不毛―土地がやせていて作物や草木が育たないこと。また、そのさま。
なんの進歩も成果も得られないこと。また、そのさま
不毛地帯に生きているとは?
何の生産性もなく、何の進歩もなく、何の成果もない
そんな精神世界に生きている
そんな自分を防衛するための強迫性格
「~ねばならない」
「~すべき」
それを守ることが素晴らしい生き方だと、仕合せになる秘訣だと刻印されていた
社会が描く虚像に同一化し
盆踊りのように同心円を描きながら行きつ戻りつ汗を流す
時にはゆっくり
時には早足で歩き
時には全速力で走る
誰よりも早く、誰よりも高く、そして誰よりも遠くへ
そして誰よりも一所懸命生きていると実感していた
しかし、それは錯覚、幻想の世界
始まりも終わりももはや識別できない円周を回っていただけ
同じ軌道をただただ回っているだけ
決してその軌道から外れることはない強迫性格
速度の差があるのみ
そして、その軌道の内側は
「不毛地帯」
そう、何の生産性も、進歩も、成果もない荒涼たる殺伐とした地帯
どれほどの時間を費やしてきただろう
どれだけのエネルギーを浪費してきただろう
どれだけの血と汗と涙を流してきただろう
一所懸命生きてきたつもりだったのに
ただ同じ軌道を必死に回っていただけ
空しい、、、虚しい、、、貧しい、、、空虚で貧弱な貧相な場
打ちのめされ、崩れ落ち、茫然自失
思考停止、時空の停止と崩壊、消失
殺風景な場に立ち尽くすのみ
立ち直れるだろうか?
歩み始められるだろうか?
シニフィアン研究所のHPはこちら http://signifiant-lab.com/
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