し。浅尾は5回を7安打2失点で4勝目。ロッテは1回にサブローのタイムリーなどで2点を先制するが、今季初の3連敗。先発・渡辺俊介は3回を今季最多の6失点で4月7日楽天戦以来の黒星。


 終わってみれば圧勝。しゃべりなれていない浅尾とベテラン谷繁のまるで父親と子供が呼ばれたヒーローインタビューが行われていた。昨日の中田じゃないけど浅尾かぁ・・・。というより1回の攻防見たらよく勝ったなぁというのが実感だ。フォアボールに始まって3連打にゲッツー崩れで2失点、方や1,2番でノーアウト1,3塁を作ったにもかかわらずクリーンアップが凡打で無得点。交流戦のロッテに渡辺俊、どう考えたって今日はやばいなぁと感じた。ところが明暗くっきり。それこそ昨日のような流れを引き戻した英智の走塁のようなものがあったわけでもない、もちろん浅尾のバンド処理はうまかったとは思うがパリーグのピッチャーバッターなのだから失敗は前提のものであり、それで流れが変わったとは思えない。井上、英智がチャンスを作ったのは大きいとは思うが、谷繁、ウッズのタイムリーはいずれも釣り球が中途半端になったもの。浅尾のバンドも失敗だ。勝手に渡辺俊が処理をミス。これだけやれば流れも変わるわなぁ、という感じだった。まったく渡辺にあってなかった福留にも、ピッチャーが変わって一発出てしまう、流れってほんとに恐いなぁという試合だった。そういった意味ではミスなく試合のこなした中日のチームの勝利といったとこだろうか?そういう意味では浅尾のピッチングをみんなよく我慢したなぁと思った。コントロールが悪くてボール球が多いのはしょうがないにしても、リズムが悪すぎる。ノーツーになるたびに、ロージンにてをやりモッタモタモッタモタと。テレビで見ててもさっさと投げてよという感じだった。内容うんぬんよりもチームがよくなるための最低限等について考えてほしい。ましてやルーキーなんだから。楽天のまーくんを見てこのようなことを一番感じる。なーんか自分中心で野球をやってるように見えてならない。あーはなってほしくない。
 ともかくロッテに3勝1敗。これは大きい。楽天を無難にこなして、日ハムをなんとかしたい。




エースが手本。

2007年06月09日 | 勝利(TV観戦)
<CAPTION>【9日・ナゴヤドーム】◇4回戦・中日4勝 ◇観衆38,030 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
西武 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2
中日 0 0 0 0 3 0 0 0 X 3
[勝]川上  10試合 5勝 2敗
[S]岩瀬  22試合 1勝 2敗 15S
[敗]西口  11試合 5勝 6敗
[本]森野9号3ラン(西口・5回)


試合終了
「(逆転3ランについて)思い切り振ろうと思って打席に立ちました。前回の対戦でもホームランを打っているので良いイメージがありますね。今日も良い場面で打つことができて良かったです。(ホームラン9本のうち6本が3ラン)それはできすぎですね。自分の前のバッターが良いバッターばかりなので何とかホームに返せるようにと思っています。明日からの2連戦も二つ勝てるようにがんばりますので応援よろしくお願いします!」(談:森野選手)
「調子は良くありませんでしたがうまくまとめることができたと思います。中でも森野のホームランはぼくに元気を与えてくれました。先に点を取られてもうちの打線には期待しています。最後の岩瀬さんも自信を持って見守っていました。今日のピッチングができたのはファンの皆さんの声援のおかげです。明日からもすばらしい応援をよろしくお願いします!今日はありがとうございました!!」(談:川上投手)
「(岩瀬について)同じ失敗は2回しない。(相手のエラーについて)一つのミスが試合のポイントになる。」(談:落合監督)


  中日が逆転勝ちで連勝。去年からの西武戦連勝も7に伸ばした。中日は2点を追う5回森野の9号3ランで逆転に成功し、川上-岩瀬のリレーで逃げ切った。川上は8回2失点、2試合連続今季2度目の2桁10奪三振で自身4連勝、今季5勝目。セリーグの投手初の交流戦通算10勝目。岩瀬がリーグトップタイの15セーブ目を挙げた。西武は3回に中島のタイムリー2ベースで2点を先制するが00年8/31~9/10以来7年ぶりの8連敗で借金は05年8/26以来の8。先発西口は6回1/3、3失点で6敗目、自身初の5連敗となった。


 昨日の反省点は1回の福留の三振、3回の栗山へのフォアボール、8回の荒木のエラーの3つ。やっと勝てた試合のように見えるが、私にとっては安心してみていられた試合だったと思う。理由はと問われると川上の雰囲気という曖昧なものになる。だが去年のような、川上が何とかしてくれる雰囲気を十分に感じさせてくれた。
 去年と今年を比べてみると、私の意見だが去年はもっと軽かった気がする。打ち取る、または打たせておけばかなりの確率で野手がさばいてくれるという安心感、自分が抑えていればあとは勝てないのは野手の責任というドライ感、そして自分のピッチングをして打たれたならしょうがないという自信感を感じた。今年は先発陣がスタートでつまずいた。それによって数字を追うようになってしまったこと、またエラーが増え野手の安心感が薄れてしまったことなど去年より多くのことを考えて、というか悩んで投げていると思う。数字目標がついて、守備に足を引っ張られた山本昌はその典型的だ。だが、なにより自分のピッチングをすれば勝てるという193勝という実績で普通に投げていてもいいとは思う。早い回に点が取れたんでは?と思われる方も多いと思うが、打線というのは本当に水物で今の調子でチャンスのたびに点を期待することはかなり難しい。となると先発陣にかかる比重は大きくなる。是非去年のような安心感を持たせてほしい。
 ちなみにその為にも最低限ランナーを進める、エラーでましてや先頭バッターを出さないというようなやはりやるべきこと、チームプレーを徹底してほしい。


 


これが中日のベースボールスタイル???

2007年06月08日 | 勝利(TV観戦)
<CAPTION>【8日・ナゴヤドーム】◇3回戦・中日3勝 ◇観衆34,646 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
西武 3 0 0 0 2 0 0 0 2 7
中日 4 1 0 0 0 0 1 0 2x 8
[勝]岩瀬  21試合 1勝 2敗 14S
[敗]小野寺  20試合 2敗 10S
[本]中島4号2ラン(岩瀬・9回)、福留10号(星野・7回)
 

 

 

試合終了
「(大歓声に応えて)遅くまであきらめずに声援いただきありがとうございます!(サヨナラ安打について)前の3打席は良くなかったのですが自分のベースボールスタイルに則って初球から積極的にいきました。井上さんや孝介が打って、お客さんもたくさん残っていてくれて本当にうれしいです。一つ勝つことは難しいことだとセンターを守っていて思いました。でも一つ一つコツコツと続けていけば連勝できると思います。(ファンの方に)明日も来てください!」(談:英智選手)


試合後コメント: 中日が今季3度目のサヨナラ勝ちで連敗を3で止め、昨年からの西武戦の連勝を6に伸ばした。5対5で迎えた7回、中日は福留が4/29以来の本塁打となる10号ソロで勝ち越す。福留はプロ入り9年連続2ケタ本塁打。1点リードの9回、岩瀬が中島に逆転の4号2ランを打たれるが、その裏、2死1、2塁から英智が、小野寺からライトへ2点タイムリー3ベースを放ちサヨナラ勝ち。英智は自身初のサヨナラ打。岩瀬は今季初勝利。西武は05年6/23~7/1以来の7連敗を喫した。借金は05年8/27以来の7。


 一生懸命がんばって映りの悪い三重テレビで見てたのに、中島のツーランを目の当たりにして英智のサヨナラには放送が終わっているとは・・・。
 それにしてもこれが中日だよなぁ、と改めて実感した。ジャイアンツが典型なのだが、ホームランで得点していくチームはホームランで得点計算しようとする。ホームランが出てる間はいいが、出ないと一気に得点能力を失うのである。ここ最近の中日がまさにそうだった。9階裏、福留がフォアボールで出た場面でウッズか森野が一発打てば、と正直思った。そもそもこの攻撃になるときに福留かウッズに一発出ろと思った人も多かったのではないだろうか?実際ウッズはホームランを狙っての結果三振だったと思う。ウッズはそれでいいと思う。ウッズはそれが仕事だ。しかし福留はホームラン後の打席できっちりフォアボールを選び、森野はツーアウトランナー一塁、ホームランか長打がほしい場面、おもいっきり引っ張って強い打球を打ちたくなる場面で、反対側に打ってしぶとくつないだのである。正直すごいと思った。もちろんその後打った英智もうまく打ったと思う。中日再出発の試合で打線側はほんとにいいものが出たと思う。
 一回の井上も大きかったと思う。英智の打席でとりあえず一点差まではという期待がつぶれた中で、ツーアウトの得点圏、最も井上が苦手としている場面でよく打ったと思う。もちろん3点は大きい得点だが、あの場面で点取ったこと、追いついたことは死にかけた試合を一気に戻したと思う。
 3回と6回は逆に問題点だ。3回の山本昌の打席、山本昌で点を取りにいくか荒木で点を取りにいくかはベンチの判断でいいと思う。実際悩む場面だとおもう。ただ山本昌で点取りに行くのだったらもっと早いカウントで動くべきだったと思う。2ストライク2ボールになって外角の変化球が来ることは見え見えであり、それをピッチャーバッターに当てろというのは酷な話だ。あのカウントになった時点で、次の荒木でもよかったと思うし、あそこでゲッツーでも普通にバッティングのほうがまだ確率は高かったと思う。
 6回のゲッツーは痛かった。井端であればなんとかしてほしいなぁと。
 あと、8回立浪を使う必要があったのか?もし同点になったらもっと大切な場面があったかもしれないのに。

 話は変わるが、一番荒木、二番井端のほうがしっくり来ると思いませんか?雰囲気だけの問題だが二人とものびのびと打ってる気がしたし。
 それにしても山本昌。実は初回を見てなかったのでどんなピッチングだったのかは分からないが、山本昌からコントロールを奪ったら何も残らない。フォアボールなんてもっとも出してはいけないピッチャーなのだが。ここ何試合か見てて思うこと、もちろん勝負どころでコントロールが甘くなってるのも打たれる原因の一つなのだが、去年と大きく違うところは武器が一つ足らないことである。インコースのストレート。山本昌のピッチングはカーブ、スライダー、外のストレートでカウントを取って内のストレート、外のスクリュー、まれな変化球で勝負という形だと思う。右のインコースのコントロールやストレートの球威に問題があるためほとんど投げてないようだが、やはり内のストレートを取り戻さないとなかなか抑えることは厳しいと思う。最高の球でなくてももっと多投すべきだとは思うが。
 それから岩瀬。やはり今年は去年より球威がないようだ。そのため少しでもきわどいところをというところでカウントを悪くして、ストライク取りにいった球をやられている。球威がないとはいえもっと大胆に勝負してもいいと思うのだが。ちなみに毎回言っているが入らない変化球を要求してカウントを悪くしている谷繁のリードにも問題はあるのだが。
 ま、いずれにしてもうれしい勝ち方をした。次も期待したい。