毎年6~7月頃になると、父が取ってきてくれるハシドイ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/f2/2195f70c078a68f834017e2b4b09f24e.jpg)
釧路の市木なのですね。
そう言えば釧路には、はしどい学園や、はしどい橋、ハシドイ公園など、その名を使った物も多くあります。
でも、このハシドイの木がどんな木で、花が可愛らしくてとってもいい香りって事を知らない方も多いのではないでしょうか。
ライラックと同じモクセイ科で、香りもライラックに似ています。
アイヌの人達は「プシニ」と呼び、十勝の方では、「ドスナラ」と言ったりするそうです。
父の話では隔年でお花がいいから、きっと今年は綺麗なハシドイが見れるらしい。
そして何と、20年以上前に阿寒町で、ハシドイの香水を作っていた事があると言うではありませんか!
知らなかった~~!
早速色々調べてみると23年程前に、阿寒商工会でハシドイの香料を採っていたと言うことが分かりました。
地元阿寒町で、香料を抽出していたと言う驚きはもちろんのこと、あのライラックのような香りのハシドイが、香水になった時…いったいどんな香りになったのだろう!
花びらに含まれる精油比率は、ラベンダーなどと違って極端に少ないはずのハシドイ、ローズですら4kgの花びらから僅か1g程度しか抽出されないというのに、いったいどんな方法で抽出したのだろう!
大量のお花は誰がどんな形で採取したのだろう!
どうして阿寒町の香りとして残らなかったのだろう!
私の脳裏は???マークでいっぱいになり調べましたが、ネットで出てくる情報は、ハシドイ香水を作っていたと言うそれだけしかわかりませんでした。
そうするうちに、素敵なご縁が繋がり、当時阿寒商工会事務局長だった方と、販売に関わった当時の阿寒観光振興公社にいらっしゃった方の話を伺うことが出来たんです。
残念ながら古い話で、詳しい資料などは残っていなかったのですが、当時の「はしどい香水」、「はしどい石鹸」、「はしどい入浴剤」を見せて頂けることになり、阿寒町に行って来ました(^_^)
香料抽出の際、10kgのハシドイの花が必要と言われ、商工会職員やその家族、阿寒町住民の方、釧路市役所の職員や、音別町役場の職員の方までも協力して、やっと集めたといいます。
それはそうでしょう!あの小さな花びらが10kgなんて想像もできないくらい!
なんと、そうして抽出された100%ハシドイの香料原液サンプルが偶然にも残っていて、見せて頂きました。
サンプルと書いたビニールに入っていた1mlの容器には「パルファンド プシニ」と命名されたシールが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/d5/329a0c40735a84ed6b62e018147f56a8.jpg)
保存状態が良かったのか、経年による劣化も見られず、濃厚で優雅な香りを放っていました。
そして、「パルファンド プシニ」を原料にして作られた「はしどい」香水も見せて頂きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/5d/04e39d1253d334bdee9d93295fe537b6.jpg)
こちらは、他の香料や合成香料等を用い、調香師が作り商品となったものでした。
合成っぽい香りはするのですが、柔らかくソフトな香りで何とも懐かしさを感じます。
石鹸と入浴剤は、更にほんの僅かの「パルファンド プシニ」を加え作ったようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/7e/6d84f96b6bde908ca7cc7a51a8eaf0b8.jpg)
やはり、抽出部が花と言うことで、植物中のオイル比が少ない分、香料として抽出するまでにかかるコストが大きいことや、当時の社会情勢などから継続販売には結びつかなかったようでした。
ライラックや、ヒヤシンス、スズラン同様、ハシドイも有機溶剤法により香料となった時には、ジャスミンやローズと違い生の植物の時の香りとはまるで違って来るという特徴を持っているのでしょうか...
ハシドイ香水も生で香るあの優しい香りというよりは、ヨーロッパの貴族を思わせる濃厚でヘビーな香りです。
ハーブやアロマがこれからブームとなりつつあったあの時代には、癒しの香りというよりも、官能的な香りのハシドイ香水の需要は多くなかったのかも知れません。
このような高価な香料としてではなく、素朴なハシドイ、そのままの香り…
そんな香りが出来たらいいのに。
今年もハシドイのお花が咲くのが楽しみです(^_^)
そして香料に詳しい方とのご縁が繋がることを夢見て...
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釧路のアロマセラピー専門店 ヴィーヴル (施術・各種資格取得スクール・アロマ雑貨商品)
PC用
モバイル用
川内ゆかりフェイスブツク
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/f2/2195f70c078a68f834017e2b4b09f24e.jpg)
釧路の市木なのですね。
そう言えば釧路には、はしどい学園や、はしどい橋、ハシドイ公園など、その名を使った物も多くあります。
でも、このハシドイの木がどんな木で、花が可愛らしくてとってもいい香りって事を知らない方も多いのではないでしょうか。
ライラックと同じモクセイ科で、香りもライラックに似ています。
アイヌの人達は「プシニ」と呼び、十勝の方では、「ドスナラ」と言ったりするそうです。
父の話では隔年でお花がいいから、きっと今年は綺麗なハシドイが見れるらしい。
そして何と、20年以上前に阿寒町で、ハシドイの香水を作っていた事があると言うではありませんか!
知らなかった~~!
早速色々調べてみると23年程前に、阿寒商工会でハシドイの香料を採っていたと言うことが分かりました。
地元阿寒町で、香料を抽出していたと言う驚きはもちろんのこと、あのライラックのような香りのハシドイが、香水になった時…いったいどんな香りになったのだろう!
花びらに含まれる精油比率は、ラベンダーなどと違って極端に少ないはずのハシドイ、ローズですら4kgの花びらから僅か1g程度しか抽出されないというのに、いったいどんな方法で抽出したのだろう!
大量のお花は誰がどんな形で採取したのだろう!
どうして阿寒町の香りとして残らなかったのだろう!
私の脳裏は???マークでいっぱいになり調べましたが、ネットで出てくる情報は、ハシドイ香水を作っていたと言うそれだけしかわかりませんでした。
そうするうちに、素敵なご縁が繋がり、当時阿寒商工会事務局長だった方と、販売に関わった当時の阿寒観光振興公社にいらっしゃった方の話を伺うことが出来たんです。
残念ながら古い話で、詳しい資料などは残っていなかったのですが、当時の「はしどい香水」、「はしどい石鹸」、「はしどい入浴剤」を見せて頂けることになり、阿寒町に行って来ました(^_^)
香料抽出の際、10kgのハシドイの花が必要と言われ、商工会職員やその家族、阿寒町住民の方、釧路市役所の職員や、音別町役場の職員の方までも協力して、やっと集めたといいます。
それはそうでしょう!あの小さな花びらが10kgなんて想像もできないくらい!
なんと、そうして抽出された100%ハシドイの香料原液サンプルが偶然にも残っていて、見せて頂きました。
サンプルと書いたビニールに入っていた1mlの容器には「パルファンド プシニ」と命名されたシールが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/d5/329a0c40735a84ed6b62e018147f56a8.jpg)
保存状態が良かったのか、経年による劣化も見られず、濃厚で優雅な香りを放っていました。
そして、「パルファンド プシニ」を原料にして作られた「はしどい」香水も見せて頂きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/5d/04e39d1253d334bdee9d93295fe537b6.jpg)
こちらは、他の香料や合成香料等を用い、調香師が作り商品となったものでした。
合成っぽい香りはするのですが、柔らかくソフトな香りで何とも懐かしさを感じます。
石鹸と入浴剤は、更にほんの僅かの「パルファンド プシニ」を加え作ったようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/7e/6d84f96b6bde908ca7cc7a51a8eaf0b8.jpg)
やはり、抽出部が花と言うことで、植物中のオイル比が少ない分、香料として抽出するまでにかかるコストが大きいことや、当時の社会情勢などから継続販売には結びつかなかったようでした。
ライラックや、ヒヤシンス、スズラン同様、ハシドイも有機溶剤法により香料となった時には、ジャスミンやローズと違い生の植物の時の香りとはまるで違って来るという特徴を持っているのでしょうか...
ハシドイ香水も生で香るあの優しい香りというよりは、ヨーロッパの貴族を思わせる濃厚でヘビーな香りです。
ハーブやアロマがこれからブームとなりつつあったあの時代には、癒しの香りというよりも、官能的な香りのハシドイ香水の需要は多くなかったのかも知れません。
このような高価な香料としてではなく、素朴なハシドイ、そのままの香り…
そんな香りが出来たらいいのに。
今年もハシドイのお花が咲くのが楽しみです(^_^)
そして香料に詳しい方とのご縁が繋がることを夢見て...
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釧路のアロマセラピー専門店 ヴィーヴル (施術・各種資格取得スクール・アロマ雑貨商品)
PC用
モバイル用
川内ゆかりフェイスブツク
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販売元は、㈱阿寒町観光振興公社。
製造元は、横浜市神奈川区菅田町の㈱ミロットと表示されています。
容器の表側にはフランス語で標記されています。
私もハシドイの可憐な花が大好きで以前(かなり昔の事です_(^^;))赤いベレーの売店で購入したと思います。記憶が定かではありませんが、自分で購入したのは確かですφ(..)
ハシドイ石鹸や香水も売っていましたね!!
品物を取りにお伺いする時に持っていきますので香りを嗅いでみて下さい~♪♪
オーデコロンなので、香料の配分も少なくて、香りも軽くて爽やかですがφ(..)
ハシドイのオーデコロン、買われていたのですね!
凄いわ~。
いい香りのハシドイ、あのままの香りが採れるといいですよね~。
今年もハシドイのお花が咲くのが待ち遠しい私です(^_^)