黒砂台鍼灸あん摩治療院

鍼灸院の日常日記

国家試験に落ちない方法 まとめ

2011-02-03 10:45:07 | 院長のひとり言
むかしむかし、学生時代に書いたブログのアクセスがこの時期に急増します。
鍼灸あん摩国家試験関連の記事へのアクセスが多くなるためです。
せっかくなのでコチラにも記事の中核部分を転載。いわゆる受験テクですが活用するだけで加点が見込めます。
国試過去問を解く際に練習がてらやってみるとイイですよ。


三週間後のこの時間には国家試験が始まっている予定です。(あん摩)
あとわずか3週間でもあり、まだ後3週間でもあるこの時期。
そろそろ勉強法を変える時期ともいえます。

ここまでの勉強が国家試験に受かるための勉強法だとしたら、これからの時間で最も大事なのは「国家試験に落ちないための勉強法」だと思います。

つまり
 ①テストでミスをしない問題の解き方を習得する
 ②暗記した単語を科目を超えて幅広く使える理解につなげる
 ③苦手科目で最低限の得点を拾えるようにする


これからの三週間、勉強の主体は過去問や認定問題を解くことが主体とですね。
ここで問題を解くときに上記を満たすにはどうしたらいいのか
実際の問題を解く形で説明します。

以下の内容は当たり前といったら当たり前。
やっていると言う人のほうが多いでしょうがまあ参考までに。


例問題  「メニエール病の症状でないのはどれか。
     1 めまい      2耳鳴り      3難聴      4耳漏
                          (第11回 鍼灸国家試験)」


 サービス問題とでも言うべき簡単な問題です。
 大事なのはこのようなサービス問題を極力落とさないこと。
 この問題を落とす理由で一番多いのは問題文のYes・Noの読み間違い
 
 「でないのは?」という問題を「であるのは」に読み違えるというのは誰でもある事です。

大学受験時の某予備校でもこっぴどく言われましたが、
「問題文の読み間違いは解ける問題でしか起こらない!」
というのは本当にその通りです。

しかも、この読み違いのミスは確認時にも同じミスをする傾向にあります。 
つまり、出来てると思い込んだ瞬間に、脳みそのチェック機構は休眠するんです。

では具体的なテクニックとしてどのように解いていくのか示します。

●解き方 レベル0  
  「メニエール病の症状でないのはどれか。
     1 めまい      2耳鳴り      3難聴     ○4耳漏」


 最もダメな解き方。
 問題文を読み間違ってもそのことに気付かないかもしれません。


●解き方 レベル1  
  「メニエール病の症状でないのはどれか。
     1 めまい      2耳鳴り      3難聴     ○4耳漏」


 最も基本的な解き方。
 問題文が肯定なのか否定なのか下線を引いてチェックするのは◎です。
 でも試験前の勉強法としてはイマイチ
 

●解き方 レベル2
  「メニエール病の症状でないのはどれか。
     1 めまい      2耳鳴り      3難聴     ○4耳漏→中耳炎

 
 実際の国試の本番にはこれが出来ればOKです。
 でも過去問を解くときには下のようにやったほうが良いです。


●解き方 レベル3
  「メニエール病の症状でないのはどれか。
     1 めまい      2耳鳴り      3難聴     ○4耳漏→中耳炎
  メニエール→原因不明の内耳疾患、内リンパ水腫?、発作性めまい、同時に難聴や耳鳴りも
  めまい→聴神経の問題?、脳腫瘍? 
  難聴→感音性・伝音性→ウエーバー検査(頭の真ん中)・リンネ検査(気導・骨導)

(付記として書き込みながら問題を解きます)

ハッキリ行ってめんどくさいし、大変。
でも、選択枝に知っている事を書き加えるだけでかなり情報の整理が出来ます。
しかも自分の弱いキーワードやジャンルがハッキリするというのは大事です。

最後、1点、2点に泣かないために、出来ることはしておきましょう。

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