法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

「クライエントとは?」

2014年05月26日 16時09分55秒 | 日乗

この頃は、カウンセリングという言葉も、
使用領域が広がって何が何やら分からなくなってしまいました。

唯円さんが、師・親鸞さんの教えがきちっと伝わっていないことを嘆いて
『歎異抄』を著されましたが、『カウンセリング歎異抄』を書きたくなっています。

創刊の頃の【落穂拾い】を読み返していましたら、

1995年1月1日【落穂拾い】No51で、
亀戸のご住職・古宇田さんが、
先師・五十嵐正美先生に問いをたてられた様子を報告しています。

簡素のやりとりです。

古宇田「五十嵐先生、クライエントとは何ですか?」

皆さんでしたら、何と答えられますか?

先師「久しぶりの同類です」

これだけの問答です。

先生の答えに接して、古宇田さんは心底に期するものを覚えたのでしょう。

ボクの勤務先の小学校にこられ、
「鈴木さん、五十嵐先生を囲んで勉強会をしましょう」と。

問いを立てられて古宇田さん。
先生のお答えの、“久しぶり”“同類”の含意。

6月の【くりのみ会】教育とカウンセリングコースの課題にしようと思います。

皆さん、ご感想をお待ちしています。


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-05-29 07:08:18
一言で、ぴたっと身体の芯に収まる言葉ですね。縁のある全ての人にもこの気持ちをもちたいです。
返信する
コメント感謝です。 (聞者くりのみ)
2014-05-29 23:55:25
先師の存在は、本当に有難いことです。
古宇田さんの問いにぴたっと答えられている先師。
この頃、ボクは仏教に興味をもっていますが、
仏教の要(カナメ)は、問答にあります。

古宇田さん問いにボクが答えるとすると、
「久しぶりの同行人(ドウギョウニン)」としてみたいです。

ご縁のある方との問答を大事にされることを念じます。
返信する

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