自然災害や事故、暴力や虐待などの外力による体験を外傷体験と呼ぶ
それらの外傷体験をしたからといって、すべてが心的外傷となるわけではない
同じ体験をしても、人それぞれ感じ方、受け止め方が違う
被害者となり、圧倒的な外力によって「無力」や「孤立無援」を痛感し
それらに対して抵抗や闘争を試みたとしても
いずれも無益に終わった場合、
防衛システムが崩壊、解体する方へと向かう
これらの外傷体験や危機が現実に無くなった後も
引き続き長時間にわたってシステムの異常事態が続く
この余りにも激しすぎる状態は心身ともに様々な変化をきたす
その体験の記憶が無くなり、思い出せない
逆に細部に渡り記憶しているのに、何の感情も湧かない
感情は記憶しているのに、体験の記憶がない
いつも緊張し、憔悴しているがその原因がわからない
突然、意志とは関係なくその体験が入り込んでくるetc
何らかの外傷体験がある場合、心身に刻印され症状となって現れてくる
これらの症状がある人は、PTSDの可能性が高い
シニフィアン研究所のHPはこちら http://signifiant-lab.com/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます