本日、第二百四回国会。
菅総理大臣の施政方針演説。
首相官邸のホームページで、全文を読みました。
柱は七項目。
一 新型コロナウィルス対策
二 東日本大震災からの復興、災害対策
三 我が国の長年の課題に答えを
四 地方への人の流れをつくる
五 少子化対策と社会保障の将来
六 外交・安全保障
七 おわりに
(一)の新型コロナウィルス対策の出だしは、
「国民の命と健康を守り抜く。まずは「安心」を取り戻すため、世界で猛威をふるい、我が国でも深刻な状況にある新型コロナウィルス感染症を一日も早く収束させます。…」
ボクは、いつも思うのですが、
「国民の命と健康を守り抜く」の枕詞。
こんなことは言わなくても、
そのことを実現するための具体策を施政方針で語ってもらいたいということ。
具体策が見当たりませんナー。
例えば、先日、
ノーベル賞受賞の四人の先生方が「緊急共同声明」を出されました。
「羽鳥慎一モーニングショー」にリモート出演した本庶先生。
ある会社が、PCR検査を積み込んだトラックターを準備していることを紹介していました。
本庶先生の、検査と隔離の充実。
ボクも、これしかないと思います。
そうそう、ボクが子どもの頃。
東伊豆の小さな町でしたが、
結核の流行対策で、「避病院」なるものがあったと記憶しています。
今は温泉街ですが、昔は、町から少し離れた寂しい所でしたっけ。
それにしても、今回の施政方針。
新型コロナ対策に特化した内容を期待していたのですが、
何とも“総花的”。ボクは、ガッカリ。
また、東京オリンピック・パラリンピックに関して。
「夏の東京オリンピック・パラリンピックは、人類が新型コロナウィルスに打ち勝った証として、また、東日本大震災からの復興を世界に発信する機会としたいと思います。
感染対策を万全なものとし、世界中に希望と勇気をお届けできる大会を実現するとの決意の下、準備を進めてまいります」
世界中が大流行の“いま”、
この菅総理の言葉が、どのようにうけとめられるのでしょうか?
世界的大流行で先が見えない現在、「新型コロナウィルスに打ち勝った証し」なんて、
寝言?戯言?
現状把握が出来ていないと思います。
そもそも、一番の問題は、
これまで、国会を閉じてきた政権与党の責任が大きいです。
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