宮城まり子さんのお名前を、今日の朝日新聞「天声人語」で見つけました。
以前、2度ほど講演会に出かけたことがあります。
また、「ねむの木学園」の子ども達作品展も何度か見たことがあります。
このところ、宮城まり子さんのお名前を聞くことがなかったので、何か懐かしい感じで「天声人語」を読みました。
今日の「天声人語」は次の通りです。
▼伝説ともいえる逸話は、登山に限らず「開拓者魂」というものをよく表していよう。とはいえ未知の領域を手探りで進む難路は並ではない。金星軌道に入り損なった探査機「あかつき」も、その困難に跳ね返されたといえる。成功の栄誉と失敗のリスクは、当然ながら正比例する▼かけた費用は250億円。巨額を無駄にしたのか、せめて将来への糧にできるのかは、今後の宇宙航空研究開発機構しだいとなろう。国の台所がきしむ時代、この手の予算は微妙な世論の背中に乗っている▼ずいぶん前になるが、ねむの木学園の宮城まり子さんにこんな話を聞いた。「ロケット打ち上げに失敗した時、記者さんから電話があったの。『膨大な浪費をするなら福祉に使って』と談話を取りたかったらしいのよ。私が『チャレンジに失敗はつきもの。冒険心を無くさないで』って言ったら、その人、困っちゃって」▼台所は厳しいが、開拓者魂への応援旗は掲げ続けたい。太陽系大航海がうたわれる時代。長い目を持たずには見えないものが、あるに違いない。
宮城まり子さんに、「お金を福祉に使って!」を期待した記者さんの電話。
「冒険心を無くさないで!」とのまり子さんの返事。
なかなか面白いですね。
そういえば思い出しました。
事業仕分けでの連坊さんとノーベル賞受賞の科学者との対立も似たようなことがありましたね。
国家やお金持ちの皆さんは、お金の使い方についていろいろ考えるのでしょう。
しかし、前期高齢者の私はですなー、少々の年金で行き先について迷うことはありませですなー。(笑い)
250億円という金額はハンパではない額ですが、
チャレンジし続ける心も大事なのでしょうね。
「あかつき」、6年後にはなんとか
金星の軌道に乗ってくれるとよいのですが…。
今日は出先で、新聞各紙をゆっくりと読みました。
朝日新聞、面白い記事がたくさん有りましたね。
慈慧さんも、「天声人語」をご覧になっていたんですね。
お金が、生きるか&死ぬか、なかなか難しいですね。予測はつきません。
でも、大金を任せられそうな人と、任せられそうにない人とがいそうですね。
今の、民主党政権、少々心配。
といって、自民党は、またまた心配。
国民は、税金を上手に使ってくれる政党の誕生を期待しているのでしょうね。