よくお尋ねされる質問があります。
それは、ロートアイアンってどんなものを言うの？
ミシン台の脚みたいなものを作って欲しいのですが？
ひと昔のミシン台や機械の台座などは、
量産されていましたので、ほとんどが鋳物製で、
鋳造によって作られています。
鋳鉄感の仕上がりを好まれるお方も多く、
この質感で出来ないか？とも、よくお尋ねがあります。
重厚で、流れる曲線美もイイ風合いです。
僕自身も大好きなフォルムで、
鋳造で創りたいな～と思いながらも、一点ものではコスト高・・・
一点ものには不向きな分、手を出せない所も正直な想いです。
フォルムを近づけることは、可能ですので、
あの風合いを鉄脚に取り入れたいと想っています。
オーダーメイドでもご相談がありますが、
御見積もりの段階でビックリされて・・・
考えます・・・が、多いですね。
もう少し、工夫して少しでもコストダウンで創れるデザインを
いつも考えていおります。
もう少しお待ちください。
鉄の造形には、大きく分けて、
キャストと呼ばれる鋳鉄（写真上、茶）と、
ロートと呼ばれる鍛鉄（写真下、黒）があります。
簡単に説明すると？
鋳鉄は、型に溶けた鉄を流し込んで成形していきます。
鍛鉄は、高温で熱し、柔らかくなった鉄を成形していきます。
KUROGANE-YA/LABOでは、鍛鉄で造形しております。
キャストは、量産向きで、
骨董市など見かけるアンティークものは、
このキャストものが多いですね。
ロートは、量産もされていますが、
用途に合わせた一点ものに向いていて、補修も可能なので、
オーダーメイドが多いですね。
この大きく分けた2つの工法から、更に細分化され、
用途に合わせ、様々な技法で鉄は成形されていきます。
鉄の種類も用途で使い分けられ、
硬度を上げれる鉄、溶接し易い鉄、加工し易い鉄などなど・・・
KUROGANE-YAで扱っている鉄だけでも、
15種類ほどはあります。
ステンレスやアルミ、真鍮、銅・・・
金属造形という括りでいくと？
無限に広がっていきますね。
ステンレスもよく取り扱っているのですが、
鉄と同じく、種類も様々です。
磁石に反応するもの、溶接に向いているものなど・・・
銅やアルミも色々あるんですよ。
語りだすと？時間が足りないくらいに、
鉄のお話が出てきますので、
やんわり、ふんわりと？この辺で（笑）
GW中に出かけた街や公園などで、
通路の照明、プランタースタンド、
門扉、フェンスなどなど
そんな鉄達を探してみてくださいね～♪
マニアックですが、
更に鉄を感じたい人は、
塗装具合や錆び加減にも注目してみてくださいね～
鉄だと思っていたら？
意外と、銅や真鍮、ステンレス、アルミ、亜鉛ブリキ♪ってことがよくありますよ。
錆で判断できるので面白いです。
では！toi toi toi～♪
マハロ~♪
鉄造形/今岡ヒデノリ
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鉄造形家 今岡ヒデノリ
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