My Data of Dragons

中日ファンの評論。

棚からぼたもち

2007年07月15日 | 勝利(ラジオ観戦)
<CAPTION>【15日・甲子園】◇10回戦・阪神5勝4敗1分 ◇観衆48,521 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
中日 0 1 5 0 0 0 0 0 0 6
阪神 0 0 0 0 2 0 1 0 0 3
[勝]川上  15試合 8勝 4敗
[S]岩瀬  33試合 1勝 2敗 24S
[敗]上園  6試合 2勝 2敗
[本]ウッズ23号(上園・2回)

   中日が巨人とゲーム差なし・勝率4厘差で5/27以来となる首位に浮上した。中日は2回、ウッズの23号ソロで先制すると、続く3回には福留、井上のタイムリーなどで5点を追加した。先発・川上は7回を投げ、毎回の11安打を浴びるも3失点に抑え8勝目。通算100勝に王手をかけ、昨年からの甲子園の連敗を3で止めた。3人目の岩瀬が24セーブ目。阪神は先発・上園が3回を6安打6失点で今季2敗目。打線は5回に坂、鳥谷、7回には林のタイムリーで3点差まで迫るも及ばず、連勝は4でストップ。甲子園でも5連敗となった。


 この二日の中止、岡田監督にとって選手を休ませることができるということでとてもプラスなことのようだったが、中日にとっても大きかったと思う。3連勝した阪神、サヨナラ負けした中日、流れも分が悪い。そしてこの3連戦が行われていて、もし阪神が勝ち越すようなことがあれば完全に息を吹き返す。しかも中日にとってやや苦手意識のあるチーム。リスクがおおきな3連戦だっただけに、本当に恵みの雨だったと思う。もちろん選手も休むことができ不調だったウッズや李などもリラックスできた。下柳ともあたらずに済んだ。今日勝った方が恵みを得るという形にもなるであろうが、私の意見としては阪神にはマイナスだったと思う。
 で、絶対勝たなくてはならないこの試合で勝手に阪神がこけた。3回表が致命的になったのだが、そもそもケチのつけ始めは2回表だ。ウッズをツーナッシングに追い込んでおいて3球目をバックスクリーン、先週とまったく同じミスをおかしたのである。ウッズは打ち気にはやるバッター、もしピッチャーが下柳だったりキャッチャーが矢野だったらツーナッシングまで追い込んだ時点でストライクはいらないという方程式がすぐ出てくるはずである。となれば3球目に勝負を急ぐ必要などまったくなく、あそこでストライクからボールになるというリスクの高いフォークを選択してはならないのである。そういう意味でこの経験の浅いバッテリーが出てきたことも中止の影響としてラッキーだった。で、経験の浅いバッテリーだけに引きずった結果が3回表に表れたと思う。結果論だがこれ以降中日は点が取れてないのだからこれがなければ負けていた。まったくのもうけもんである。
 試合を見てないので川上の内容はよく分からなかったが、金本へのフォアボールだけはナンセンスだ。調子も悪くひざの状態も悪い金本なのだから少なくとも一発はない。むしろそのあとの林のが恐い。打たれてもしょうがないものとしてしっかり攻めてほしかった。7回は失点に絡んでいる。無駄なフォアボールだけは本当に避けてほしい。
 テイタラクのジャイアンツが今日も負け、ついに首位に立った。なにより負け数が3つさというのはかなり大きい。いろいろまだうまくいってない中日だがどうやらすこしづつ傾いてきたと思う。とりあえずヤクルト3連戦、首位をキープして終わらせたい。

今日もやってんだ?

2007年07月11日 | 勝利(ラジオ観戦)
<CAPTION>【11日・横浜】◇11回戦・横浜5勝6敗 ◇観衆9,464 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
中日 0 1 0 0 0 2 0 0 0 3
横浜 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
[勝]小笠原  9試合 5勝 1敗
[S]岩瀬  32試合 1勝 2敗 23S
[敗]土肥  13試合 7勝 4敗


   中日が連勝で貯金を9とし横浜スタジアムでの連敗を3でストップ、首位巨人とのゲーム差を1と縮めた。中日は2回、中村紀洋のタイムリーで先制、6回には井端の2点タイムリー2Bで加点。先発・小笠原は5回1/3を被安打6、奪三振2、四死球0、失点1、02年に並ぶ自身最多タイ5勝目。小林・クルス・平井と継投し9回から登板した5人目岩瀬が馬原に並ぶ両リーグトップタイの23セーブ目。横浜は、今季対中日戦3連勝の先発・土肥が7回5安打3失点で中日戦初黒星で今季4敗目、貯金2で2位中日とは4・5ゲーム差となる。



 昨日はよかった。今日は土肥と小笠原の予想?やめやめ。土肥には今年3敗してる。小笠原と比べると分が悪い。
 と思っていたが、なんと今日もある。こんな天気予報である意味えらいもんだ。
 それにしても昨日、今日とこの雨の中、ピッチングの調子を崩していたのは横浜のほうで朝倉、小笠原また中継ぎ陣と中日のピッチャーはこの悪条件の中、ほんとによく投げていると思う。連勝で勢いづいてた横浜打線を昨日、今日と1失点ずつ。たいしたもんだ。
 今日もバンドの成功率0割4回試みて全部失敗、4番ウッズでとまる打線、決していいリズムではなかった。ただ今日は英智がスタメンで改めて思ったがちょっと安心感が増えるのは否めない。事実、今日は守備で助けられた部分が結構ある。6回の失点の差は守備力の差だろう。ここへ来てだがやっと投手力の差が出てきたとなると、やっぱり無駄な失点を与えない守りの野球という戦略に重きをおくべきだ。ジャイアンツの即席投手陣もついに崩壊した。やっとうちのようなしょぼい打線でも阪神以外は点が取れるようになったと思う。いかに無駄な失点を与えないか。もう一度中日野球の見直しだ。
 ちなみにベンチの継投ミスもあってはならない。今日の小林、クルスはどうだったのか?結果論ではないが経験を考えると、小林への交代はなしだろう。小笠原が右ならまだ分からなくもないが。その後のクルスも抑えはしたが、すごくギャンブル的な采配に思えてならない。まだランナーがいるなかで出せるピッチャーではないと思う。むしろ1イニングをきっちり抑えて来いというように出してやるべきだ。あいかわらず継投にはよく分からない采配がある。
 ともあれ2勝、気づけばジャイアンツと1ゲーム差。前から言うように上にいるほうが有利だ。ここが勝負どころ。明日あるかないか分からないが、早く上に行くことが大切だ。チャンスを逃すと上にいけなくなる。

よくぞ勝ったもんだ。

2007年07月10日 | 勝利(ラジオ観戦)
<CAPTION>【10日・平塚】◇10回戦・横浜5勝5敗 ◇観衆11,373 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
中日 0 2 2 0 0 0 0 0 0 4
横浜 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
[勝]朝倉  16試合 6勝 5敗
[S]岩瀬  31試合 1勝 2敗 22S
[敗]寺原  14試合 6勝 6敗
[本]森野10号2ラン(寺原・3回)






 いつまで中止だろうなぁ?と思ったらやっとるんかい。いいよ、中止で。現在好調の横浜と現在も岡田監督のように冴えない中日。少しでも後に回してちょっとでも調子が上がってくるのを待ってからのほうが・・・。今日はジャイアンツさえ負ければ。んで朝倉と寺原。ああ、一応地方球場か。寺原かぁ。打てるかなぁ?いいよ、途中で中止になっちゃえば。
 という気分だった。終わってみればジャイアンツの負けもあり、大きな1日となった。こんなもんだろうか。
 ただ今日の試合、今年の中日からすると負けていてもおかしくない試合だった。4回以降最悪の展開だ。4回表の朝倉の打席は惜しかったらしい。それはしょうがなかったとしても5回裏先頭バッターを紀がエラー、ま、これも難しい当たりではあったらしいが。6回表、7回表でフォアボールを5個もらいながら無得点、7回にいたってはコントロールが定まってなくてフォアボールだって言っているのにアウトになってるバッターは早打ちをするお粗末さ。7回裏先頭バッターをウッズがエラー。9回表エラーでもらったランナーをゲッツー。こんなことが続いたら今年のドラゴンズのピッチャーは我慢できないんだが。
 相当に調子がよかったのか?地方球場のジンクスがあまりにも強いのか?雨のコンディション、中止になるかもしれないという焦る気持ち、そしてこのグダグダの展開で、本当に今日の朝倉はよく我慢したと思う。是非とも今後この姿を忘れず投げてもらいたい。
 ま、それにしてもほんとにいい1日になった。ゲーム差よりも負け数が並んだことは一つのハードルをこえたといっていい。今年はこっからってとこでこけている。明日以降やるのかどうかもわからんが、気合をもってやってほしい。

誰がヒーロー?

2007年06月10日 | 勝利(ラジオ観戦)
<CAPTION>【10日・ナゴヤドーム】◇3回戦・中日2勝1敗 ◇観衆37,936 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ロッテ 0 0 0 0 1 0 1 0 0 2
中日 3 0 0 0 0 0 1 0 X 4
[勝]中田  12試合 7勝 3敗
[S]岩瀬  23試合 1勝 2敗 16S
[敗]小野  9試合 2勝 5敗

試合終了
「何とか粘ることができました。今日はぎりぎりですけど、勝てて良かったです。守りの野球がドラゴンズの野球だと、自分の中では思っているので、しっかり投げれましたし、守っていただけたと思います。
(交流戦 後半について)勝ち越せるよう頑張っていきたいと思います。
(次回は)長い回、行けるとところまで行きたいですね。」(談:中田投手)


 中日が今季6度目の3連勝で、貯金を8に伸ばした。先発・中田は6回を投げ、5安打10奪三振5四死球の1失点でチームトップの7勝目をマークし、05年4/15から続くナゴヤドームでの連勝を13に伸ばした。打線は1回に森野のタイムリーで1点、井上の2点タイムリー2ベースで3点を先制、7回に1点を追加した。4人目・岩瀬はリーグトップの16セーブ目で通算130セーブ目をマーク。ロッテは5/3、4以来の連敗で20敗目を喫した。先発・小野は5回を5安打2奪三振の3失点で5敗目を喫し、自身の連敗は4となった。


 3時までやしきたかじんの「そこまで言って委員会」(読売テレビですがこれはほんとに面白いです)を見ていて、3時からラジオをつけたらまだ3回表、えらいことになってんのかなぁと思ったら3-0。ただ聞けば中田がもう65球。また持病が出ていたようだった。まぁしかし1失点でよく抑えたものだ。6回なんてフォアボール、フォアボール、バンド処理ミス。紙一重ですね。ただその後抑えてる球威があるのだから、きわどいところをそんなに狙わなくてもと常々思う。コントロールに安定がないんだから。初回に点が取れたから勝ったようなもんで、試合経過を見ても分かるとおりその後どれだけ野手のリズムが狂っていたか。そういった意味で勝ててよかったね。という試合だったと思う。ヒーローインタビューに立っていたが、一つ間違えば敗戦の戦犯だったのでは?
 では今日のヒーローは?私は間違いなく英智と考える。7回表1点差においつかれ、やばい雰囲気の中でのレフト前のツーベース。間違いなくチームの雰囲気を一変させた。実際谷繁のタイムリーで貴重な追加点にも絡んだ。8回表の牽制死もそうだが、去年によくあった、相手のちょっとしたミスを感じさせるプレイは、大きなダメージを相手に与え自分のチームの雰囲気を変えることができる。
 それにしても、スタメンが変わってから締まったゲームができていると思う。今日の先発は論外だったが、やはりこの方が中日っぽく感じるのは私だけではないと思うのだが。