My Data of Dragons

中日ファンの評論。

久しぶりに・・・

2007年07月03日 | 勝利(TV観戦)
<CAPTION>【3日・福井】◇9回戦・中日6勝3敗 ◇観衆8,043 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 0 0 0 0 0 1 1 0 0 2
中日 0 0 0 2 2 0 0 2 X 6
[勝]朝倉  15試合 5勝 5敗
[敗]高橋  9試合 1勝 3敗
[本]福留13号2ラン(高橋・4回)、井上2号(高橋・5回)


   中日が連敗を4で止め、04年から続く福井での連勝を3とした。中日は4回、福留の13号2ランで先制すると、5回には井上の6/5以来となる2号ソロ、井端のタイムリーで2点。さらに8回に森野の犠飛などで2点を追加し、広島を突き放した。先発・朝倉は6回と0/3を6安打4奪三振2四球2失点で5勝目。05年7/17から続く地方球場での連勝を7に伸ばした。広島は10安打を放つも7残塁。得点は6回新井のタイムリー、7回嶋の犠飛の2点のみで、借金は今季最多の15。高橋は5回を6安打4失点の3敗目で自身3連敗。



 7回終了で4-2。スコアーだけ見れば毎回毎回の追い上げられる展開。だが今日は比較的負ける雰囲気が薄かったのは私だけではないと思う。もちろん相手が違うというのも大きいが。ただ今日は井端の4点目のタイムリーがチームの気持ちを強くしていたと思う。井上のホームランのあとせっかくノーアウトで2塁に出したのに朝倉がランナー進めず、李もいい当たりながらセンターフライ。ワイルドピッチまでもらって点取れなかったらほんとに昨日までの展開だった。当たってきたからそう見えるかもしれないが、井端がしっかりと右に意識を向けて打つようになってきた。だいぶひきつけての彼の持ち味のバッティングになってきたと思う。まだ若いカウントでの勝負は気になるところではあるが。もちろん8回の森野の犠牲フライももう一つの要因だ。こういうチャンスで一点も取れない秋田の試合だった。こういうところで最低限の仕事さえすれば、おのずとリズムはついてくると思う。
 ちなみに李についてだが、すこしづつ期待できるようになってきた。すべてにおいて積極さが出てきたと思う。2軍に落ちる前の守備の緩慢さは皆を怒りの渦に巻き込んだが、今日の守備を見ても分かるように少しでも何とかしようという気持ちが出てきた。もちろんうまいわけではないので今日例えば英智だったらひょっとしたらタッチアップきられなかったかあるいはホームで刺せたかと思ったが、李のなかでは精一杯だったと思う。それよりも期待したいのは打撃だ。それまで結果を恐れて当てることだけを考えたバッティングだったが、上がってきてから振りが鋭くなったと思う。気持ちを強く持ってきたのではないか?上がってすぐのときそのせいか初動が早くてバットにあたらなそうな雰囲気だったが、タイミングもだんだん合ってきているし十分期待していいと思う。ただやっぱり1番でなく7番にいてほしい選手だが。
 逆に心配なのが中村紀である。いい当たりはしているのだが中途半端に打球が伸びているため外野ライナーでのアウトが目立つ。特にチャンスで。おそらく長距離砲であったバッターとして少しでも遠くへと角度がついてしまっているのだろうが、やはり全盛期の力ではないことを考えてヒット狙いの割り切りも持っていかないとそのうち自分で調子を崩すような気がする。
 もっと心配なのが投手陣。相変わらず朝倉はというかんじだった。いらんとこでのノースリー、フォアボールを出したくなくてのストライク欲しさで痛打。今日は命取りにならずに済んだがなんにも内容が変わっていない。ラジオで小松辰夫氏が最初からシュートなどの変化球に頼りすぎといっていたが、是非あの馬鹿キャッチャーに訴えてもらいたい。それが原因で自分の力を出し切れてないピッチャーが大勢いると思うのだが。そして何より心配なのが岡本。明らかに球の切れがまったくなかった。別人かと思うぐらいに。やはり疲れが出てきていると思う。中日としてはここがこけると本当に崩れてしまう可能性がある。つらいだろうが岡本にもう一度がんばってもらいたい。