My Data of Dragons

中日ファンの評論。

そんなに余裕があるか?

2007年07月27日 | 敗北(TV観戦)
<CAPTION>【26日・ナゴヤドーム】◇13回戦・中日4勝8敗1分 ◇観衆35,421 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 0 0 0 0 0 0 3 0 0 3
中日 0 0 0 0 0 1 0 1 0 2
[勝]ボーグルソン  10試合 4勝 3敗
[S]藤川  39試合 3勝 2敗 25S
[敗]川上  16試合 8勝 5敗
[本]金本22号2ラン(川上・7回)、李炳圭4号(ボーグルソン・6回)



   阪神がナゴヤドームでは初、当時ナゴヤ球場だった86年4/18から4/20以来の中日本拠地での同一カード3連勝。連勝を今季初の5まで伸ばし、4/29以来の勝率5割復帰を果たした。1点を追う阪神は7回、金本の22号2ランなどで3点を返し逆転。8回に代打・立浪のタイムリーで1点差とされるも、その後の無死満塁を久保田と藤川で逃げ切り、藤川が25セーブ目。先発ボーグルソンは6回1失点で5/11以来の4勝目。中日・先発の川上は6回まで1安打投球も7回に打たれ5敗目を喫し、チームは首位転落となった。


 終わってみれば3連敗。終わってみればリードしながら逆転される展開。正直阪神がすごかったとは思えない。頭のイカレタ中日ベンチの作った波に阪神が乗っていっただけという感じだった。今日の試合はその波を立ちはだかってもとめることができなかったという試合だった。李のホームランのあとの攻撃、それまでやりたいようにやってた井端の足まで止めてしまう。確かにこう悪い流れになると失敗したときの流れをまた考えてしまい思い切れないだろう。だが結果的にさらにチャンス拡大しながら無得点で井上で終了。次はウッズからという打順を悪くする上に流れを変えるというマイナス方向に転がっていった。前の試合と同じように井端が走っていれば失敗しても荒木からできた。李のホームランでよかったよかったで次の回へいけたと思う。結局この流れはすぐ次の回に出る。今日の川上は完璧だった。球のきれ、コントロール抜群だった。それがシーツでカット2球が高めに浮く。初めてのノーアウトのランナー、初めてのコントロールミス。少しでいいから間をあけれれば、少しでいいからここちょっと気をつけてがんばろうという話ができていればここまで大怪我をしなかったと思う。現に林に打たれて以降は前と同じピッチングができている。だが今日の川上は調子いいから、川上だったら大丈夫だろう、変にケチつけてもいけないしと負け続けてる流れが川上に対するすがりとなり、押し寄せる波を川上一人で受けた形になって金本、林にどっカーンとやられる。同じような流れでビハインドになると8回裏の攻撃は必然とああいう形になる。正直井端フォアボールの段階でもう藤川出るかなと思っていたが久保田続投だったのは中日にとってはラッキーだったはずだった。荒木、井上で犠牲フライ一つ打てなかったのが話にならないといえばならないのだが、二人とも倍ぐらいの力が入っているのが見るからに明らかだった。ああなる結果は必然にも思える。当然ウッズが3倍以上に力が入ってしまい・・・。
 結局このような流れにしたのはベンチだ。すべて山井先発からおかしくなっていると思う。確かに山井は決して悪くなかった。よくがんばったと思う。だがやっぱりチームの気持ちがアップアップになっていた。やっぱり後半初戦エースが投げていれば、もう少し気持ちを強く試合ができていたはずだ。中日にそんなに余裕があるか?そんなに阪神に分がよかったか?そんなに選手は絶好調か?山本昌を2戦目に予定していたのだから、初戦は絶対勝たなくてはいけなかった。少しでも気持ちに余裕を持たせてマウンドにあげなくてはならなかった。逆にプレッシャーを強くさせた。もう歯車は狂っていた。初回からぼろぼろ。それでもすぐ裏に逆転はしたが、またすぐベンチのあほな采配で流れを壊す。スクイズだ。あんなところであんなリスキーなことをあんなリスキーな選手にやらせる必要はまったくなかった。昌は三振でよかったと思うし、もっと言うなら打ってゲッツーでもよかったと思う。なにも本人に負担を与えるようなことする必要はまったくなかった。結局流れを持ってこれるチャンスをふいにする。後はずるずるだ。
 これで阪神は生き返った。ジャイアンツじゃないが上が落ちた結果の4つ巴。正直Aクラスも安泰ではなくなった。


勝手に・・・

2007年07月25日 | 敗北(TV観戦)
<CAPTION>【25日・ナゴヤドーム】◇12回戦・中日4勝7敗1分 ◇観衆35,831 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 3 0 0 2 1 0 0 1 1 8
中日 4 0 0 1 1 0 0 0 0 6
[勝]江草  23試合 2勝
[S]藤川  38試合 3勝 2敗 24S
[敗]クルス  7試合 3敗
[本]ウッズ26号(下柳・5回)


   阪神が今季最多となる毎回の18安打で今季3度目の4連勝、ナゴヤドーム3連勝で借金を1とした。阪神は6-6の同点で迎えた8回に藤本のタイムリーで勝ち越し、9回にも林のタイムリーで加点。3人目の江草が2勝目。藤川が24セーブ目をマーク。中日は連敗で2位巨人とのゲーム差がなくなり4厘差となった。8回に勝ち越し打を許した4人目のクルスが3連敗。中日は4回に荒木のタイムリー、5回にはウッズの26号ソロで2度同点に追いつくが、6回以降無安打に抑えられた。1回に赤星が二盗を決め史上26人目の300盗塁を達成。


 翌日にて

アニバーサーリー

2007年07月24日 | 敗北(TV観戦)
<CAPTION>【24日・ナゴヤドーム】◇11回戦・中日4勝6敗1分 ◇観衆35,658 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 1 0 0 0 1 0 1 2 3 8
中日 0 1 1 0 0 2 0 1 0 5
[勝]久保田  51試合 2勝 2敗
[S]藤川  37試合 3勝 2敗 23S
[敗]岩瀬  36試合 1勝 4敗 25S
[本]矢野3号(山井・5回)


   阪神が逆転勝ちで今季8度目の3連勝。借金を2とした。阪神は1点を追う8回、中日5人目の平井を攻め、矢野のタイムリー3ベースと藤本のタイムリー2ベースで2点を奪い逆転に成功。再び同点とされた9回には抑えの岩瀬から、代打狩野のタイムリー2ベースで勝ち越し、シーツの2点タイムリー2ベースで加点した。勝ちは久保田で2勝目、セーブは藤川で23個目。中日は12安打、8四死球も14残塁。8回同点に追いつく粘りを見せるも、リリーフ陣が乱れ連勝は2でストップ。負けは岩瀬で4敗目。巨人とのゲーム差は1と変わらず。


 後半戦スタート、うまく回転しない中でこの位置にいる中日がやっぱりセリーグ一位になるだろうというほとんどの評論家の前半戦の総括だったが、では後半になったらうまく回転するのか?その答えが描かれていた今日の試合だった。
 この試合の敗因は森野と紀だ。前半のうちに大差をつけられる試合だった。取れるところで取らなかったからこんな展開になってしまうのだ。昨日の森野と紀は最終打席以外、徹底してアウトコース攻めをされた。阪神はポイントをつかんでいる。福留がいないとなると4,5,6番をなんとかすれば大量失点はない。いままでウッズを歩かせてその後の森野、紀に打たれているケース、特に長打を食らってやられているケースが多かった。元来引っ張りが好きな二人という傾向もつかんでいたのだろう。ただ二人とも外角を反対方向へ持っていく技術を十分に兼ね備えている。紀はバースデー、森野は目の前でウッズが歩かされているという心理が働いたのか、二人とも自分で決める気満々でまったく対応できなかった。紀は後半2打席対応していったが正直ときすでに遅し、森野にいたっては最後まで対応できなかった。今年の阪神戦は本当に矢野のリードにやられている印象がある。おそらくあと2試合もこういう攻め方をしてくるだろう。もう一度つなぐバッティングを原点にもってきてもらいたい。それにしても12安打に7フォアボールで5得点となると、落合監督ではなくても攻撃陣が敗因といいたくなる。
 対して中日の与えたフォアボールは3つだけだったが、これが致命的になっている。7回葛城には私にはもったいなく思えた。だがバッテリーはあっさり出している。ワンスリーからあの振ってくれれば儲け物というスライダーはあまりにも消極的だ。決して勝算のない相手ではないだけにあまりにももったいなかったと思う。8回のシーツのフォアボールもツーアウトから与える場面ではない。結果的にはシーツにとどめを刺されたがランナーなしでなぜフォアボールを出してしまったのか?
 後半初戦敗退、おそらく状況は前半よりよくなるという可能性は低いだろう。各選手に考えた一つ上のプレーを期待したい。例えば堂上、初球の変化球の空振りでストレートが来ないことを読んでほしかった。ひとつひとつ考えたプレーをすれば道は開けると思うのだが。

棚にあったぼたもちが

2007年07月16日 | 敗北(TV観戦)
<CAPTION>【16日・ナゴヤドーム】◇12回戦・中日7勝5敗 ◇観衆35,972 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 1 0 1 0 0 0 0 0 5 7
中日 0 1 0 2 0 0 0 0 2 5
[勝]吉川  23試合 2勝 1敗
[S]高井  32試合 2勝 3敗 1S
[敗]岩瀬  34試合 1勝 3敗 24S
[本]中村紀12号2ラン(川島・4回)

   ヤクルトが連敗ストップし、去年から続いていたナゴヤドームでの連敗を7で止め、中日戦は3連勝を飾った。ヤクルトは1点を追う9回、岩瀬を攻め内野ゴロ間で同点とすると飯原のタイムリー2ベース、代打・川本のタイムリー内野安打など8安打で5得点を挙げ逆転に成功した。勝ちは3人目の吉川で2勝目。セーブは高井につきプロ初セーブ。中日は1点リードの9回に6人目・岩瀬が自身ワーストとなる5失点を喫し逆転負け。チームはわずか1日で2位に転落した。

 うーん。負けるときはこんなもんだろうか?投手リレーや選手起用などほんとに謎の多い試合だったが、最終的には謎ではない岩瀬の部分でやられたわけだから仕方ないといえば仕方ない。ただ岩瀬についてはメスを入れなくてはならない時期になってきたような気がする。今日も岡本が出なかったのでなんともいえないが、もし無事であるならば思い切ってストッパーを交代させることも考えるべきである。現時点では少なくとも岩瀬よりも岡本のほうが可能性が高いと思われる。もちろん他に浮かぶ候補もいない。少なくとも岩瀬と心中というやり方はもうやってはならないと思う。大変残念だが現状の岩瀬はそこまで信頼に値しないことになっている。もちろん結果論だが3失点でとめていれば裏に追いつけた形になるのだから。
 ところで話は変わるのだが、この情報非公開は監督の方針なのか球団の方針なのか分からないが、さすがに一生懸命応援しているファンを馬鹿にしてるのかと感じてしまう。川上がピッチャーライナーを喰らったとき、あれだけファンが心配したということを感じないはずはないはずだ。同じように福留を岡本を紀を一生懸命応援しているファンが大勢いるわけだから、このようなスタメン落ちがあると何かあったのかと心配するのは当然なわけで、なぜそのようなファンの気持ちをほっとくのか?それとも応援するなということなのか?ファンあってのプロ野球ではないのか?非常に怒りを覚えてならない。

勝つ執念は?

2007年07月08日 | 敗北(TV観戦)
<CAPTION>【8日・ナゴヤドーム】◇9回戦・中日3勝5敗1分 ◇観衆38,214 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 0 0 0 2 1 2 1 0 0 6
中日 0 0 2 0 1 0 0 0 0 3
[勝]ジャン  14試合 4勝 4敗
[S]藤川  32試合 3勝 2敗 19S
[敗]クルス  2試合 1敗
[本]林13号2ラン(山本昌・4回)、矢野1号(クルス・6回)


 阪神が逆転勝ちで借金を6に減らした。2点を追う4回、昨年8/12からナゴヤドームで27イニング得点できなかった中日先発山本昌から林の13号2ランで同点。5回には金本のタイムリーで勝ち越した。同点とされた6回は矢野の昨年10/4以来となる1号ソロ、鳥谷のタイムリー内野安打で再び勝ち越した。先発ジャンは5回3失点で4勝目。最後は藤川が3人で締め19セーブ目をマーク。中日は3回に先制するも2人目クルスが打たれ来日初黒星を喫した。チームは2カードぶりの負け越しで貯金を7とした。


 痛い負けだと思う。昨日いい雰囲気が作れただけに。今日勝てば乗っていけるような気がしただけに。いろんな敗因はあると思うが一番許せなかったのはベンチが6,7回でこの試合をあきらめかけたことだ。なぜ7回矢野をフォアボールを出した時点でラミレスを代えなかったのか?遅くとも関本をフォアボールにした時点で絶対に代えなくてはならなかったはずだ。いくらJFKが出るって言ったってこの試合まだ捨てる場面じゃなかったはずなのに。そんな余裕があるなら5回ツーアウト満塁でシーツの場面、山本昌を代えるべきではない。シーツを抑えてくれるのを願って投げさせたほうがまだ勝ちに対する気持ちが強くなるはずだ。ただそんなチーム状態ではない。山本昌を代えたのは正解だったと思う。むしろ遅いぐらいだった。だったらラミレスだって、6回ツーアウト1塁2塁の金本のクルスだって代えなきゃならなかった。結果的には負けていた確率のほうが高いであろうが、勝利に対する執念がどうしても感じられないファンにとって一番許せないことのように思えてならなかった。これが一番残念でならない。
 今日の山本昌は正直、前と違うと思っていた。前にも書いたが今年の山本昌は右のインコースのストレートを使えてないのでベース左側の変化球を狙い打たれているケースが多かった。今回はベース右側をうまく混ぜてピッチングしていたと思う。確かに微妙に外れたり打ち返されてたこともあったが、そのおかげで阪神打線もベース左側のスライダーやスクリューを結構引っ掛けていたと思う。それが得点した直後、大事にいこうとしたのかベース左側のコントロールピッチングに戻ってしまい林にスタンドに運ばれた。球威もあるだろうが去年までの闘志むき出しの打って見ろピッチングではないのである。このまま気持ち変わらずおわってしまうのだろうか?
 ちなみに去年と違うといえばこれも毎回言っているのだが、じわりじわりと相手ピッチャーを苦しめる攻め方をしていない。むしろ助けている。今日のジャン、明らかに4回からイライラしてコントロールを乱していた。落ちる球も減りストレートばっかり投げていた。狭いゾーンで狙い球を定められる展開になっていて勝手にカウントも悪くしていったケースも多かったのに、何回か早いカウントで難しい球を打ち損じていた。おそらくツーストライクまで手を出さない作戦だったら勝手にジャンが崩れていったはずだ。
 結局前と同じくもどかしい試合で負けた。また元に戻ってしまうのだろうか?このまま終わってしまうのだろうか?

落合監督へ。何もないことはないでしょう。

2007年06月24日 | 敗北(TV観戦)
<CAPTION>【24日・ナゴヤドーム】◇4回戦・中日1勝3敗 ◇観衆38,153 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ソフトバンク 0 1 3 0 1 2 2 0 0 9
中日 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2
[勝]和田  13試合 6勝 5敗
[敗]中田  14試合 7勝 5敗
[本]小久保16号(中田・2回)、17号3ラン(中田・3回)


ソフトバンクが中日戦3連勝で中日戦初の勝ち越しを決め、連勝で貯金を8。交流戦を11勝13敗で終えた。ソフトバンクは、2回に小久保の6/3以来の16号ソロで先制すると、3回には小久保が06年4月以来となる2打席連続の17号3ランで中日を突き放した。先発和田は6回を投げ、4安打9三振2失点で6勝目。中日は6回にウッズのタイムリーなどの2点のみに抑えられ2連敗で貯金8。先発中田は5回を5失点でデビュー戦の05年4/3以来となるナゴヤドームでの負け投手となり、ナゴヤドームでの連勝は13でストップした。


 まったく理解に苦しむ試合だった。正直何やっても勝てない試合だったかもしれない。しかし「何もない」で終わらせた落合監督に何とかしようという意思が見られない試合だった。今日の和田の先発は予想どうりのはず。なぜ李が1番だったのか?昨日の試合で何かをつかんでいたのだろうか?とてもそうは見えなかった。昨日も書いたが今の李は始動が早く、ボールの見極めが全然できていない。事実今日も見込みがまったく見られなかった。英智が確かに少し当たりが止まったとはいえ、李に比べ確率が高いのは明らか。ちなみにいうと今の状態なら井上、藤井のほうが全然期待できる。もう期待の外国人といっているときではないと思う。現状でのベストで組んでほしい。2回の高谷の敬遠と5回の中田の続投についてもちぐはぐさが感じられる。確かに相手は和田、いいピッチャーで1点もあげられない展開かもしれないが、中田だって中日の勝ち頭、引けをとるピッチャーではない、というより軸となるピッチャーなのである。あの場面での敬遠は点差以上にチームの劣勢を表すものだった。全然流れを引き戻そうという作戦ではない。逆にそこまで中田が信じられないなら、5回の本多か川崎の場面で代えるべきである。確かに苦しい展開だが昨日の試合を意識する中で5点目は絶対にあげてはならなかったはず、明日から5日試合もなくピッチャー使い放題の中でなぜ続投だったのか?とても中田をエースとして見ているベンチの采配ではない。ぜんぜんベンチの意図が理解できない試合だった。
 そもそも今年始まってからずっとそうなのだが、ベンチが手を打ったことに対してとても選手が理解しているようには見えない。昔、落合監督が選手時代当時の星野監督に対して理解に苦しむ采配と感じていたらしいが、同じことをやっているように感じる。采配は結果論でありそれが正しいかどうかはやる前は分からない。だからこそチーム全体でその采配の意味を理解してなければならないわけであり、例えば今日李を1番にした意味を本人は知っていたのだろうか?とてもそんなバッティング内容には見えなかった。他も同様である。
 ちなみに今日も小久保にやられたわけだが、3回はやはり解せなかった。まず川崎の場面、あれだけ小久保をいやがっているなかでこのバッターを出してはいけないという気持ちが感じられなかった。前から谷繁についてのリードで感じているのだが、初球、2球と 同じ変化球を投げさせてノーツーにするケースがあまりに多すぎる。この場面絶対にこのバッターを出してはいけないと思うならば、絶対にノーツーにしてはいけないはずである。結果カウントが悪くなったためにボールが真ん中に集まってセンター前に運ばれた。小久保と勝負しなくてはならなくなったのである。非常にもったいない。何回同じことをすれば気が済むのだろう、ベテランにもかかわらず。そして小久保の場面、バッテリーはどうしようと思ったかである。そのプランがまったく見えなかった。あの場面小久保を抑えるのが難しいと判断するならば、ホームランを避ける配球、もしくはいちかばちか歩かせる、私自身はそうするしかないかなと思っていた。とにかくホームランだけは最悪でヒットで1点ならしょうがないと。初球の高めのストレートで打ち上げてくれたらだったが悠然と見送られた。そしてカーブ。なぜ真ん中にカーブだったのか?打ち損じてくれと祈りながら投げていただけだったのだろうか?やられるべくしてやられたと思った。なんか、これからずっとソフトバンク、小久保に勝てないのかな?そんな風に感じる一瞬だった。
 ジャイアンツが負けてくれたため4ゲーム差のまま。だが中日はずるずる行きかねないチーム状態だ。とりあえず交流戦終了で5連休に入る。チームを立て直す最後のチャンス。ファンとしてはチームが変わってくれることに賭けたい。

あの小久保との対戦。

2007年06月23日 | 敗北(TV観戦)
<CAPTION>【23日・ナゴヤドーム】◇3回戦・中日1勝2敗 ◇観衆38,231 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ソフトバンク 0 0 0 0 0 6 0 0 0 6
中日 0 1 2 1 0 0 0 0 0 4
[勝]スタンドリッジ  1試合 1勝
[S]馬原  26試合 22S
[敗]川上  12試合 6勝 3敗
[本]松田1号2ラン(川上・6回)、柳田1号(杉内・4回)



ソフトバンクが4点差を逆転、連敗を4で止め首位ロッテと2ゲーム差とした。ソフトバンクは4点を追う6回に川崎、小久保、柴原、代打・吉本のタイムリーで同点、チームでは9試合ぶりとなる松田の昨年5月14日以来の1号2ランで勝ち越す。2人目スタンドリッジが1回を無失点で来日初登板初勝利。中日は2回谷繁のタイムリーで先制、4回には柳田のプロ初HRなどで4点を先行するも、巨人とは今季最大タイの4ゲーム差に拡がる。先発川上は5回1/3を被安打11で今季ワースト6失点で3敗目、自身交流戦での連勝は7でストップ。


 間違いなく勝ったと思った試合だった。打線が運もあって杉内攻略、川上もカットボールがよくコントロールされていてこのまま行ってもいい雰囲気だった。6回のあの集中打、ややコントロールがぶれだしたところにストライクを集めて喰らったということだ。球数は5回終了時で68球、なんぼキャンプの調整不足があってもスタミナが切れたとは思えない。やはり精神的なものからとなってくるだろう。5回までで勝ち投手の権利も得て今日はいけるとちょっとした思いから連打を浴びての気持ちの焦り、川上はパニックになっていたんだろうと予想できる。そこに追い込んだのが小久保ではなかっただろうか?前回の小久保との対戦で3打数3安打を喰らっていた。何を打たれたのか手元に記録がなかったのでなんともいえないが、実は今日の試合で一打席目と三打席目ではカットボールを一球も使っていない。一打席目はストレート、シュート、フォーク、カーブ、打たれた三打席目はストレート、シュート、スライダー、シュート、シュートである。ちなみに二打席目はストレート、シュート、カット、カット、フォーク、カット、3点差をつけて少し余裕をもって自分の投球をしたと思われる。だが前回やられた後の初打席、川崎にタイムリーを打たれランナー3塁に残って対戦した三打席目は小久保に対する意識が強く働いた配球だったと思う。川上はこの場面でかなりの精神力を使ったであろうし、シュートが真ん中に入ってしまいセンターを越されたときはかなりの脱力感が想像できる。あそこが境目であった。正直今日はカットボールがよくコントロールされていた。何より川上の一番の武器である。打たれていたバッターだったからこそ、カットボールで勝負してほしかった。スライダー、シュートでコーナーを突くピッチングをしているピッチャーじゃなかっただけに。結果論といわれるかもしれないが、もし私の書いてあることが正しいとするならばバッテリーは相当悔いが残っているはずである。一番の武器で戦わなかったのだから。ちなみにもうひとつ気になったことがある。そのあと柴原、松田にカーブを完璧にさばかれていた。あたかもカーブがくることが分かっていたかのように。ソフトバンクは癖を盗み取るのがとてもうまいチームだ。川上がカーブを投げる際、なにか癖を持っているのではないだろうか?でなければそうそう投げない(今日は5回までで、68球中10球)カーブをあんなに完璧には打てないと思う。
 ちなみに川上の代え時について賛否両論であるが、やはり同点になった時点で代えなくてはならなかったと思う。そろそろエースのプライドといってる時期ではなくなってきている。今年は先発の代え時で多くの試合を落としている。正直もう簡単に試合は落とせない。割り切っていかないといけないと思う。それぐらいに今年の先発はだらしない。
 ちなみに打線だがとてもうまくいったとは思えない。まず井端、二打席目の三振はあまりにも無様すぎる。ランナーが3塁に行った時点で、ツーエンドツーであったがなにがなんでもバットに当てなくてはならなかった場面。あの気のないスイングは許されるべきではない。三打席目にしても新外国人ピッチャーが出てきてすぐの場面。やはり何球か投げさせて少しでも相手を知るきっかけを作るのが、ベテランの勤めではないのか?すくなくともワンボールの2球目に手を出す場面ではないと思うが。それからウッズはあれだけ振り回しているから腰は大丈夫だとは思うが、制球眼という一からの点で慣れてくるのに時間がかかるだろう。福留は復調してきているとは思うが、森野は合わしにいくバッティングで力のない打球が目立つ。もっと強く振ってほしい。李は始動が早すぎるように見える。一打席目は変化球がたまたま前のほうでタイミングが合ったのでので右中間を割っていく強い打球になったが、後の打席は始動が早すぎて投球が見極められていずに振って2三振。左ピッチャーではたまに打てるかもしれないが、おそらく右ピッチャーではほとんど打てないと思う。李の本来の長所であるミートという部分も死んでしまったような気がする。なにより前半点をとりながら、逆転された後チャンスで点が取れないのは最悪の形といわざるをえない。
 ジャイアンツと4ゲーム差がついた。なんとなく2年前を思い出す。落合監督がいうように追われるほうが、トップにいるほうが有利なのである。このままではジャイアンツに追いつけなくなってしまう。大ピンチだ。そろそろベンチも選手もなりふりかまわずという体制を取っていかないと、それでなくても今年は勝てる試合をたくさん落としている、ほんとうにシーズンが終わってしまう。 


チームを引っ張るべき人は?

2007年06月17日 | 敗北(TV観戦)
<CAPTION>

【17日・札幌ドーム】◇4回戦・日本ハム3勝1敗 ◇観衆35,121 試合終了

</CAPTION>
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中日

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0

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0

0

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0

0

0

日本ハム

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0

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0

1x

1

[勝]武田久  31試合 3勝 2敗 2S
[敗]中田  13試合 7勝 4敗 


 日本ハムが今季2度目のサヨナラ勝ちで引き分けを挟んだ連敗を3で止め、交流戦では2位ロッテとのゲーム差を2とした。日本ハムは9回、先頭高橋の四球、坪井の犠打で1死2塁から稲田が自身初のサヨナラ打をセンター前に放った。先発・グリンは8回2/3を被安打4、奪三振7、四死球2。2人目武田久が打者1人3球で3勝目。日本ハムは今季7度目の完封勝ち。中日先発・中田は8回1/3を137球、被安打4、奪三振4、四死球7で自身初の完投負けで4敗目。打線は散発4安打、今季4度目となる完封負け、3度目のサヨナラ負け。



 火曜日の夜から旅行に出て、昨日の夜に帰ってきたためほんとに久しぶりにテレビ観戦をした。昨日の勝利もチームの精一杯だったと思うが、今日の試合もチーム精一杯だったと思う。つまり今日はどうやっても勝てなかったということになってしまう。確かにミスらしいミスもなく、中田があれだけのピッチングをして、2回しか作れなかったチャンスで格となる井端でも点が取れなかった。この書いた内容だけ見れば負けて悔いなしといったことになる。しょうがないと。
 ほんとにそれでいいのか?このレギュラー格が多く戦列を離れている中、井端、森野、福留で打線を引っ張らなくてはならない。もちろん打線の調子が下降気味なのはいか仕方ないとは思う。ただ井端に関して何とかしようという気力が見えない。意識が意思が強く感じられないのである。李が二軍に落ちた際、自分はびっくりするぐらい周りが歓迎した。確かにでもそうだろうなと思うぐらい守備がかんまんだった。それぐらい李に対して「やる気」というものにみな疑問符をつけた。今の井端はそれと同罪のように思われる。今日の最初の2打席は最近にしては比較的内容があったと思う。微妙に変化する球をすぐには決着つけずおっつけていい当たりをしたとおもう。しかし3打席目、ツーアウトランナーなしでこの回だめと簡単にあきらめたのか2球目の外のスライダーを簡単にひっかけてショートゴロ、いつも目にする光景だった。4打席目は初球の結果的に一番打ちやすかった球を見送り、3球目のやはり打てそうな球を打ち損じて4球目にインコースズバッと投げられて見逃し三振。ここ数試合中村公治や沢井で見た光景といっしょである。そこには井端の鋭い恐さはもとより、普通のベテラン選手の経験すらも感じられない。チームの副会長で、あまりこういう言い方は好きではないが何億ももらっている選手である。ふがいないとしかいいようがないと思う。確かに中田は6,7,8,9と先頭バッターを出した。特に8,9とフォアボールでもちろん失点の理由はそこにあると思う。結果的に9回のうち5回も先頭バッターを出しているのだから、1失点がむしろ奇跡ではあろう。けれども今これだけの打線戦力でしかないなかで投げてる中にあって、リーダーとも言うべき人がそんなにふがいなくては、やはり気の毒な気持ちが強い。井端ほどのスキルがあっても気持ちがついてこないのならグランドを去るべきだと思うが。もちろんそんなはずはないのだが、外から見てるとそれぐらい気持ちがないように感じる。
 ちなみに中村公治だが、僕の目には変化球が打てそうもなく見えた。根本的に一軍に上がってくるレベルではないように感じる。数試合の結果を見て積極性が足らなくてああいう結果かと思っていたが、それ以前の問題のように見えた。あと沢井だが今日のバッティングに関しては少しでも意地が見えたが、セカンドというポジションであのスローイングの安定のなさは正直話にならないのではないだろうか?荒木の比ではない。もしあれで精一杯だとするならば、やはり一軍のレベルではないように感じる。
 このけが人のなかで苦手日ハム相手にアウェーでしかもダルビッシュ、グリーンで一勝一敗は上出来だと思う。川上、中田はすばらしかった。それだけに足を引っ張っている数億円プレーヤーが気になってならない。


がんばっているようには見えたけど

2007年06月05日 | 敗北(TV観戦)
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【5日・京セラドーム大阪】◇1回戦・オリックス1勝 ◇観衆15,216 試合終了

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9
中日

0

1

0

0

0

0

0

2

0

3

オリックス

1

2

0

0

0

0

0

0

1x

4

[勝]本柳  18試合 1勝 1S
[敗]小林  16試合 1敗
[本]井上1号(カーター・2回)


オリックスが今季初のサヨナラ勝ちで今季2度目の3連勝。中日は2度目のサヨナラ負けで、貯金を6に減らした。首位巨人も敗れたためゲーム差2.5は変わらず。オリックスは同点の9回1死一・二塁から北川が自身5本目のサヨナラヒットを放った。8回途中から登板した3人目本柳が今季初勝利。中日は2回に井上の球団通算7500号となる1号ソロ、8回には中村紀洋のタイムリーと井上の犠飛で2度同点に追いつくもあと1打が出なかった。中日先発朝倉は今季最短2回3失点降板も勝ち負けつかず、4人目小林がプロ入り初黒星を喫した。


 今日はキリンカップがあり、19時からサッカーと野球のチャンネルをかえながら・・・というかほとんどサッカーを見ていた。この不届き者が。
 それにしても朝倉はひどすぎる。あれが川上に次ぐエースとしてスタートしたピッチャーか?押し出しフォアボールなんてもってのほかだ。しかも運のみで初回1失点に終わり次の回に珍しく井上がホームラン打ったのに、その裏にまた点取られ。中6日もらっておいてあんなコントロール、何を調整してたんだか?
 谷繁にしても、変化球が入らないのになぜ初球2球と変化球を要求するのか?結局カウント悪くして打たれたりフォアボールだしたり。しかもコントロール悪いって言っているのにきわどいとこ投げさせてやっぱりカウント悪くして。中日のピッチャーって球威持ってるピッチャー多いのだから、もっとのびのびと投げさせればと思う。どうせリードも冴えてないのだから。
 あとはもう少し早く追いついていればなんとかなったような気もする。
 3回の森野、2ボールから手を出す必要があったのか?それでなくてもカーターもコントロールが悪くアップアップしていた。1ストライクぐらいあげても、逆にもっとプレッシャーを与えられたと思うのだが。
 4回の李、どんな球種を狙っていてどんな打球を打ちたかったか?意図がまったく見えなかった。ただ来た球を打っただけ。
 このツーイニングで追いつけたと思う。そうすれば勝てたのではないだろうか?もっとも今日の首脳陣の継投もよく分からなかったが・・・。
 オリックス戦初戦敗退は痛い。