黒砂台鍼灸あん摩治療院

鍼灸院の日常日記

お灸の使い道 切り傷の止血

2010-08-06 12:31:09 | 施術の説明 お灸
空き時間に患者さんのカルテ整理をしていたらスパッとやっちゃいました

傷は小さいのですが結構血が出てしまいました
このままでは治療に差しさわりが出るので早速傷を塞いでしまいます

昔は医療用?の瞬間接着剤を使用していました
(これはお医者さんに教えてもらいました)
一発で傷がふさがるのはいいのですが問題もありまして
薬品が傷にしみて痛いのと接着剤で指先の細かな感触が解りにくいんですね

しばらく前からお灸を使用しています

知恵を拝借したのは竜馬伝の情報もいただいた工藤先生→該当記事

本当に一発で傷が塞がり水洗いもOK
これが結構重要
治療をする際には頻繁に手洗いを行います
手の傷の一番の問題は此処なんですね
止まったと思っても手洗いで傷が開く
これでは仕事にならないわけです

でもお灸で焼いちゃえば結構平気
頻繁に手洗いしても傷が開くことはまず無いです
後は薄い指サックで大丈夫です

ちなみにこのお灸、皮膚でなく傷の上で行うので熱いです
というか痛いです
まあこれも一瞬で瞬間接着剤のしみるような痛みではないので大丈夫

焼いた指の写真は続きに
お見苦しいものですから


こんな感じで一発で血も固まって傷もこれ以上開くようなことは余りありません
ちなみに傷の周りの茶色いのはお灸のヤニです

普段はお灸が終わったら軽石でこすって落とすのですが、傷の上なので洗剤とブラシで洗ったのみ
しばらくは軽石ではなくブラシで洗います

瞬間接着剤より違和感も少なく出血を伴う傷はほとんどお灸で済ませています
まあでも念のため冷蔵庫には瞬間接着剤も入っています

外科的な使い方という変わったお灸の使い方でした

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