インキャパシタンツ/非常階段の美川俊治が厳選する酒を聞き、ノイズを聴く。ともに美川氏による簡単な解説付き。「酒とノイズ」第一夜となる今回は、インキャパシタンツと同じく今年デビュー30周年を迎えた、イギリスの伝説的ノイズ・グループ「ザ・ニュー・ブロッケーダーズ(The New Blockaders)」を特集。
詳細!!!!!
◆ 出演:美川俊治 (Incapacitants/非常階段)
◇ 日時:3月9日(水) 19:00開店/19:30よりノイズ開始
◇ 料金:¥1,000 (1ドリンク付き/メール予約できます)
◇ 会場:渋谷「UPLINK FACTORY」(Bunkamuraより徒歩3分)
Tel.03-6825-5502 / http://www.uplink.co.jp
東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1階
「ザ・ニュー・ブロッケーダーズとは何かと問われて、それはリチャードとフィリップのルペヌス兄弟を核とした英国のノイズユニットである、と答えたとすれば、それは事実であって間違いではないのだが、しかし、それだけでは余りに身も蓋もなく、そこらじゅうにある凡百の連中と十把一絡げにされてしまいかねない。勿論、彼らはそのようなものではない。─中略─ 最初に私が彼らの音を耳にしたのは、イーオンが運営していた自主レーベルからリリースされた「ライブ・アット・モルデン・タワー」と題されたカセットでのことであった。これはやはり100本限定の彼らの同タイトル自主リリースカセットの再発であったのだが、それはともかく、私は彼らが繰り広げる音の、容赦ないあらゆるものを撥ね付ける壮絶なまでの強靭さに驚嘆した。一瞬で私は彼らの虜になってしまった。─中略─ “反芸術でさえ芸術なのであり、それ故我々はそれも拒否する”という彼らの全くぶれない姿勢は、世界中のノイズ・アーティストから熱狂的な支持を集めるに至っている」
(以上、『ヴィヴァ・ネガティヴァ! ア・トリビュート・トゥ・ザ・ニュー・ブロッケーダーズIV』封入の、美川俊治氏による解説文より一部を抜粋)