「心想事成(しんそうじせい)」の四文字熟語、知りませんでした。
中国語で、おめでたい言葉のようですね。
webで検索してみますと中国ではおめでたい言葉のようです。
また、将棋の谷川浩司九段は、扇子にこの四文字を揮毫しています。
意味は、「心に思う事が成就する」のようです。
この四文字を知ったのは、今読んでいる
『仏教発見!』西山厚著
講談社現代新書(p91)
からです。
西山さんは、つぎの次のように記している。
『正法眼蔵随聞記』については、高校二年生の時に、倫社の先生先生から教わった。「遠い国へひとりで行くとき(戦争に、だったかもしれない)、もしも一冊だけ本を持っていくとすれば、それは『正法眼蔵』だ」と、奥山隆夫先生は言われた。よく覚えている。
北京で知り合った中国の友だちが、「好きな言葉は〈心想事成〉」と言った。心想事成。心に想っている事は実現する。日本は聞いたことがない四文字熟語である。そのとき私は奥山先生を思い出し、道元のことを思った。
さて、話は飛んで昔話になります。
私が大学生の時のこと。
わが国のカウンセリングの土台を作った友田不二男先生が私の部屋に立ち寄ったことがある。
その時は、財団法人日本カウンセリングセンターの一部屋に寄宿していたので、先生がお立ち寄りいただくような幸運があったワケです。
で、いろいろ雑談の中で、先生が仰ったのは、
「人間は、思ったことが人生の中で実現していきます」と。
その時、私が尋ねたことは、
「切に思ったことは実現するということでしょうか?」
先生は、
「“切に”はいりません。思ったことはです」と。
特別の言葉とは感じませんでしたが、ずっと忘れられずあたためてきた出来事でした。
で、今回、偶然に「心想事成」の言葉を知って、40数年ぶりに花が咲いたような気分でいます。
人生面白ですなー!
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