今のこの辛さ、悲しさ、惨めさは本来の姿ではない
今の私は真実の私ではない
これは現実ではない
本当はもっと楽しくて、嬉しくて、幸せなはずだ
そのために今のこの苦しみがあるんだ
耐えれば耐えるほど、後の喜びは倍増する
だから
今がどんなに辛くても、苦しくても、悲しくても我慢する
これは本当の私の姿ではないのだから!!
「きっといつか、あのシンデレラのように魔法使いのおばあさんが現れて、魔法をかけ、舞踏会へ行き、
王子様が私を捜し出してくれるに違いない。
自分から助けてと叫ばなくても、助け出してくれるに違いない」
このように今の辛い、苦しい現実を否認し、ひたすら耐え忍ぶ
これを私は「シンデレラ幻想」と名づけた
特に自力では逃げることも、訴えることもできない環境の中にいる人たち
たとえば、養育されている子どもなど力関係による弱者
虐待されていても、逃げ出すことも、抵抗することもできない人たち
現実否認をし、橋の下幻想やシンデレラ幻想など幻想の世界へ逃避することで
何とか心身を守ろうとする
身体的な虐待の場合は、まだその痕跡が残るために発見されやすい
しかし、言葉や無言の暴力の場合は痕跡が残りにくい
ゆえにその発見とケアが遅れる可能性が高い
明るく、我慢強く、頑張り屋の良い子は危ない!!
ソレ自体が自分でも気付かない「助けて!」との悲痛なメッセージかもしれない
シニフィアン研究所のHPはこちら http://signifiant-lab.com/